50 / 75
2章
48話 久しぶりの歓迎
しおりを挟む
また時は遡り、ヒアラとキュアーが特訓を始め、ノノとスズハがショッピングを始めた頃
ノノは1人とある場所に向かっていた
1人黙々と進んだ先で辿り着いたのはスズハ達が向かっていたノールの村とは別の村であるシャルハ村だった
「……変わらないな」
村に入ると数年前と変わらない景色が広がっておりどこか懐かしい気分になった
「あら?あなた…?もしかしてマホロちゃんかい?」
「……?」
「あらぁ!やっぱりそうじゃない!懐かしいわね!何年ぶりかしら?」
「…3年くらい?」
「あらやだもうそんなに経っちゃったのかしら!歳とったら早く感じちゃうのやだわねぇ~!それにしてもマホロちゃんは相変わらず大人しいわねぇ~!」
突然話しかけてきたその獣人の女性は3年前の出来事の際に色々とあって顔見知りになったタミエだった
「…シュリは?」
「あらやだ、マホロちゃんってばやっぱりあの子に会いに来てくれたのね!妬けちゃうわぁ!」
や、やりづらい…いちいちオーバーでテンションに置いていかれるんだこの人は
「シュリちゃんは今色々とあってね、ミスティに出てお仕事をしているわよ」
「…え、シュリが?危ないんじゃ…」
「んもう、マホロちゃんってば、心配性なのは嬉しいけどあの子も村の皆に支えられて立派に成長したのよ?もう昔みたいなことは…無いと思うわよ。」
タミエは最初こそ笑いながらだったが、昔を思い出してか、少し懐かしむような表情で呟いた
「まぁ、夜になれば帰ってくるわよ。3年前のこともあって街では偽名を使っているそうだけど、なんて言ったかしらね…忘れちゃったわ。とにかく村の皆きっとマホロちゃん見たら喜ぶわよ!顔だけでも見せに行きなさいね!」
「…わかった」
シャルハの村はそこまで広くなく、多くても20棟あるかないかくらいだ。そういうこともあり村の中で少しでも何か変かがあれば一瞬で村全体に広がるようになっている
そのため…
「あ、あの…」
「お!マホロ!待ってたぞ!遅いじゃないか!久しぶりだな!またアニマストに来るなら連絡よこしてくれてもいいのによ!?」
「は、はぁ…(なぜもう伝わっている?)」
15分後…
「あの、」
「あー!マホロ君!さっきタミエさんから聞いたよー!またしばらくここにいるんだって!?どのくらい滞在するの!?今日はみんなでお祝いだー!」
「いや、疲れるから…」
さらに20分後…
「あっ…」
「あら!マホロさん!ちょっと待ってね…あなたー!マホロさんがいらしたわよ!」
「おー!良かった!急いでお祝いの品を買ってきてて良かった!うちにだけ来ないんじゃないかと焦ったぜ!」
「……はぁ」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
そしてマホロが全ての住人に顔を見せた頃にはすっかりよるになっていた
(道中会う人とかも含めて全部の家を回ったわけじゃないのにこの時間…)
そして夜という事は…
「ほらマホロちゃん!みんなもう準備できているよ!久しぶりの再会なんだ!盛大にお祝いさせてくれよ!」
「お祝い…?」
そう、マホロにとってはすごく辛い、人情に厚い人達からの歓迎パーティだ。
村の中でも広めの民家を会場にして村中の住人が集まっていた
「お、お邪魔します…」
「お邪魔なんてまたまた~!ほら!座った座った!マホロ君が好きかと思って!ほら!日本食の寿司!買ってきたよ!」
「どうも…(生魚そんなに好きじゃないとか言えないな…)」
総勢何人くらいだろうか、50人くらいはいる。ほんと勘弁してくれ…
しかし、村人たちは待ってくれず、まるで結婚式のようにマホロのテーブルに一人一人挨拶と飲み物の差し入れを回し始めた
30分程経った頃、全員が周りきろうとしたその時、タミエがキョロキョロしだした
「マホロちゃん、ごめんねぇ?シュリちゃんもうそろそろ帰るって連絡があったんだけど…」
「心配だな、迎えにでも…」
「大丈夫よ!そこまでは心配しなくていいわ!もう2年くらい毎日なんだもの、あの子もしっかりしてるわよ!」
「そうか…」
その後もシュリは現れずしばらく宴会は続いていたが、23時を回った頃に入り口の方が騒がしくなった
「シュリ!やっと帰ったか!マホロ君来てるぞ!久しぶりだろ!命の恩人なんだからちゃんと挨拶しとけよ!」
「え…!?マホロさん!?え、えぇっと…先に着替えてくるね…」
姿は見えないが玄関の方から声が聞こえた。3年前以来なので久しぶりな気もしたが、その声は何故かあまり懐かしさを感じさせなかった
シュリが帰ってくると、これから盛り上がると思いきや何故か村人の皆は帰る支度を始めた
「あー、楽しかったぜ!マホロ君!この後シュリちゃんと楽しんでな!」
「…え?」
「マホロさん!ファイトですよ!」
「…いや、特に何も無いんだが」
なんだ…?なんの応援なんだ?
