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1章
21話 規格外
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「あれだけの次元龍をたったの一撃で全てだと…!?馬鹿な!!ふざけやがって…!!こうなったら…あいつを出すしかない…俺にも制御出来ないから実戦投入はまだ早いと思ってたが…そんなの知らねぇ!全部破壊してやるぜ!!」
アグナはマホロに閉じ込められた壁の中で静かに詠唱を始めた
「!?なに…?まだ何かあるの?」
「闇夜に禁じられし古代の龍よ…その禁忌を解放し終わりなきこの世界に終焉をもたらせ。…覇王龍!!」
アグナが詠唱を終えると次の瞬間地面に大きな亀裂が発生しだした
「地震!?なにこれやばい!みんな逃げて!!ノノー!」
ヒアラ達4人は巨大な地震と発生する亀裂に危険を感じ大きくその場から離れると、探索者の救助をしていたノノにも逃げるよう呼びかける
「俺はまだ大丈夫!あと2人くらいだからその人達まで助けるよ!」
…最近ノノの事がやっと分かってきた気がする。自分がやると決めた事にはとことんまっすぐ、それこそ徹底的に尽くしてやりきるタイプだ。でもその分ちょっと頑固で…ところどころマイペースなところがあるかも。
「分かった!でも亀裂の広がり方やばいから早く来てねー!!」
「分かってる!」
4人は他の探索者達も避難していた亀裂が届かない位置までなんとか逃げたが…亀裂のあまりの広がり方に正直ドン引きしていた
「これマジ?ヒアラ…あのアグナとかいう男、召喚詠唱してたよね?私でも流石にここから出るレベルは一筋縄じゃいかないかも…」
「私もこのレベルは過去にも見たことないですね~…」
「スズハはそう言うけどいつもゴリ押しするじゃん…」
スズハさんとマホロさんでも初めて見るレベル…この戦い、ほんとに生きて帰れないかも…
「お、おい…もしかしてあの2人って…サイキョウの2人じゃね?」
「ほんとだ…本物だ!すげぇ!日本が誇る最上位探索者…世界でも最強の矛と呼ばれる魔導のスズハと同じく最強の盾!絶対不壊、壁のマホロ!生きる伝説と呼ばれていたがまさかこの目で見れる日が来るなんて…!」
4人の後ろから、他に逃げていた探索者達の声が聞こえてきた。最強の矛と盾って呼ばれてるのか…かっこよすぎる!!
「スズハさん!マホロさん!最強って呼ばれてるんですか!?かっこよすぎですよ!」
「最強じゃなくて…最凶の皮肉よ…今の歴が浅い探索者達の間では回り回って最強になってるけれど…元は運が悪くてことごとく襲われる事とか…戦闘になると性格が変わっちゃうこととかが原因でそう呼ばれるようになったのよ。でもその都度ちゃんと戦果をあげていたから最強で最凶…?みたいな感じになってるのかしらねぇ…」
「そ、そうなんですか…すみません…」
「大丈夫よ?文字に起こさなければ最凶も最強も変わらないから、そう思うと悪い気はしないわね!うふふ…」
うーん、最強の矛と言われてみると、確かに会話の節々から脳筋そうな感じが伝わってくる…かも?
「でも…そんなすごい人とこうして仲良くなれたのは私達は運がいい方だよね~!ね?ヒアラ!」
「そうだね…ほんとに富山で会えたのは運が良かったとしか…あ!そういえばカフェ出たあと歩いてた方向って電車に乗るコースじゃなかったですよね?どうやってこんな短時間でここまで来たんですか?」
「移動手段?それは…なんというか、説明が難しいわ…この戦いが終わったら見せてあげるわね?」
「あ、はい!ありがとうございます!」
地面に巨大な亀裂が発生し始めて、早くも約10分が経過した…。亀裂の大きさは一旦広がりが止まったが、現在は広がりだす段階に入っている。アグナは乗っている次元龍ごと穴の中に落ちていったが…おそらく無事だろう
「助けてくれた兄ちゃん…まだ戻ってないって聞いたか?」
「あぁ…俺も怪我したんだがあの兄ちゃんが助けてくれたんだ…早く無事に戻って欲しいところだな」
「ここにいる皆はほとんどあの若いお嬢さんと兄ちゃんに助けられてるよ。すごいな…あの若さで。…皆!祈るんだ!戻ってくれることを!命の恩人を!」
そう、ノノ…お願い…早く戻って!あと2人って言ってたのに…ノノのスピードならすぐだったはずでしょ?
「ノノ…っ!」
「ノノー!!早く戻ってきてー!!」
「ノノさーん!」
キュアーとスズハさんも声を出して祈ってくれる
「ノノって言うのか!皆も呼びかけろ!ノノさーん!!」
「うおお!ノノさーん!!無事で戻ってこーい!」
その場の空気が一体となり、まるで英雄の帰還を待つような時間が続いた。するとしばらくしてキュアーが遠くで何かを見つける
「ねぇ!あれ!ノノじゃない!?」
「…ほんとだ!!ノノー!!ノノ…!?!?な、何あれ!!」
遠くで動いているのは間違いなくノノだった。だが、様子がおかしい
「お、おい!広がった亀裂の中からなんか出てきてないか!?」
周りの探索者達も異常に気づきだす
「なに…あれ…!」
見えたのは、10階建てマンションくらい軽く握りそうな程の…巨大な龍の手だった。
やばい…最初の次元龍なんて拳程の大きさにしかならないレベルだ…あれは、
世界を壊してしまう!
「ノノ、もしかして2人とも抱えてる上に足を怪我してるかも!助けに行かないと!」
「だめ!キュアー!あんたが着く頃にはあの龍出てきちゃう!」
「じゃあどうすれば…」
2人が狼狽えていると、隣からマホロが前に出る
「見える位置に来れば…」
マホロは静かに遠くのノノに向かって手を向ける。すると急にノノが空中で止まる。
「壁で囲った!?」
本人も何が起こってるか分からない様子でキョロキョロしていたが、そうしているうちにノノを囲った壁はスーっとこちらに向かって飛んでくる。
「良かった…」
しかし、そう思ったのも束の間、亀裂から出てきていた龍がいよいよその全貌を表した。
「やばいやばいやばい!ノノ!!早く!マホロさん!」
「くっ…!」
「なんだよあれ!東京の試験場位のデカさじゃねぇか!!ドームレベルだろ…」
その大きさはあまりにも規格外で、手が見えた頃はまだ余裕があったノノとの距離も目と鼻の先にまで迫っていた
「ノノー!」
「ノノさん…!」
全員が祈る。ただ1人、ノノの無事を。
しかしその思いも届かず、手を伸ばした龍の手によってノノを囲んだ壁は掴まれてしまった
「!!!」
「ぐっ…!大丈夫…。俺の壁は、壊れない…壊させない…っ!」
マホロは目を瞑り神経を集中させながら壁の維持を図る。
「スズハさん!何とか出来ませんか!?」
「あの外殻…おそらく魔法耐性が付いてる…体力を削るならともかく、ダメージを与えるのは出来なそう…」
「そんな…」
キュアーも唇を噛み締めながら悔しそうな顔をしている。おそらくヒアラ・キュアーの力でもあの龍には勝てない…
それは、絶望。ただ1人、最後まで他人の命を思いやり動いたノノを、誰も助けられない。時間が経ち、マホロの壁が破られノノが死ぬのを見ることしか出来ない無力感。
その場の誰も、ノノを救える者はいなかった。
アグナはマホロに閉じ込められた壁の中で静かに詠唱を始めた
「!?なに…?まだ何かあるの?」
「闇夜に禁じられし古代の龍よ…その禁忌を解放し終わりなきこの世界に終焉をもたらせ。…覇王龍!!」
アグナが詠唱を終えると次の瞬間地面に大きな亀裂が発生しだした
「地震!?なにこれやばい!みんな逃げて!!ノノー!」
ヒアラ達4人は巨大な地震と発生する亀裂に危険を感じ大きくその場から離れると、探索者の救助をしていたノノにも逃げるよう呼びかける
「俺はまだ大丈夫!あと2人くらいだからその人達まで助けるよ!」
…最近ノノの事がやっと分かってきた気がする。自分がやると決めた事にはとことんまっすぐ、それこそ徹底的に尽くしてやりきるタイプだ。でもその分ちょっと頑固で…ところどころマイペースなところがあるかも。
「分かった!でも亀裂の広がり方やばいから早く来てねー!!」
「分かってる!」
4人は他の探索者達も避難していた亀裂が届かない位置までなんとか逃げたが…亀裂のあまりの広がり方に正直ドン引きしていた
「これマジ?ヒアラ…あのアグナとかいう男、召喚詠唱してたよね?私でも流石にここから出るレベルは一筋縄じゃいかないかも…」
「私もこのレベルは過去にも見たことないですね~…」
「スズハはそう言うけどいつもゴリ押しするじゃん…」
スズハさんとマホロさんでも初めて見るレベル…この戦い、ほんとに生きて帰れないかも…
「お、おい…もしかしてあの2人って…サイキョウの2人じゃね?」
「ほんとだ…本物だ!すげぇ!日本が誇る最上位探索者…世界でも最強の矛と呼ばれる魔導のスズハと同じく最強の盾!絶対不壊、壁のマホロ!生きる伝説と呼ばれていたがまさかこの目で見れる日が来るなんて…!」
4人の後ろから、他に逃げていた探索者達の声が聞こえてきた。最強の矛と盾って呼ばれてるのか…かっこよすぎる!!
「スズハさん!マホロさん!最強って呼ばれてるんですか!?かっこよすぎですよ!」
「最強じゃなくて…最凶の皮肉よ…今の歴が浅い探索者達の間では回り回って最強になってるけれど…元は運が悪くてことごとく襲われる事とか…戦闘になると性格が変わっちゃうこととかが原因でそう呼ばれるようになったのよ。でもその都度ちゃんと戦果をあげていたから最強で最凶…?みたいな感じになってるのかしらねぇ…」
「そ、そうなんですか…すみません…」
「大丈夫よ?文字に起こさなければ最凶も最強も変わらないから、そう思うと悪い気はしないわね!うふふ…」
うーん、最強の矛と言われてみると、確かに会話の節々から脳筋そうな感じが伝わってくる…かも?
「でも…そんなすごい人とこうして仲良くなれたのは私達は運がいい方だよね~!ね?ヒアラ!」
「そうだね…ほんとに富山で会えたのは運が良かったとしか…あ!そういえばカフェ出たあと歩いてた方向って電車に乗るコースじゃなかったですよね?どうやってこんな短時間でここまで来たんですか?」
「移動手段?それは…なんというか、説明が難しいわ…この戦いが終わったら見せてあげるわね?」
「あ、はい!ありがとうございます!」
地面に巨大な亀裂が発生し始めて、早くも約10分が経過した…。亀裂の大きさは一旦広がりが止まったが、現在は広がりだす段階に入っている。アグナは乗っている次元龍ごと穴の中に落ちていったが…おそらく無事だろう
「助けてくれた兄ちゃん…まだ戻ってないって聞いたか?」
「あぁ…俺も怪我したんだがあの兄ちゃんが助けてくれたんだ…早く無事に戻って欲しいところだな」
「ここにいる皆はほとんどあの若いお嬢さんと兄ちゃんに助けられてるよ。すごいな…あの若さで。…皆!祈るんだ!戻ってくれることを!命の恩人を!」
そう、ノノ…お願い…早く戻って!あと2人って言ってたのに…ノノのスピードならすぐだったはずでしょ?
「ノノ…っ!」
「ノノー!!早く戻ってきてー!!」
「ノノさーん!」
キュアーとスズハさんも声を出して祈ってくれる
「ノノって言うのか!皆も呼びかけろ!ノノさーん!!」
「うおお!ノノさーん!!無事で戻ってこーい!」
その場の空気が一体となり、まるで英雄の帰還を待つような時間が続いた。するとしばらくしてキュアーが遠くで何かを見つける
「ねぇ!あれ!ノノじゃない!?」
「…ほんとだ!!ノノー!!ノノ…!?!?な、何あれ!!」
遠くで動いているのは間違いなくノノだった。だが、様子がおかしい
「お、おい!広がった亀裂の中からなんか出てきてないか!?」
周りの探索者達も異常に気づきだす
「なに…あれ…!」
見えたのは、10階建てマンションくらい軽く握りそうな程の…巨大な龍の手だった。
やばい…最初の次元龍なんて拳程の大きさにしかならないレベルだ…あれは、
世界を壊してしまう!
「ノノ、もしかして2人とも抱えてる上に足を怪我してるかも!助けに行かないと!」
「だめ!キュアー!あんたが着く頃にはあの龍出てきちゃう!」
「じゃあどうすれば…」
2人が狼狽えていると、隣からマホロが前に出る
「見える位置に来れば…」
マホロは静かに遠くのノノに向かって手を向ける。すると急にノノが空中で止まる。
「壁で囲った!?」
本人も何が起こってるか分からない様子でキョロキョロしていたが、そうしているうちにノノを囲った壁はスーっとこちらに向かって飛んでくる。
「良かった…」
しかし、そう思ったのも束の間、亀裂から出てきていた龍がいよいよその全貌を表した。
「やばいやばいやばい!ノノ!!早く!マホロさん!」
「くっ…!」
「なんだよあれ!東京の試験場位のデカさじゃねぇか!!ドームレベルだろ…」
その大きさはあまりにも規格外で、手が見えた頃はまだ余裕があったノノとの距離も目と鼻の先にまで迫っていた
「ノノー!」
「ノノさん…!」
全員が祈る。ただ1人、ノノの無事を。
しかしその思いも届かず、手を伸ばした龍の手によってノノを囲んだ壁は掴まれてしまった
「!!!」
「ぐっ…!大丈夫…。俺の壁は、壊れない…壊させない…っ!」
マホロは目を瞑り神経を集中させながら壁の維持を図る。
「スズハさん!何とか出来ませんか!?」
「あの外殻…おそらく魔法耐性が付いてる…体力を削るならともかく、ダメージを与えるのは出来なそう…」
「そんな…」
キュアーも唇を噛み締めながら悔しそうな顔をしている。おそらくヒアラ・キュアーの力でもあの龍には勝てない…
それは、絶望。ただ1人、最後まで他人の命を思いやり動いたノノを、誰も助けられない。時間が経ち、マホロの壁が破られノノが死ぬのを見ることしか出来ない無力感。
その場の誰も、ノノを救える者はいなかった。
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