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2章
51話 それぞれの進展
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シュリが攫われてから早くも4日目…追いかけてすぐの時は追いつけると思ったが1度巻かれたらその後は大きな手がかりもなくマホロは1人さまよっていた
「シュリ…どこだ…?」
まだ危険な状態では無い…あの夜俺の防御スキルを安全装置としてシュリに付与しておいたが、それが作動した様子が感じられない
思い当たるのはやはり3年前の事件…あの時シュリを狙ってた連中か、その仲間だろう。事情が事情だったから咎められずにずっと野放しにされてたんだろう。クナイに扮してたうちはバレてなかったんだろうが…
「俺のせいか…」
俺が合流したせいでシュリという名前で村の外に出てしまっていた。それを誰かに盗み聞かれたのだろう
俺の責任だ、絶対に助ける。…今度こそ
マホロは微かに感じる自分の残した魔力の痕跡を追ってまた走り出した
アニマストに来てから6日目、明日にはヒアラやキュアーの様子を見に行くという約束もあるから何としても助けなければと焦っていた
それから約2時間程経った頃、曖昧だった魔力の痕跡がはっきりと認識することが出来た
「…掴んだ。こっちか」
真っ直ぐ魔力の方に向かうとそこは明らかに正式な地上への道では無い穴が空いていた
「…地上?」
久しぶりの日差しに構えるも、そこは森の中だった
「…巨大樹か」
辺りを見回すとすぐ気づくレベルの大きさで巨大な木が佇んでいた
「まだ奥だな」
しかし、そんな巨大樹は痕跡とは関係なく、マホロは痕跡を追って森を抜けていく
しばらくすると、また地下に続く洞窟を発見した
「ここだな」
マホロは周囲を警戒し遠隔シールドの壁を周囲に浮遊させながら洞窟の中を進んで行く
すると、森には似ても似つかない金属の壁がそびえ立っていた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その頃…
「の、ノノさん…これはどうしましょう…」
「ど、どうしましょうって言われましても…!」
2人は一緒に来た5人組に連れられてアニマストから遠く離れた地上の建物まで来ていた。しかしそこで待ち構えていた獣人の軍隊?に囲まれたのだ
「ハリオ!誰だその2人は!人間じゃないか!捕虜か!?もし裏切りなら撃つぞ!」
ハリオと呼ばれた男は一緒に来た連中のリーダーだった。そういえばここに来るまでの移動に3日かけてきたのに名前すら聞いてなかったな
「ち、違う!この方達はリベレーターで協力者だ!しかもかなり強力だぞ!日本のリベレーター最強と名高いスズハさんと速さの天啓持ちのノノさんだ!」
「何?リベレーターがなんでこんなことに関与してきているんだ?すごい方なのは分かったがそれこそ巻き込んじまうのはいけないだろ!」
さっきから囲んでいる獣人の中で1人話しかけてきているあの人は恐らくこの集まりのリーダーなのだろう。緊迫感のある対応だが、リベレーターには経緯を払っているのが伝わってくる。やっぱり獣人は基本的にリベレーターに対して悪い印象は無いみたいだ
「すみません、私達、ハリオさん達の行動を目撃してしまって…最初は怪しんでいたのですが事情を聞いたら何とか手助けできないかといてもたってもいられなくて…」
「ハリオ…お前話したのか?無関係のリベレーター、それにスズハさんは多分あれだろ…3年前もこの国を救ってくれた英雄パーティの…」
「え?そうなんですか!?」
え?そうなの!?俺も知らなかった~!
