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1章
31話 交わる戦場
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「液体変換:酸!」
墨枝がスキルを唱えると、しばらくして覇王龍がガクガクと崩れるように体制を崩した
「!?これは…何をしたんだ?」
「どうやら、墨枝さんの液体変換スキルで覇王龍の血液を酸に変えたようです。」
よく見ると、確かに外皮から煙のようなものが出て鱗が少しずつ剥がれだしている
「凄いよ墨枝☆これで終わりかな♪」
「血液をさ、酸!?相変わらずとんでもないスキル…想像しただけでどうかなりそうだ…」
紙織と筆子に褒められた墨枝は恥ずかしがりながらも照れくさそうにニヤニヤしていた
「え、えへへ…そうですかね!?これでかっこいい人から告白されたりして…//」
そう言いながら墨枝はチラリとマホロの方を見て目を合わせる
「…むしろ怖がると思うけど…」
しかしマホロには刺さらなかったらしく、逆に心に刺さる一撃を貰ってしまい、墨枝は膝から崩れ落ちた
「そ、そんな…そうですよね…こんなやばい女、誰も好きになりませんよね…」
「そ、そんなことありませんよ墨枝さん!マホロさんが無神経なだけなので、ちゃんとモテると思いますから…安心してください!」
スズハが慌ててフォローに入ると少し落ち着いたのか、墨枝はゆっくりと立ち直って普段のペースに戻った
「筆子ちゃん、紙織ちゃん、私頑張るからね…!」
ニコッと笑った2人は左右から肩をポンポンと叩きながら崩れゆく覇王龍を眺めていた
「…あ!そういえば!ヒアラとキュアーは!?あいつの上で戦ってたはずだよな!」
「そうですね。覇王龍はもう時間の問題かと思いますので加勢に行きましょう!」
急に思い出して走り出したノノとアカネを見た習字ガールズの3人とマホロとスズハは状況を読み込めない様子だったが慌ててついてきた
「えぇ?あいつの上で誰か戦ってたの~!?んー、そんな風には見えなかったけど…」
「私も全然気づかなかった…」
「も、もしそうなら酸に当たっちゃう可能性があります!危ないですよ~!」
しかし、覇王龍の下に丁度駆けつけた瞬間、横っ腹から激しい音と共に何かが飛び出してきた。そしてそれを追うようにもうひとつの影が飛び出してくる
「な、なんでしょう!?」
「………人だ。」
7人が目を凝らして見るとそこにはボロボロになった龍人のような男とそれを追う鎧の少女がいた
「だ、誰だ??」
少し気を取られた後に覇王龍の上を見るも、そこに人影は無い
「な、なにこれ!?ちょっと強く吹き飛ばしたら皮膚が溶けるように崩れちゃった!それになんかジュ!って言った気がするんだけど!?なにこれヤバすぎる!酸性的な!?」
鎧の少女は7人の近くに降り立つと、何やら慌てた様子で自分の装備をキョロキョロと見回し始めた
「はぁ~、良かった!鎧が少しだけ溶けたって感じだ。強化合体で全身覆ってなかったら危なかった~」
「あ、あの、あなたは…?どなたですか?」
アカネは恐る恐る全身鎧の少女に声をかける。そりゃあ怖くもなる。なんせこんなに全身鎧の探索者なんて見たことないからだ。いつの時代の何処の国だよ、となるもの仕方がない
「あ、アカネさん!それにノノ!スズハさんにマホロさん!…と?どなた方?」
「え…?私達をご存知で?」
「いや、待て…その話し方、もしかしてヒアラ…いや、キュアー?どっちだ…?どっちかだろ!」
ノノが勘づいたように問い詰めると少女は少しキョトンとした様子で少し時間が停止したように止まると、少しして何かに気づいたらしく仮面を外した
「あー!ごめんごめん!私!ヒアラ・キュアーだよ!2人とも私!」
「「ひ、ヒアラ・キュアー!?合体!?」」
「そうー!そうか!まだ誰にも見せてなかったね~!私達昔から合体できるのよ!どう?かっこいいでしょ!」
「せ、精霊ってこんなこと出来ましたっけ?スズハさん…マホロさん…?」
「い、いえ、私は聞いたことないですねぇ~。」
「……初めて見た。」
あまりに突拍子もないことを言い出したので7人の目は点になっていた。しかし再会の時間を楽しむ時間も、遠くで立ち上がったアグナの殺気によって終わる
「てめぇら…なるほどな、あいつがお前らを消せと言った意味がやっとわかったぜ。お前らは生かしておけねぇ…存在自体が危険だぜ…」
「アグナ…!皆さん下がって!」
「どうやら2対2の合体じゃそっちが優勢みたいだな…だがまだ負けねぇ!…おい!!覇王龍!てめぇまさかまだくたばってねぇよなぁ!何されたか知らねぇがこんなんで死んだら絶対許さねぇ!人間体の魔力だと制御が効かなかったが…今なら行けるだろ!いくぜ!!」
突如覇王龍に向かって走り出した龍人のアグナは高く飛び上がった
「な、なになに!?墨枝のスキルでまだこの龍死んでなかったの~!?それにあいつ、急に飛び上がってどうするつもり!?」
「ま、まさかあれは!この龍と合体するつもり!?みんな下がってー!!!」
「え、?合体!?あの敵はこの覇王龍と合体しようとしているのですか!?」
「そうです!今の龍人の姿も、元は人間と次元龍だったものが合体した姿だったんです!それで私達も対抗してたという感じで!」
「なるほど…それが本当ならほんとにやばい!この龍に明確な自我が産まれたらほんとに何をやるか想像がつかない!」
6人が全速力で逃げていると覇王龍から500mくらい離れたところで後方からとてつもない闇の力が膨れあがり迫ってきた
「な、なにあれ~!?!?墨枝!止めて~!」
「そ、そんなこと言われても~!あれは液体じゃないので無理ですよぅ~!」
「死を覚悟するしか…」
「筆子さん!そんな笑えない冗談言ってはいけませんよ~!」
「……」
「アカネさん、俺たち生き残れるかな…」
「分かりません…でも、全力を出しましょう。…立ち向かうしかない、この脅威に。」
8人は闇の届く範囲から逃れると、ついに姿を現す巨大な脅威と向かい合う
「…みんな、行こう。ここにいる皆で生きて帰るために」
すると、遠くの駅の方から誰かが走ってくるのが見えた
「おぉーい!俺もいるぞー!ってなんだ!?あれ!どうやら山場らしいな!」
「ドーズさん!間に合ってよかった…!かなり心強いです。避難した皆さんは?」
合流したドーズにアカネは喜んだ様子で避難したみんなの様子を聞く
「あぁ、駅の構内まで避難させたんだが、丁度救急車両が来たんでな。全員運び込むのを手伝ってたら遅くなっちまったぜ」
「なるほど…そこまでしてくださってありがとうございます!ここからは…死ぬかもしれませんが…」
「へっ!面白ぇじゃねぇか。そんくらい張り合いがねぇとな!だが、みんなでやればきっと乗り越えられるぜ!さぁ、行くとするか!」
「はい!」
ついに9人が肩を並べ、覇王龍と合体したアグナと対峙する
「グォォアアア!!!ヒアラァァァアアア!…キュァアアアア!!!」
まるでヒアラとキュアーに対する感情以外に理性を失ったかのようなアグナは巨大な咆哮を天高く轟かせる
「…ここに並ぶ9人は、私が知る中で現状最強のメンバーだと思います。ここの誰か一人が欠けても掴めない勝利が目の前にあります。…掴みましょう。勝利を!」
『了解!!』
「習字ガールズ:紙谷紙織!」
「お、同じく習字ガールズ:墨川墨枝!」
「右に同じく。筆山筆子。」
「ハンマーの天啓!轟槌のドーズ!」
「剣聖、アカネ!」
「魔導のスズハ…!」
「……マホロ」
「速さと刹那の天啓、ノノ!」
「ヒアラ・キュアー!!」
それぞれ構え戦闘態勢に入る
「敵を殲滅します!!」
墨枝がスキルを唱えると、しばらくして覇王龍がガクガクと崩れるように体制を崩した
「!?これは…何をしたんだ?」
「どうやら、墨枝さんの液体変換スキルで覇王龍の血液を酸に変えたようです。」
よく見ると、確かに外皮から煙のようなものが出て鱗が少しずつ剥がれだしている
「凄いよ墨枝☆これで終わりかな♪」
「血液をさ、酸!?相変わらずとんでもないスキル…想像しただけでどうかなりそうだ…」
紙織と筆子に褒められた墨枝は恥ずかしがりながらも照れくさそうにニヤニヤしていた
「え、えへへ…そうですかね!?これでかっこいい人から告白されたりして…//」
そう言いながら墨枝はチラリとマホロの方を見て目を合わせる
「…むしろ怖がると思うけど…」
しかしマホロには刺さらなかったらしく、逆に心に刺さる一撃を貰ってしまい、墨枝は膝から崩れ落ちた
「そ、そんな…そうですよね…こんなやばい女、誰も好きになりませんよね…」
「そ、そんなことありませんよ墨枝さん!マホロさんが無神経なだけなので、ちゃんとモテると思いますから…安心してください!」
スズハが慌ててフォローに入ると少し落ち着いたのか、墨枝はゆっくりと立ち直って普段のペースに戻った
「筆子ちゃん、紙織ちゃん、私頑張るからね…!」
ニコッと笑った2人は左右から肩をポンポンと叩きながら崩れゆく覇王龍を眺めていた
「…あ!そういえば!ヒアラとキュアーは!?あいつの上で戦ってたはずだよな!」
「そうですね。覇王龍はもう時間の問題かと思いますので加勢に行きましょう!」
急に思い出して走り出したノノとアカネを見た習字ガールズの3人とマホロとスズハは状況を読み込めない様子だったが慌ててついてきた
「えぇ?あいつの上で誰か戦ってたの~!?んー、そんな風には見えなかったけど…」
「私も全然気づかなかった…」
「も、もしそうなら酸に当たっちゃう可能性があります!危ないですよ~!」
しかし、覇王龍の下に丁度駆けつけた瞬間、横っ腹から激しい音と共に何かが飛び出してきた。そしてそれを追うようにもうひとつの影が飛び出してくる
「な、なんでしょう!?」
「………人だ。」
7人が目を凝らして見るとそこにはボロボロになった龍人のような男とそれを追う鎧の少女がいた
「だ、誰だ??」
少し気を取られた後に覇王龍の上を見るも、そこに人影は無い
「な、なにこれ!?ちょっと強く吹き飛ばしたら皮膚が溶けるように崩れちゃった!それになんかジュ!って言った気がするんだけど!?なにこれヤバすぎる!酸性的な!?」
鎧の少女は7人の近くに降り立つと、何やら慌てた様子で自分の装備をキョロキョロと見回し始めた
「はぁ~、良かった!鎧が少しだけ溶けたって感じだ。強化合体で全身覆ってなかったら危なかった~」
「あ、あの、あなたは…?どなたですか?」
アカネは恐る恐る全身鎧の少女に声をかける。そりゃあ怖くもなる。なんせこんなに全身鎧の探索者なんて見たことないからだ。いつの時代の何処の国だよ、となるもの仕方がない
「あ、アカネさん!それにノノ!スズハさんにマホロさん!…と?どなた方?」
「え…?私達をご存知で?」
「いや、待て…その話し方、もしかしてヒアラ…いや、キュアー?どっちだ…?どっちかだろ!」
ノノが勘づいたように問い詰めると少女は少しキョトンとした様子で少し時間が停止したように止まると、少しして何かに気づいたらしく仮面を外した
「あー!ごめんごめん!私!ヒアラ・キュアーだよ!2人とも私!」
「「ひ、ヒアラ・キュアー!?合体!?」」
「そうー!そうか!まだ誰にも見せてなかったね~!私達昔から合体できるのよ!どう?かっこいいでしょ!」
「せ、精霊ってこんなこと出来ましたっけ?スズハさん…マホロさん…?」
「い、いえ、私は聞いたことないですねぇ~。」
「……初めて見た。」
あまりに突拍子もないことを言い出したので7人の目は点になっていた。しかし再会の時間を楽しむ時間も、遠くで立ち上がったアグナの殺気によって終わる
「てめぇら…なるほどな、あいつがお前らを消せと言った意味がやっとわかったぜ。お前らは生かしておけねぇ…存在自体が危険だぜ…」
「アグナ…!皆さん下がって!」
「どうやら2対2の合体じゃそっちが優勢みたいだな…だがまだ負けねぇ!…おい!!覇王龍!てめぇまさかまだくたばってねぇよなぁ!何されたか知らねぇがこんなんで死んだら絶対許さねぇ!人間体の魔力だと制御が効かなかったが…今なら行けるだろ!いくぜ!!」
突如覇王龍に向かって走り出した龍人のアグナは高く飛び上がった
「な、なになに!?墨枝のスキルでまだこの龍死んでなかったの~!?それにあいつ、急に飛び上がってどうするつもり!?」
「ま、まさかあれは!この龍と合体するつもり!?みんな下がってー!!!」
「え、?合体!?あの敵はこの覇王龍と合体しようとしているのですか!?」
「そうです!今の龍人の姿も、元は人間と次元龍だったものが合体した姿だったんです!それで私達も対抗してたという感じで!」
「なるほど…それが本当ならほんとにやばい!この龍に明確な自我が産まれたらほんとに何をやるか想像がつかない!」
6人が全速力で逃げていると覇王龍から500mくらい離れたところで後方からとてつもない闇の力が膨れあがり迫ってきた
「な、なにあれ~!?!?墨枝!止めて~!」
「そ、そんなこと言われても~!あれは液体じゃないので無理ですよぅ~!」
「死を覚悟するしか…」
「筆子さん!そんな笑えない冗談言ってはいけませんよ~!」
「……」
「アカネさん、俺たち生き残れるかな…」
「分かりません…でも、全力を出しましょう。…立ち向かうしかない、この脅威に。」
8人は闇の届く範囲から逃れると、ついに姿を現す巨大な脅威と向かい合う
「…みんな、行こう。ここにいる皆で生きて帰るために」
すると、遠くの駅の方から誰かが走ってくるのが見えた
「おぉーい!俺もいるぞー!ってなんだ!?あれ!どうやら山場らしいな!」
「ドーズさん!間に合ってよかった…!かなり心強いです。避難した皆さんは?」
合流したドーズにアカネは喜んだ様子で避難したみんなの様子を聞く
「あぁ、駅の構内まで避難させたんだが、丁度救急車両が来たんでな。全員運び込むのを手伝ってたら遅くなっちまったぜ」
「なるほど…そこまでしてくださってありがとうございます!ここからは…死ぬかもしれませんが…」
「へっ!面白ぇじゃねぇか。そんくらい張り合いがねぇとな!だが、みんなでやればきっと乗り越えられるぜ!さぁ、行くとするか!」
「はい!」
ついに9人が肩を並べ、覇王龍と合体したアグナと対峙する
「グォォアアア!!!ヒアラァァァアアア!…キュァアアアア!!!」
まるでヒアラとキュアーに対する感情以外に理性を失ったかのようなアグナは巨大な咆哮を天高く轟かせる
「…ここに並ぶ9人は、私が知る中で現状最強のメンバーだと思います。ここの誰か一人が欠けても掴めない勝利が目の前にあります。…掴みましょう。勝利を!」
『了解!!』
「習字ガールズ:紙谷紙織!」
「お、同じく習字ガールズ:墨川墨枝!」
「右に同じく。筆山筆子。」
「ハンマーの天啓!轟槌のドーズ!」
「剣聖、アカネ!」
「魔導のスズハ…!」
「……マホロ」
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「敵を殲滅します!!」
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