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2章
49話 過去に囚われた刺客
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「ほらマホロちゃん!早くお風呂に入って寝る支度しなさいな!お布団もう敷いてるからね!寝巻きはそこに置いてるから!」
タミエはまるでお節介なおかんのようにせっせと寝る環境を整えてくれた
「…風呂、ありがとうございました」
「いいのよ!じゃあ、私もそろそろ寝るからね!部屋はさっき案内した部屋を自由に使ってちょうだい!あとは…ふふ、楽しみなさいね?私は1度寝たらどんなにうるさくても起きないから心配しないでちょうだい♡」
タミエはニヤニヤしながらウィンクして自室へ入っていった
「…なんの事だ?」
悩んでも仕方が無いので部屋に戻ろうと、ドアを開けるとなんとそこには既に布団に横になっているシュリがいた
「…一緒にって、寝るとこもだったのか」
「マホロさん…早く入ってきてください。その…私が寂しいので…」
「シュリ…ほんとに甘えん坊なやつだ」
仕方なく布団に入るとシュリはどこか顔を赤らめながらも笑顔で寄り添ってきた
「マホロさん…私、ずっとこうしてたかったんですよ?」
「…シュリ、小さい頃に助けてもらった程度で懐きすぎだ。少しのきっかけで懐いてたら将来相手が出来た時も心配だぞ」
しかし、それを聞いてもシュリは何も言わず、代わりにマホロの腕に抱きついてきた
「マホロさんはほんとに鈍感なんですね…私はそんなに軽い女じゃありませんよ。昔助けてもらってからずっと…」
「……軽くないならいいけど、こんなに密着して腕まで絡められると寝にくいんだけど」
シュリは少しムスッとするとガバッと起き上がりマホロに股がった
「マホロさん知ってますか?獣人は人間に比べて発情期が長く強いんです。そして好きな人がいる獣人はもう…我慢が出来なくなるんですよ…」
シュリは腰をお腹からマホロの股間に向けてゆっくりくねらせながら移動させ、今にも唇が触れそうな距離まで顔を近づけてきた
「マホロさん…私、まだ体は小さいですけど、獣人は人より成長が早いので大人と変わらないんですよ…マホロさん…。…っ!?」
しかし、シュリは腰を動かした先でなにかに気づいた
「硬く…なってない…マホロさん…なんでですか…?そんなに私に魅力無いですか…?」
暗くてよく見えないが、顔に大粒の水滴が零れる。シュリは泣きながらマホロの体に崩れた
「…違うんだ。シュリは可愛いし、魅力もある。…でも、俺じゃないんだ。俺はダメなんだ…」
「…どういう意味ですか?」
「俺の心は…ずっと囚われているんだよ。」
「……詳しくは聞かせてくれないんですね」
「ごめん…でもきっと話せる時が来たら、その時は話す」
「そうですか…分かりました。」
シュリは少し落ち着いてから観念したようにマホロの体から降りると最初の位置に戻った
「…発情期は我慢できないんじゃなかったのか」
「……」
「…まぁ、しっぽも立ってないし発情期特有のフェロモンも出てないもんな」
「…気づいてたのに黙ってるの、良くないです」
「…言いづらかっただろ」
「まぁ…、、」
シュリは少しの沈黙の後、何故かまた腕に抱きついてきた
「おい、だから…」
「寝ましょ?マホロさん」
上目遣いで笑みを浮かべる表情は暗さに目が慣れてきたマホロの目を焼き付いた
「…そうだな。おやすみ」
長いようで短い、2人の初日が終わった
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
次の日、2人はお墓参りに向かっていた
「…3年前埋葬した土地をそのまま墓地にしたんだな」
「はい。マホロさんも埋葬に手伝ってくれましたし、私たちの都合で場所を移動させるのも違うかなって」
「…そうだな」
しばらく歩くにつれて洞窟は小さくなっていったが、人1人やっと入れるくらいの通路まで縮んだ先に少し広がった空間があった
「…久しぶりだ。皆」
空間の真ん中には小さな石が立てられており、その時亡くなった獣人達の名前が刻まれている
マホロは墓石の前に立膝をついて黙祷した
「あっ、私お水取ってきますね!」
シュリは気を利かせて墓地から遠くない水道まで水を取りに行った
「…皆で守ったシュリは、今も元気だよ。みんなの分も、強く生きてる。もう力の制御も出来てるようだし何も心配事は無いだろう」
そう。3年前の事件とは、シュリの天啓に関わることで起こった獣人同士の戦争だった。思想の違う獣人達の争いに巻き込まれたシュリは囚われの身となり、それを助けるために多くの犠牲を払ったのだ。マホロとスズハはその時アカネと3人でたまたま居合わせ、事件解決に貢献したのである