思わずスズハにアイコンタクトをするとスズハは少し恥ずかしそうにしながらもこくりと頷いた
「ハリオお前…はぁ、知らなかったのか?あぁ、まぁお前はあれか、3年前の当時はこの部隊に入ってなかったから戦線の話を詳しく聞けてなかったのか」
「は、はい…すみません」
「いや、いい。スズハさん、ノノさん。ご無礼を働いてしまい申し訳ありませんでした!我々も現在緊迫した状態にありまして、油断が出来ないのです」
リーダーの男は囲んでいた獣人達に合図をして構えを解かせると元の配置に戻るよう指示をした
「ご挨拶が遅れてしまいました。私はこの軍を率いるドラウザと申します。スズハさんが来てくれた3年前はまだ下っ端でしたので、覚えてはいないかもですが、一応同じ戦場に赴いていました」
「ドラウザさん…もしかして、無力化した獣人を捕縛する部隊に入ってました?」
「あ!そうです!覚えててくれたんですか!?」
「ふふ…覚えていますよ。同じ戦地で命を賭ける者同士ですからね」
スズハとドラウザはまさかの再会を果たしたようですぐに意気投合して仲良く話していたが、昔のことを何も知らない俺からしたら疑問に思うことが多々あった
「スズハさん、3年前の戦いって、魔物に襲われたとか、今回みたいに他の国から襲われたとかじゃないんですか?獣人を捕縛って…」
「……複雑な戦いでした。3年前の戦いは獣人と獣人のぶつかり合いだったんですよ。とある事をきっかけに人間に牙を向こうとした獣人達がテロを起こしたのです。そしてそのテロの目的遂行のための鍵となる天啓を持った少女を巡って防衛隊、及び私達とテロリスト集団が激しい戦いをしました。それが3年前の事件…反異種交配テロでした」
「…反異種交配テロ?」
なんだそれ?異種交配なんて変態プレイが好きなやつくらいしかやらないだろうし、それを咎めるルールなんてのも無かっただろ?そんな事にテロして何をするんだ…
「まぁ、スズハさん…この話は少し重い。今は関係の無い事ですし、とりあえず基地内に入って今の戦況を伝えますので、目の前のことに集中しましょう」
ドラウザは少し悲しそうな顔をしていたがすぐに笑って流すと俺達を基地内に案内してくれた
奥の部屋に入ると大きな地図や作戦会議用の書類など、少し散らかっていたがいかにも戦場基地って感じの部屋が広がっていた
「ハリオから少し話は聞いていると思いますが、我々は様々な国と外交をするため周辺の各国に大使を遣わせています。しかしこの度、その大使達から一斉にロシアとアジア連合の戦争を仄めかすメールが届いたのです。」
「アジア諸国と聞いていましたが、連合になる感じなんですね、火種は何ですか?」
「そこなんです。それがどんなに調べてもいまいち戦争のきっかけというか火種になる出来事が分からないんですよ。」
「火種が分からない?どういうことですか?そんな曖昧な状態で戦争なんて起こるわけ無いと思うんですけど」
スズハは真剣な表情でドラウザと話をしている。俺も内容は理解出来るがこんなに入り込んだ事は難しいので黙っておくことにしよう
「そう、普通ならそんな状態で戦争なんて起こるわけが無いのです。しかしそれぞれの国から宣戦布告が出ているとの事でしたので、我々も万が一の状態に備えてい動いている感じです」
「宣戦布告がもう出ているんですか!?両国のぶつかり合いはいつに?」
「それが…4日後で…」
「4日後!?早すぎる。明らかにおかしいですよね?きっかけが分からない曖昧な状態で宣戦布告までして、恐らくお互い準備もまともに終わらないはずなのに…。私達の動きの理想はどこで着地させたいんでしょうか」
「出来れば原因を追求して4日後までに両側の代表を説得し、戦争を辞めさせることです。もし出来なかったとしても最悪戦場を変えたいですね。現時点だと予想される戦場はこの荒野あたり…我々アニマストが貿易で利用する重要な経路を含んでいるので、もしぶつかったら少なくとも西側からの供給は半年近く断たれると思われます。それだけで物資や食料の大半が失われる訳ですから、アニマストの市民の大半は餓死してしまうことでしょう」