村人の皆が片付けを終え解散するまでそう長くかからなかった。
やっと静かになった家の中でぐったりと待っていると自宅で着替えてきたシュリがやってきた
「あの…!お待たせしまし…あれ?みんなは!?」
「何言ってるのよシュリちゃん!みんなもう楽しんだからあとはシュリちゃんに独り占めさせてあげようとしてるに決まってるじゃない!」
「ふぇ~!?や、やめてよそんなの~!恥ずかしいじゃん!」
「いいからいいから、ほら、リビングにマホロちゃんいるわよ!」
「う、うん…」
タミエさんの丸聞こえな話を聞いてしまって逆に気まずくなってしまったが、いよいよ再会なので少し緊張した
「…あっ、マホロさん…」
「…シュリ。久しぶりだね」
ドアの方から恐る恐る姿を見せたシュリはまだ小柄ではあったが、すごくしっかりした女の子に育っていた。長かった髪も短くして若干おめかしもしているように見えた
「あ、久しぶり…?ですかね?」
「…うん。そうか、獣人は成長も早いから時間の流れも早く感じるよね」
「そういうもの…ですか…ね?(小声)むしろ遅い気が…」
「…元気にしてた?」
「あっ…はい!今日はあれ以降何も問題なく帰宅出来たので危険とかは無かったですね」
シュリは少し緊張しているのか、一つ一つの言葉選びを少し迷っているようだった
「…?…そうか。仕事してたんだよな。昔の出来事を克服して偉いぞ」
「ありがとうございます!マホロさんに助けられたこの命、大事にしろとは言われましたけど、無駄にするのも嫌だったので自立して将来活かそうと思いました!マホロさんは元気そうでなによりです!あの後は真っ直ぐここに来られたんですか?」
「あの後?…いや、今日はパーティの皆とは別行動しできたんだ」
「はい、知ってますよ?」
「…?なんでだ?」
シュリにそんな能力あったか?天啓のジャンルは関係なさそうだったが…
「いや、なんでも何も、いたじゃないですか!その場に!」
????なんだ?何が起こっている?
「隠密…!?」
「いや、ほんとに気づいてないんですか?私ですよ、クナイですよ!今朝案内したじゃないですか!」
「え゛」
「仕事の時は偽名でやってるんですけど、それ関係なしに気づいてくれてたと思ってましたよ!マホロさんだけ素っ気なかったので知り合いがいて恥ずかしかったのかと…」
「いや、あれが普段の俺なんだが…」
「え!?こんなに優しいマホロさんがあんなにクールな感じなんですか!?」
「あぁ、そこは別にいいんだが、ほんとにクナイがシュリなのか…?服やメイクが違うのは分かるが、全然違うぞ」
そう、クナイはなんというか、出来る弟子のような…優秀なアシスタントのような雰囲気だった。シュリは元々温厚で泣き虫でふわふわした印象だったのに…!