「またしばらくここにいるからさ、その間は俺もついてるから…絶対守る」
マホロは過去を思い出し、戦場に散った友達の顔を浮かべしばらくその場に留まっていた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
しかしその頃、シュリに怪しい影が忍び寄っていた
「ふんふふ~ん、どんな女がいたとしてもこの1週間はマホロさんは私の物だ~!また修行もしてもらわないと…」
独り言を呟きながら桶に水を注いでいると物陰から何か気配を感じた
「…っ!?何者!」
素早く臨戦態勢を整えるが、その人物は一瞬で背後に回っていた
「速いっ!?もがっ…!」
振り返った瞬間に口を手で防がれ声を出せなくなる
(犯人は誰…!?仮面を被っていてよく見えない…)
しかし少し経つと、手袋に睡眠を促す粉でも仕掛けていたのか、意識が朦朧としだした
(ま、まずい…私の過去を知る人物?マホロさんに何か伝えないと…)
そこまで考えたところでシュリは犯人の特徴を目にする
(…!それは…まさか、なんで…こんな…)
次第に狭まる視界の中で見たその光景を最後にシュリは意識を失った
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
シュリが水を汲みに行ってから5分程経った
「…シュリ、遅いな」
嫌な予感がする。来た道を引き返そう。確か道中に水道もあったはず
墓地の空間を抜けしばらく通路を歩いていると水道が見えてきた
「っ!?シュリ…!!」
そこにあったのはシュリが持っていた桶だった。水は流れたまま桶から溢れ続けており明らかにただ事じゃないことが起こったのは明白だった
「…くそっ!」
ここからしばらくは一直線の通路だ。そう遠くには行ってないはず!
マホロは水道の水を止めると急いで追いかけた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
時を同じくノノとスズハも怪しい集団を追いかけていた
「うーん、怪しいことには間違い無いですけど、悪いことしてるようには見えませんね」
「そうですねぇ…私、ちょっと話を聞いてきます!」
そういうとスズハは自分の透明化を解除して怪しい集団に近づいていった
「あっ!ちょっと!?危ないですよ!」
しかしスズハは気にも止めずグイグイ行ってしまった
「あのー、すみません。リベレーターのものなんですが、道に迷ってたところでたまたまあなた達を見かけて…今何をされてたんですか?」
「ん?おぉ!リベレーターの方か!この度はアニマストまで来てくれてありがとうございます!私達の事は特に気にする事はないので大丈夫です!それより、どこに行こうとしてたんですか?」
「ノールの村まで…。ただ、あなた達のしている事って、ただの仕事じゃないですよね?」
スズハの話しかけた5人の集団は見かけによらず気さくに話に応じてくれていたが、スズハの一言でギクッと表情が変わった
「えっ!?なんのことでしょうか…」
「あなた方の魔力の流れが活発すぎるんです。どうも常に臨戦態勢を整えているように見えて怪しいです。普通の仕事ではこうなりませんよね?その格好なら自警団でも無いでしょう」
「ま、魔力の流れ!?そんなのが見えるんですか…」
率先して話してくれているリーダーっぽい男は仲間と顔を見合せると少しして観念したように肩を落とした
「はぁ…そこらへんが見えてるなら何も隠せませんね…」
「別に罰す訳では無いので、何をしていたのか正直に教えてください」
スズハは陰に隠れていたノノの透明化も解き来るように手招きした。
しっかり尾行されていたことを悟った連中は最初こそびっくりしていたが2人の話を聞いて納得したようだった
「…なるほど、かの有名な魔導のスズハさんに、速さのノノさんですか…そりゃ自分たちの行動なんて筒抜けなわけだ」
5人のうち4人は引き続き行動を行っており、話してくれていた男が1人だけ話をしてくれた
「我々はこのアニマストを挟む国同士の戦争を止めようとしているのです。」
「戦争?そんなのがあるんですか」
「はい。原因は分かりませんが、ロシアとアジア諸国で大規模な戦争があるとの事なのです。そしてそれがぶつかるであろう戦地がこのアニマストの貿易に大きな打撃を与えそうなので我々は人間に見つからないように日々隠密しながら各国の代表へと辿り着き説得をする予定なのです。」
「ふむ、難しい話になってきたな。なんでまたこのタイミングなんだろ?巻き込まれる俺ら最悪すぎますね」
「そうですねぇ…アニマストはリベレーターにとって大事な国ですから、もし巻き込まれて壊滅的な被害を受けるのも避けたいですし、何とか私達も動いてみますか」
スズハとノノは平和そうに見えるアニマストに迫る危機を知り、独断でその集団と行動を共にすることにした
タミエはまるでお節介なおかんのようにせっせと寝る環境を整えてくれた
「…風呂、ありがとうございました」
「いいのよ!じゃあ、私もそろそろ寝るからね!部屋はさっき案内した部屋を自由に使ってちょうだい!あとは…ふふ、楽しみなさいね?私は1度寝たらどんなにうるさくても起きないから心配しないでちょうだい♡」
タミエはニヤニヤしながらウィンクして自室へ入っていった
「…なんの事だ?」
悩んでも仕方が無いので部屋に戻ろうと、ドアを開けるとなんとそこには既に布団に横になっているシュリがいた
「…一緒にって、寝るとこもだったのか」
「マホロさん…早く入ってきてください。その…私が寂しいので…」
「シュリ…ほんとに甘えん坊なやつだ」
仕方なく布団に入るとシュリはどこか顔を赤らめながらも笑顔で寄り添ってきた
「マホロさん…私、ずっとこうしてたかったんですよ?」
「…シュリ、小さい頃に助けてもらった程度で懐きすぎだ。少しのきっかけで懐いてたら将来相手が出来た時も心配だぞ」
しかし、それを聞いてもシュリは何も言わず、代わりにマホロの腕に抱きついてきた
「マホロさんはほんとに鈍感なんですね…私はそんなに軽い女じゃありませんよ。昔助けてもらってからずっと…」
「……軽くないならいいけど、こんなに密着して腕まで絡められると寝にくいんだけど」
シュリは少しムスッとするとガバッと起き上がりマホロに股がった
「マホロさん知ってますか?獣人は人間に比べて発情期が長く強いんです。そして好きな人がいる獣人はもう…我慢が出来なくなるんですよ…」
シュリは腰をお腹からマホロの股間に向けてゆっくりくねらせながら移動させ、今にも唇が触れそうな距離まで顔を近づけてきた
「マホロさん…私、まだ体は小さいですけど、獣人は人より成長が早いので大人と変わらないんですよ…マホロさん…。…っ!?」
しかし、シュリは腰を動かした先でなにかに気づいた
「硬く…なってない…マホロさん…なんでですか…?そんなに私に魅力無いですか…?」
暗くてよく見えないが、顔に大粒の水滴が零れる。シュリは泣きながらマホロの体に崩れた
「…違うんだ。シュリは可愛いし、魅力もある。…でも、俺じゃないんだ。俺はダメなんだ…」
「…どういう意味ですか?」
「俺の心は…ずっと囚われているんだよ。」
「……詳しくは聞かせてくれないんですね」
「ごめん…でもきっと話せる時が来たら、その時は話す」
「そうですか…分かりました。」
シュリは少し落ち着いてから観念したようにマホロの体から降りると最初の位置に戻った
「…発情期は我慢できないんじゃなかったのか」
「……」
「…まぁ、しっぽも立ってないし発情期特有のフェロモンも出てないもんな」
「…気づいてたのに黙ってるの、良くないです」
「…言いづらかっただろ」
「まぁ…、、」
シュリは少しの沈黙の後、何故かまた腕に抱きついてきた
「おい、だから…」
「寝ましょ?マホロさん」
上目遣いで笑みを浮かべる表情は暗さに目が慣れてきたマホロの目を焼き付いた
「…そうだな。おやすみ」
長いようで短い、2人の初日が終わった
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
次の日、2人はお墓参りに向かっていた
「…3年前埋葬した土地をそのまま墓地にしたんだな」
「はい。マホロさんも埋葬に手伝ってくれましたし、私たちの都合で場所を移動させるのも違うかなって」
「…そうだな」
しばらく歩くにつれて洞窟は小さくなっていったが、人1人やっと入れるくらいの通路まで縮んだ先に少し広がった空間があった
「…久しぶりだ。皆」
空間の真ん中には小さな石が立てられており、その時亡くなった獣人達の名前が刻まれている
マホロは墓石の前に立膝をついて黙祷した
「あっ、私お水取ってきますね!」
シュリは気を利かせて墓地から遠くない水道まで水を取りに行った
「…皆で守ったシュリは、今も元気だよ。みんなの分も、強く生きてる。もう力の制御も出来てるようだし何も心配事は無いだろう」
そう。3年前の事件とは、シュリの天啓に関わることで起こった獣人同士の戦争だった。思想の違う獣人達の争いに巻き込まれたシュリは囚われの身となり、それを助けるために多くの犠牲を払ったのだ。マホロとスズハはその時アカネと3人でたまたま居合わせ、事件解決に貢献したのである
「またしばらくここにいるからさ、その間は俺もついてるから…絶対守る」