「それは絶対に阻止しないといけませんね。実質あと3日…私達も全力で状況の解決に協力します。何かあればすぐに情報を送ってください」
スズハはリベレーター端末をドラウザに登録してもらうとすっと立ち上がった
「ノノさん。2人で何とかしましょう!必ず!」
「は、はい!」
思わず返事してしまったが若干置いていかれてる感ある!?まぁ…とりあえずアニマストがやられるのだけは阻止しなければなので全力で応えようと心に誓った
「シュリ…どこだ…?」
まだ危険な状態では無い…あの夜俺の防御スキルを安全装置としてシュリに付与しておいたが、それが作動した様子が感じられない
思い当たるのはやはり3年前の事件…あの時シュリを狙ってた連中か、その仲間だろう。事情が事情だったから咎められずにずっと野放しにされてたんだろう。クナイに扮してたうちはバレてなかったんだろうが…
「俺のせいか…」
俺が合流したせいでシュリという名前で村の外に出てしまっていた。それを誰かに盗み聞かれたのだろう
俺の責任だ、絶対に助ける。…今度こそ
マホロは微かに感じる自分の残した魔力の痕跡を追ってまた走り出した
アニマストに来てから6日目、明日にはヒアラやキュアーの様子を見に行くという約束もあるから何としても助けなければと焦っていた
それから約2時間程経った頃、曖昧だった魔力の痕跡がはっきりと認識することが出来た
「…掴んだ。こっちか」
真っ直ぐ魔力の方に向かうとそこは明らかに正式な地上への道では無い穴が空いていた
「…地上?」
久しぶりの日差しに構えるも、そこは森の中だった
「…巨大樹か」
辺りを見回すとすぐ気づくレベルの大きさで巨大な木が佇んでいた
「まだ奥だな」
しかし、そんな巨大樹は痕跡とは関係なく、マホロは痕跡を追って森を抜けていく
しばらくすると、また地下に続く洞窟を発見した
「ここだな」
マホロは周囲を警戒し遠隔シールドの壁を周囲に浮遊させながら洞窟の中を進んで行く
すると、森には似ても似つかない金属の壁がそびえ立っていた
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その頃…
「の、ノノさん…これはどうしましょう…」
「ど、どうしましょうって言われましても…!」
2人は一緒に来た5人組に連れられてアニマストから遠く離れた地上の建物まで来ていた。しかしそこで待ち構えていた獣人の軍隊?に囲まれたのだ
「ハリオ!誰だその2人は!人間じゃないか!捕虜か!?もし裏切りなら撃つぞ!」
ハリオと呼ばれた男は一緒に来た連中のリーダーだった。そういえばここに来るまでの移動に3日かけてきたのに名前すら聞いてなかったな
「ち、違う!この方達はリベレーターで協力者だ!しかもかなり強力だぞ!日本のリベレーター最強と名高いスズハさんと速さの天啓持ちのノノさんだ!」
「何?リベレーターがなんでこんなことに関与してきているんだ?すごい方なのは分かったがそれこそ巻き込んじまうのはいけないだろ!」
さっきから囲んでいる獣人の中で1人話しかけてきているあの人は恐らくこの集まりのリーダーなのだろう。緊迫感のある対応だが、リベレーターには経緯を払っているのが伝わってくる。やっぱり獣人は基本的にリベレーターに対して悪い印象は無いみたいだ
「すみません、私達、ハリオさん達の行動を目撃してしまって…最初は怪しんでいたのですが事情を聞いたら何とか手助けできないかといてもたってもいられなくて…」
「ハリオ…お前話したのか?無関係のリベレーター、それにスズハさんは多分あれだろ…3年前もこの国を救ってくれた英雄パーティの…」
「え?そうなんですか!?」
え?そうなの!?俺も知らなかった~!