「獣人は匂いとかでも色々バレるので身なりだけでなく毛並みや匂いもカモフラージュしてるんです。声だけは変えられないですけど」
「なるほど…どうりで声があんまり久しぶりに感じなかったわけだ。ただの違和感じゃなかったか」
「ふふん!でもマホロさんでもバレないとは、これで安心出来ます!」
「…明日、亡くなった皆のお墓参りをしようと思うんだ。シュリ…クナイ?の予定がもし合えば一緒に行かないか」
「ふふ、2人の時は仕事関係ないですからシュリでいいですよ!明日は特に予定無いので大丈夫です!1週間後にヒアラさん達の様子を研究所まで見に行くんですけど、それまではある程度自由が効きますね!」
「…そうか。なら良かった。明日はよろしくな」
「はい!………あの、それで…」
明日の約束も済んだので解散しようとするとシュリはもじもじとしだした
「…?トイレか?」
「ち、違います!その……今夜は…マホロさんどこで寝るんですか…?」
「…確かタミエさんに強引に家に来いって言われてた気がするけど」
断れる状況じゃなかったのは言うまでもない
「じゃ、じゃあ!その…私も一緒に…」
「?」
「わ、私も一緒に!ご一緒させて頂いてもいいですか…?」
「なんだ、そんなことか。タミエさんがいいならいいんじゃないか?」
シュリは昔から甘えん坊だったからな。懐いた相手にくっつきたいのだろう
「もう…!マホロさんの鈍感!」
「…?」
何故か怒ったシュリは部屋から出ていきタミエさんの家に一足先に走っていった
「…仕方がないやつだ」
まぁ、本気で怒ってるようには見えなかったし明日には機嫌も治すだろう
マホロはパーティ会場の家主に挨拶をするとタミエの家に向かった
ノノは1人とある場所に向かっていた
1人黙々と進んだ先で辿り着いたのはスズハ達が向かっていたノールの村とは別の村であるシャルハ村だった
「……変わらないな」
村に入ると数年前と変わらない景色が広がっておりどこか懐かしい気分になった
「あら?あなた…?もしかしてマホロちゃんかい?」
「……?」
「あらぁ!やっぱりそうじゃない!懐かしいわね!何年ぶりかしら?」
「…3年くらい?」
「あらやだもうそんなに経っちゃったのかしら!歳とったら早く感じちゃうのやだわねぇ~!それにしてもマホロちゃんは相変わらず大人しいわねぇ~!」
突然話しかけてきたその獣人の女性は3年前の出来事の際に色々とあって顔見知りになったタミエだった
「…シュリは?」
「あらやだ、マホロちゃんってばやっぱりあの子に会いに来てくれたのね!妬けちゃうわぁ!」
や、やりづらい…いちいちオーバーでテンションに置いていかれるんだこの人は
「シュリちゃんは今色々とあってね、ミスティに出てお仕事をしているわよ」
「…え、シュリが?危ないんじゃ…」
「んもう、マホロちゃんってば、心配性なのは嬉しいけどあの子も村の皆に支えられて立派に成長したのよ?もう昔みたいなことは…無いと思うわよ。」
タミエは最初こそ笑いながらだったが、昔を思い出してか、少し懐かしむような表情で呟いた
「まぁ、夜になれば帰ってくるわよ。3年前のこともあって街では偽名を使っているそうだけど、なんて言ったかしらね…忘れちゃったわ。とにかく村の皆きっとマホロちゃん見たら喜ぶわよ!顔だけでも見せに行きなさいね!」
「…わかった」
シャルハの村はそこまで広くなく、多くても20棟あるかないかくらいだ。そういうこともあり村の中で少しでも何か変かがあれば一瞬で村全体に広がるようになっている
そのため…
「あ、あの…」
「お!マホロ!待ってたぞ!遅いじゃないか!久しぶりだな!またアニマストに来るなら連絡よこしてくれてもいいのによ!?」
「は、はぁ…(なぜもう伝わっている?)」
15分後…
「あの、」
「あー!マホロ君!さっきタミエさんから聞いたよー!またしばらくここにいるんだって!?どのくらい滞在するの!?今日はみんなでお祝いだー!」
「いや、疲れるから…」
さらに20分後…
「あっ…」
「あら!マホロさん!ちょっと待ってね…あなたー!マホロさんがいらしたわよ!」
「おー!良かった!急いでお祝いの品を買ってきてて良かった!うちにだけ来ないんじゃないかと焦ったぜ!」