マホロは過去を思い出し、戦場に散った友達の顔を浮かべしばらくその場に留まっていた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
しかしその頃、シュリに怪しい影が忍び寄っていた
「ふんふふ~ん、どんな女がいたとしてもこの1週間はマホロさんは私の物だ~!また修行もしてもらわないと…」
独り言を呟きながら桶に水を注いでいると物陰から何か気配を感じた
「…っ!?何者!」
素早く臨戦態勢を整えるが、その人物は一瞬で背後に回っていた
「速いっ!?もがっ…!」
振り返った瞬間に口を手で防がれ声を出せなくなる
(犯人は誰…!?仮面を被っていてよく見えない…)
しかし少し経つと、手袋に睡眠を促す粉でも仕掛けていたのか、意識が朦朧としだした
(ま、まずい…私の過去を知る人物?マホロさんに何か伝えないと…)
そこまで考えたところでシュリは犯人の特徴を目にする
(…!それは…まさか、なんで…こんな…)
次第に狭まる視界の中で見たその光景を最後にシュリは意識を失った
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シュリが水を汲みに行ってから5分程経った
「…シュリ、遅いな」
嫌な予感がする。来た道を引き返そう。確か道中に水道もあったはず
墓地の空間を抜けしばらく通路を歩いていると水道が見えてきた
「っ!?シュリ…!!」
そこにあったのはシュリが持っていた桶だった。水は流れたまま桶から溢れ続けており明らかにただ事じゃないことが起こったのは明白だった
「…くそっ!」
ここからしばらくは一直線の通路だ。そう遠くには行ってないはず!
マホロは水道の水を止めると急いで追いかけた
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時を同じくノノとスズハも怪しい集団を追いかけていた
「うーん、怪しいことには間違い無いですけど、悪いことしてるようには見えませんね」
「そうですねぇ…私、ちょっと話を聞いてきます!」
そういうとスズハは自分の透明化を解除して怪しい集団に近づいていった
「あっ!ちょっと!?危ないですよ!」
しかしスズハは気にも止めずグイグイ行ってしまった
「あのー、すみません。リベレーターのものなんですが、道に迷ってたところでたまたまあなた達を見かけて…今何をされてたんですか?」
「ん?おぉ!リベレーターの方か!この度はアニマストまで来てくれてありがとうございます!私達の事は特に気にする事はないので大丈夫です!それより、どこに行こうとしてたんですか?」
「ノールの村まで…。ただ、あなた達のしている事って、ただの仕事じゃないですよね?」
スズハの話しかけた5人の集団は見かけによらず気さくに話に応じてくれていたが、スズハの一言でギクッと表情が変わった
「えっ!?なんのことでしょうか…」
「あなた方の魔力の流れが活発すぎるんです。どうも常に臨戦態勢を整えているように見えて怪しいです。普通の仕事ではこうなりませんよね?その格好なら自警団でも無いでしょう」
「ま、魔力の流れ!?そんなのが見えるんですか…」
率先して話してくれているリーダーっぽい男は仲間と顔を見合せると少しして観念したように肩を落とした
「はぁ…そこらへんが見えてるなら何も隠せませんね…」
「別に罰す訳では無いので、何をしていたのか正直に教えてください」
スズハは陰に隠れていたノノの透明化も解き来るように手招きした。
しっかり尾行されていたことを悟った連中は最初こそびっくりしていたが2人の話を聞いて納得したようだった
「…なるほど、かの有名な魔導のスズハさんに、速さのノノさんですか…そりゃ自分たちの行動なんて筒抜けなわけだ」
5人のうち4人は引き続き行動を行っており、話してくれていた男が1人だけ話をしてくれた
「我々はこのアニマストを挟む国同士の戦争を止めようとしているのです。」
「戦争?そんなのがあるんですか」
「はい。原因は分かりませんが、ロシアとアジア諸国で大規模な戦争があるとの事なのです。そしてそれがぶつかるであろう戦地がこのアニマストの貿易に大きな打撃を与えそうなので我々は人間に見つからないように日々隠密しながら各国の代表へと辿り着き説得をする予定なのです。」
「ふむ、難しい話になってきたな。なんでまたこのタイミングなんだろ?巻き込まれる俺ら最悪すぎますね」
「そうですねぇ…アニマストはリベレーターにとって大事な国ですから、もし巻き込まれて壊滅的な被害を受けるのも避けたいですし、何とか私達も動いてみますか」
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