思わずスズハにアイコンタクトをするとスズハは少し恥ずかしそうにしながらもこくりと頷いた
「ハリオお前…はぁ、知らなかったのか?あぁ、まぁお前はあれか、3年前の当時はこの部隊に入ってなかったから戦線の話を詳しく聞けてなかったのか」
「は、はい…すみません」
「いや、いい。スズハさん、ノノさん。ご無礼を働いてしまい申し訳ありませんでした!我々も現在緊迫した状態にありまして、油断が出来ないのです」
リーダーの男は囲んでいた獣人達に合図をして構えを解かせると元の配置に戻るよう指示をした
「ご挨拶が遅れてしまいました。私はこの軍を率いるドラウザと申します。スズハさんが来てくれた3年前はまだ下っ端でしたので、覚えてはいないかもですが、一応同じ戦場に赴いていました」
「ドラウザさん…もしかして、無力化した獣人を捕縛する部隊に入ってました?」
「あ!そうです!覚えててくれたんですか!?」
「ふふ…覚えていますよ。同じ戦地で命を賭ける者同士ですからね」
スズハとドラウザはまさかの再会を果たしたようですぐに意気投合して仲良く話していたが、昔のことを何も知らない俺からしたら疑問に思うことが多々あった
「スズハさん、3年前の戦いって、魔物に襲われたとか、今回みたいに他の国から襲われたとかじゃないんですか?獣人を捕縛って…」
「……複雑な戦いでした。3年前の戦いは獣人と獣人のぶつかり合いだったんですよ。とある事をきっかけに人間に牙を向こうとした獣人達がテロを起こしたのです。そしてそのテロの目的遂行のための鍵となる天啓を持った少女を巡って防衛隊、及び私達とテロリスト集団が激しい戦いをしました。それが3年前の事件…反異種交配テロでした」
「…反異種交配テロ?」
なんだそれ?異種交配なんて変態プレイが好きなやつくらいしかやらないだろうし、それを咎めるルールなんてのも無かっただろ?そんな事にテロして何をするんだ…
「まぁ、スズハさん…この話は少し重い。今は関係の無い事ですし、とりあえず基地内に入って今の戦況を伝えますので、目の前のことに集中しましょう」
ドラウザは少し悲しそうな顔をしていたがすぐに笑って流すと俺達を基地内に案内してくれた
奥の部屋に入ると大きな地図や作戦会議用の書類など、少し散らかっていたがいかにも戦場基地って感じの部屋が広がっていた
「ハリオから少し話は聞いていると思いますが、我々は様々な国と外交をするため周辺の各国に大使を遣わせています。しかしこの度、その大使達から一斉にロシアとアジア連合の戦争を仄めかすメールが届いたのです。」
「アジア諸国と聞いていましたが、連合になる感じなんですね、火種は何ですか?」
「そこなんです。それがどんなに調べてもいまいち戦争のきっかけというか火種になる出来事が分からないんですよ。」
「火種が分からない?どういうことですか?そんな曖昧な状態で戦争なんて起こるわけ無いと思うんですけど」
スズハは真剣な表情でドラウザと話をしている。俺も内容は理解出来るがこんなに入り込んだ事は難しいので黙っておくことにしよう
「そう、普通ならそんな状態で戦争なんて起こるわけが無いのです。しかしそれぞれの国から宣戦布告が出ているとの事でしたので、我々も万が一の状態に備えてい動いている感じです」
「宣戦布告がもう出ているんですか!?両国のぶつかり合いはいつに?」
「それが…4日後で…」
「4日後!?早すぎる。明らかにおかしいですよね?きっかけが分からない曖昧な状態で宣戦布告までして、恐らくお互い準備もまともに終わらないはずなのに…。私達の動きの理想はどこで着地させたいんでしょうか」
「出来れば原因を追求して4日後までに両側の代表を説得し、戦争を辞めさせることです。もし出来なかったとしても最悪戦場を変えたいですね。現時点だと予想される戦場はこの荒野あたり…我々アニマストが貿易で利用する重要な経路を含んでいるので、もしぶつかったら少なくとも西側からの供給は半年近く断たれると思われます。それだけで物資や食料の大半が失われる訳ですから、アニマストの市民の大半は餓死してしまうことでしょう」
「それは絶対に阻止しないといけませんね。実質あと3日…私達も全力で状況の解決に協力します。何かあればすぐに情報を送ってください」
スズハはリベレーター端末をドラウザに登録してもらうとすっと立ち上がった
「ノノさん。2人で何とかしましょう!必ず!」
「は、はい!」
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