「……はぁ」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
そしてマホロが全ての住人に顔を見せた頃にはすっかりよるになっていた
(道中会う人とかも含めて全部の家を回ったわけじゃないのにこの時間…)
そして夜という事は…
「ほらマホロちゃん!みんなもう準備できているよ!久しぶりの再会なんだ!盛大にお祝いさせてくれよ!」
「お祝い…?」
そう、マホロにとってはすごく辛い、人情に厚い人達からの歓迎パーティだ。
村の中でも広めの民家を会場にして村中の住人が集まっていた
「お、お邪魔します…」
「お邪魔なんてまたまた~!ほら!座った座った!マホロ君が好きかと思って!ほら!日本食の寿司!買ってきたよ!」
「どうも…(生魚そんなに好きじゃないとか言えないな…)」
総勢何人くらいだろうか、50人くらいはいる。ほんと勘弁してくれ…
しかし、村人たちは待ってくれず、まるで結婚式のようにマホロのテーブルに一人一人挨拶と飲み物の差し入れを回し始めた
30分程経った頃、全員が周りきろうとしたその時、タミエがキョロキョロしだした
「マホロちゃん、ごめんねぇ?シュリちゃんもうそろそろ帰るって連絡があったんだけど…」
「心配だな、迎えにでも…」
「大丈夫よ!そこまでは心配しなくていいわ!もう2年くらい毎日なんだもの、あの子もしっかりしてるわよ!」
「そうか…」
その後もシュリは現れずしばらく宴会は続いていたが、23時を回った頃に入り口の方が騒がしくなった
「シュリ!やっと帰ったか!マホロ君来てるぞ!久しぶりだろ!命の恩人なんだからちゃんと挨拶しとけよ!」
「え…!?マホロさん!?え、えぇっと…先に着替えてくるね…」
姿は見えないが玄関の方から声が聞こえた。3年前以来なので久しぶりな気もしたが、その声は何故かあまり懐かしさを感じさせなかった
シュリが帰ってくると、これから盛り上がると思いきや何故か村人の皆は帰る支度を始めた
「あー、楽しかったぜ!マホロ君!この後シュリちゃんと楽しんでな!」
「…え?」
「マホロさん!ファイトですよ!」
「…いや、特に何も無いんだが」
なんだ…?なんの応援なんだ?
村人の皆が片付けを終え解散するまでそう長くかからなかった。
やっと静かになった家の中でぐったりと待っていると自宅で着替えてきたシュリがやってきた
「あの…!お待たせしまし…あれ?みんなは!?」
「何言ってるのよシュリちゃん!みんなもう楽しんだからあとはシュリちゃんに独り占めさせてあげようとしてるに決まってるじゃない!」
「ふぇ~!?や、やめてよそんなの~!恥ずかしいじゃん!」
「いいからいいから、ほら、リビングにマホロちゃんいるわよ!」
「う、うん…」
タミエさんの丸聞こえな話を聞いてしまって逆に気まずくなってしまったが、いよいよ再会なので少し緊張した
「…あっ、マホロさん…」
「…シュリ。久しぶりだね」
ドアの方から恐る恐る姿を見せたシュリはまだ小柄ではあったが、すごくしっかりした女の子に育っていた。長かった髪も短くして若干おめかしもしているように見えた
「あ、久しぶり…?ですかね?」
「…うん。そうか、獣人は成長も早いから時間の流れも早く感じるよね」
「そういうもの…ですか…ね?(小声)むしろ遅い気が…」
「…元気にしてた?」
「あっ…はい!今日はあれ以降何も問題なく帰宅出来たので危険とかは無かったですね」
シュリは少し緊張しているのか、一つ一つの言葉選びを少し迷っているようだった
「…?…そうか。仕事してたんだよな。昔の出来事を克服して偉いぞ」
「ありがとうございます!マホロさんに助けられたこの命、大事にしろとは言われましたけど、無駄にするのも嫌だったので自立して将来活かそうと思いました!マホロさんは元気そうでなによりです!あの後は真っ直ぐここに来られたんですか?」
「あの後?…いや、今日はパーティの皆とは別行動しできたんだ」
「はい、知ってますよ?」
「…?なんでだ?」
シュリにそんな能力あったか?天啓のジャンルは関係なさそうだったが…
「いや、なんでも何も、いたじゃないですか!その場に!」
????なんだ?何が起こっている?
「隠密…!?」
「いや、ほんとに気づいてないんですか?私ですよ、クナイですよ!今朝案内したじゃないですか!」
「え゛」
「仕事の時は偽名でやってるんですけど、それ関係なしに気づいてくれてたと思ってましたよ!マホロさんだけ素っ気なかったので知り合いがいて恥ずかしかったのかと…」
「いや、あれが普段の俺なんだが…」
「え!?こんなに優しいマホロさんがあんなにクールな感じなんですか!?」
「あぁ、そこは別にいいんだが、ほんとにクナイがシュリなのか…?服やメイクが違うのは分かるが、全然違うぞ」
そう、クナイはなんというか、出来る弟子のような…優秀なアシスタントのような雰囲気だった。シュリは元々温厚で泣き虫でふわふわした印象だったのに…!
「獣人は匂いとかでも色々バレるので身なりだけでなく毛並みや匂いもカモフラージュしてるんです。声だけは変えられないですけど」
「なるほど…どうりで声があんまり久しぶりに感じなかったわけだ。ただの違和感じゃなかったか」
「ふふん!でもマホロさんでもバレないとは、これで安心出来ます!」
「…明日、亡くなった皆のお墓参りをしようと思うんだ。シュリ…クナイ?の予定がもし合えば一緒に行かないか」
「ふふ、2人の時は仕事関係ないですからシュリでいいですよ!明日は特に予定無いので大丈夫です!1週間後にヒアラさん達の様子を研究所まで見に行くんですけど、それまではある程度自由が効きますね!」
「…そうか。なら良かった。明日はよろしくな」
「はい!………あの、それで…」
明日の約束も済んだので解散しようとするとシュリはもじもじとしだした
「…?トイレか?」
「ち、違います!その……今夜は…マホロさんどこで寝るんですか…?」
「…確かタミエさんに強引に家に来いって言われてた気がするけど」
断れる状況じゃなかったのは言うまでもない
「じゃ、じゃあ!その…私も一緒に…」
「?」
「わ、私も一緒に!ご一緒させて頂いてもいいですか…?」
「なんだ、そんなことか。タミエさんがいいならいいんじゃないか?」
シュリは昔から甘えん坊だったからな。懐いた相手にくっつきたいのだろう
「もう…!マホロさんの鈍感!」
「…?」
何故か怒ったシュリは部屋から出ていきタミエさんの家に一足先に走っていった
「…仕方がないやつだ」
まぁ、本気で怒ってるようには見えなかったし明日には機嫌も治すだろう
マホロはパーティ会場の家主に挨拶をするとタミエの家に向かった
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説

貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する
美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」
御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。
ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。
✳︎不定期更新です。
21/12/17 1巻発売!
22/05/25 2巻発売!
コミカライズ決定!
20/11/19 HOTランキング1位
ありがとうございます!

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。

のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第三章フェレスト王国エルフ編
とあるおっさんのVRMMO活動記
椎名ほわほわ
ファンタジー
VRMMORPGが普及した世界。
念のため申し上げますが戦闘も生産もあります。
戦闘は生々しい表現も含みます。
のんびりする時もあるし、えぐい戦闘もあります。
また一話一話が3000文字ぐらいの日記帳ぐらいの分量であり
一人の冒険者の一日の活動記録を覗く、ぐらいの感覚が
お好みではない場合は読まれないほうがよろしいと思われます。
また、このお話の舞台となっているVRMMOはクリアする事や
無双する事が目的ではなく、冒険し生きていくもう1つの人生が
テーマとなっているVRMMOですので、極端に戦闘続きという
事もございません。
また、転生物やデスゲームなどに変化することもございませんので、そのようなお話がお好みの方は読まれないほうが良いと思われます。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる