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1章
20話 集う精鋭
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「今の悲鳴何!?」
新潟駅から海岸沿いに走る3人は静まりかえった街の中でとてつもない悲鳴と次元龍の声を聞いた
「もう次元龍が出てるんだ!先に集まってた人達が危ない!急ごう!」
「ヒアラ!もう遅いかも…血が流れてる…それに命も…」
走りながら現場の様子を感じたキュアーは少し悲しそうな顔でこちらを見る。私がこれまで人が死ぬ話や血が苦手という事を知っている彼女だからこその気遣いだった
「…っ!それでも行かなきゃ!一緒に戦った仲間なんだから!それに私、さっきの戦いで沢山見ちゃったんだ…、人が死ぬ瞬間、血が流れるところも…だから慣れたって訳でもないけど、だからこそ守らなくちゃって強く思うんだ!」
「…ヒアラ、キュアー、俺は先に行くぞ」
ヒアラの気持ちを受け止めた2人は少し驚いた表情を向けたが、直ぐに真剣な顔で受け止め、行動に移してくれた。
「ノノ!お願い!」
「もう着くからね、覚悟してね!ヒアラ!全バフ圧縮…!」
飛び上がったノノと私にバフをかけてくれたキュアーは私の手を引き高くジャンプすると建物の壁を走りながらすごい速さで現場へと走り出した
「見えた!次元龍!皆戦えてない!逃げ惑ってる!戦闘準備が間に合わなかったんだ!」
現場に着いた2人は目の前の光景を見て絶句した。1番早く出た次元龍が探索者達を追いかけ、それに逃げ惑う人々の顔は恐怖に染まり、本来人々を守るために戦う探索者の姿ではなかった。その光景はまるで…
「蹂躙…なぶり殺しだよ…どうしてこんな…」
想像以上の惨劇に思わず自分達の目的を忘れ足が動かずにいると、目の前で探索者が次元龍に踏み潰されそうになっていた
「…はっ!ダメェー!」
思わずでたお腹の底からの声と伸ばした手。しかしそれは届く訳もなく目の前の探索者は潰された。
「あ…あぁ…!そんなっ!私のせいで!」
目の前に居た…自分が動けたら助けられていたかもしれない…
自責の念に駆られヒアラの精神は少しずつ追い詰められる…が、
「ヒアラ!大丈夫だ!なんとか間に合った!無事だぞ!!」
次元龍の死角の方からこちらに叫ぶ声が聞こえる。その視線の先にはノノがいた。ノノは先程の探索者を抱えており、こちらに笑顔を向けていた
「!!…ありがとう!ノノ!そうだよね…私はもう1人じゃない!私の手が届かなくても、皆となら助けられるんだ!こんな所で立ち止まってられない!」
そう思った瞬間には足がふと軽くなったような気がした。
「ヒアラ!立ち直ったなら早く手伝って!皆を避難させなきゃ!」
「うん!分かった!」
先に動いてたキュアーの呼び声に応じ再び走り出そうとした、その瞬間
「あー!!ヒアラちゃん…?みーつけた♪」
「!?」
どこからともなく聞こえた私を呼ぶ声
「誰!?どこ!?」
辺りを見回しても逃げ惑う探索者、それを救助するノノとキュアー以外には目の前の次元龍しか見当たらない
目の前の次元龍…?なんで攻撃してこないんだ…?
「おいおいここだよぉ!目の前の龍の上ですよ~?見つけられないなんて寂しいことしないでくれよぉ、なぁ…ヒーアーラちゃん♪」
言葉の通り次元龍の上に座っていた金髪の男はこちらと目が合うと不気味な笑みを浮かべた
「…誰!?あんた!!」
「あー、自己紹介がまだだったなぁ、俺の名前はアグナ。ある男から君とキュアーちゃん?を殺すよう頼まれたからわざわざこんなに派手な演出まで考えて来てあげたんだよね~、かっこいいでしょ?ありがたく思って欲しいなぁ」
「アグナ…?あんたのことなんて知らないけど…これが私達を殺すための演出?色んな人を巻き込んで命を奪って…こんな最低なことをありがたく思うわけないでしょ!」
普段人見知りであんまり他人に強い言葉を使わない私だったが、キュアーのバフのおかげか、自分でも信じられないくらい強気に向き合えた
「え~?そんな悲しいこと言わないでくれよ~、でもまぁ…そのくらい反発してくれた方が服従させた後に調教しがいがあるからちょうどいいなぁ~、あはは!」
アグナは舌なめずりをしながら私の体を舐め回すような目で見る
「…っ!気持ち悪い…でも、私達が狙いならこれ以上他の人達は見逃して!」
「あ?交渉のつもりか?でも残念でした~!あいつらは全員皆殺しにするって約束したんで、その約束は守らせてもらいまーす!」
ほんとにクズだ…こいつ
「でも…そう来ると思ってたよ」
「あ~?」
私の一言に疑問を抱き一瞬油断したアグナの背後に一瞬で人の影が飛び出る
「キュアー!!」
「よいしょー!!」
精霊の姿となったキュアーの渾身の蹴りは次元龍に乗っていたアグナの後頭部を的確に蹴り上げ吹っ飛ばした
「がぁぁあっ!!」
次元龍から降ろされる形で飛ばされたアグナは地面へと落とされる
「てめぇ…クソがぁ!てめぇがキュアーだなぁ!!エロい体つきだから食ってやろうと思ってたがもうやめだ!今の一撃は死んでも忘れねぇ…殺してやるよ!!来い!!全員出てきて暴れろぉ!!」
アグナはそう叫ぶと空の無数の次元の穴に向かって腕を突き上げる。すると腕にはめていたブレスレットが不気味な赤に光り、次元の穴から次元龍達が顔を出しはじめた。その数は20、30を軽く超えまさにそれは地獄絵図だった
「ぎゃはははは!!!どうだぁー!?お前ら2人揃ったからな!もう出し惜しみはおしまいだぁ!お前らも殺してここにいる連中皆殺しにしてやる!!全員総攻撃…開始だぁぁぁあ!!!」
私とキュアーが空に気を取られている隙に再び次元龍の背中に戻ったアグナはこちらに向かって腕を振り下ろした
…しかし、その命令を聞いた次元龍達は数秒経っても動かなかった
「…あぁ!?なんだ…何が起こってやがる!?おい!お前ら動けぇ!」
想定外の出来事に焦るアグナは次元龍達の方を向き叫んだ。
「残念ですけれど…あなたの次元龍があの穴から出てくることはもう無いですよ」
「!?」
私達の後ろから聞こえたその声はどこかで聞いた事のある声だった。驚いて振り返るとそこには見覚えのある2人が歩いてきていた
「スズハさん!マホロさん!」
「ヒアラさん…キュアーさん…遅れてしまって申し訳ございません…この次元の穴から発せられる異常な磁場のせいで起こる環境の変化を調べていたら間に合いませんでした…」
「…無事で良かった」
スズハとマホロは確か電車に乗るコースで別れてなかったはずだが…どういう訳か数時間でここまで駆けつけてくれたようだった
「もうすぐ日が暮れます。暗くなると戦いづらいのでその前に決着をつけたいですね」
「おい…てめぇら!!!誰だぁ?俺を無視していいご身分だなぁおい!モブは黙って見とけってんだよ!…!?おいっ…!なんだ…!?これ!?動けねぇ…おい!次元龍!動けぇ!」
アグナはこちらに向かってすごい形相で叫んでいるが、なにかに阻まれてるような動作でその場から全く動けていない
「あれは…!?」
「あれは、マホロの能力ですよ。壁の天啓。空間のどこへでも自在に出せる壁はマホロの意志の強さを基準に硬さを増します。上の次元龍たちも穴の前に壁を張ったので出て来れなくなっているんですよ。」
壁の天啓…!!見た感じ空間に出す壁というのは目に見えない空気の壁?のようになっておりよく目を凝らさないと肉眼では捉えづらくなっていた
「クソが…っ!!おい!お前らぁ!意志の強さで硬さが決まる壁なんて不安定すぎるだろ!全員で攻撃すればぶっ壊せるはずだ!やれぇ!!」
「まぁ…そういうことしますよね…ヒアラさん…キュアーさん。すみません、お見苦しいところを見せてしまうかもですが…」
「え?」
スズハはそういうと荷物を降ろす。するとその荷物はとてつもない音で地面にめり込んで崩れた瓦礫のコンクリートを軽々と破壊した
「…えぇ!?」
「あは♡」
次の瞬間空高くに大きく飛び上がったスズハは空に大きな魔法陣を描き次元龍達に向かって拳を構える
「お前ら私の友達に何被害与えようとしてるんじゃぁあ!チリも残さず消してやるわぁ!!!極スキル:魔導砲!死に晒せぇぇぇぇええ!!!」
びっくりするほど性格が豹変したスズハは無数の次元龍に向かって大きく振りかぶった拳を突き出すと背後の魔法陣から無数のビームが全ての次元龍に向かって発射された。スズハの一撃は全ての次元龍の顔面を破壊し次元の穴ごと消滅させた
「す…すごい!!次元の穴ごと!?」
「スズハは…世界中でも最強の火力を誇るから…」
スズハの一撃に驚きを隠せない私たちに向かってマホロは静かに説明してくれた
「…ふぅ。すみません、戦闘になると少しだけ気性が荒くなっちゃうんです。私」
「あはは…凄かったです…」
降りてきたスズハはイメージを崩さないように説明してくれるが、そんなレベルの話ではなかった。少しだけ気性が荒くなるとかじゃなかったよね、とキュアーと目を合わせスズハは怒らせないようにしようと固く心に誓った
新潟駅から海岸沿いに走る3人は静まりかえった街の中でとてつもない悲鳴と次元龍の声を聞いた
「もう次元龍が出てるんだ!先に集まってた人達が危ない!急ごう!」
「ヒアラ!もう遅いかも…血が流れてる…それに命も…」
走りながら現場の様子を感じたキュアーは少し悲しそうな顔でこちらを見る。私がこれまで人が死ぬ話や血が苦手という事を知っている彼女だからこその気遣いだった
「…っ!それでも行かなきゃ!一緒に戦った仲間なんだから!それに私、さっきの戦いで沢山見ちゃったんだ…、人が死ぬ瞬間、血が流れるところも…だから慣れたって訳でもないけど、だからこそ守らなくちゃって強く思うんだ!」
「…ヒアラ、キュアー、俺は先に行くぞ」
ヒアラの気持ちを受け止めた2人は少し驚いた表情を向けたが、直ぐに真剣な顔で受け止め、行動に移してくれた。
「ノノ!お願い!」
「もう着くからね、覚悟してね!ヒアラ!全バフ圧縮…!」
飛び上がったノノと私にバフをかけてくれたキュアーは私の手を引き高くジャンプすると建物の壁を走りながらすごい速さで現場へと走り出した
「見えた!次元龍!皆戦えてない!逃げ惑ってる!戦闘準備が間に合わなかったんだ!」
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想像以上の惨劇に思わず自分達の目的を忘れ足が動かずにいると、目の前で探索者が次元龍に踏み潰されそうになっていた
「…はっ!ダメェー!」
思わずでたお腹の底からの声と伸ばした手。しかしそれは届く訳もなく目の前の探索者は潰された。
「あ…あぁ…!そんなっ!私のせいで!」
目の前に居た…自分が動けたら助けられていたかもしれない…
自責の念に駆られヒアラの精神は少しずつ追い詰められる…が、
「ヒアラ!大丈夫だ!なんとか間に合った!無事だぞ!!」
次元龍の死角の方からこちらに叫ぶ声が聞こえる。その視線の先にはノノがいた。ノノは先程の探索者を抱えており、こちらに笑顔を向けていた
「!!…ありがとう!ノノ!そうだよね…私はもう1人じゃない!私の手が届かなくても、皆となら助けられるんだ!こんな所で立ち止まってられない!」
そう思った瞬間には足がふと軽くなったような気がした。
「ヒアラ!立ち直ったなら早く手伝って!皆を避難させなきゃ!」
「うん!分かった!」
先に動いてたキュアーの呼び声に応じ再び走り出そうとした、その瞬間
「あー!!ヒアラちゃん…?みーつけた♪」
「!?」
どこからともなく聞こえた私を呼ぶ声
「誰!?どこ!?」
辺りを見回しても逃げ惑う探索者、それを救助するノノとキュアー以外には目の前の次元龍しか見当たらない
目の前の次元龍…?なんで攻撃してこないんだ…?
「おいおいここだよぉ!目の前の龍の上ですよ~?見つけられないなんて寂しいことしないでくれよぉ、なぁ…ヒーアーラちゃん♪」
言葉の通り次元龍の上に座っていた金髪の男はこちらと目が合うと不気味な笑みを浮かべた
「…誰!?あんた!!」
「あー、自己紹介がまだだったなぁ、俺の名前はアグナ。ある男から君とキュアーちゃん?を殺すよう頼まれたからわざわざこんなに派手な演出まで考えて来てあげたんだよね~、かっこいいでしょ?ありがたく思って欲しいなぁ」
「アグナ…?あんたのことなんて知らないけど…これが私達を殺すための演出?色んな人を巻き込んで命を奪って…こんな最低なことをありがたく思うわけないでしょ!」
普段人見知りであんまり他人に強い言葉を使わない私だったが、キュアーのバフのおかげか、自分でも信じられないくらい強気に向き合えた
「え~?そんな悲しいこと言わないでくれよ~、でもまぁ…そのくらい反発してくれた方が服従させた後に調教しがいがあるからちょうどいいなぁ~、あはは!」
アグナは舌なめずりをしながら私の体を舐め回すような目で見る
「…っ!気持ち悪い…でも、私達が狙いならこれ以上他の人達は見逃して!」
「あ?交渉のつもりか?でも残念でした~!あいつらは全員皆殺しにするって約束したんで、その約束は守らせてもらいまーす!」
ほんとにクズだ…こいつ
「でも…そう来ると思ってたよ」
「あ~?」
私の一言に疑問を抱き一瞬油断したアグナの背後に一瞬で人の影が飛び出る
「キュアー!!」
「よいしょー!!」
精霊の姿となったキュアーの渾身の蹴りは次元龍に乗っていたアグナの後頭部を的確に蹴り上げ吹っ飛ばした
「がぁぁあっ!!」
次元龍から降ろされる形で飛ばされたアグナは地面へと落とされる
「てめぇ…クソがぁ!てめぇがキュアーだなぁ!!エロい体つきだから食ってやろうと思ってたがもうやめだ!今の一撃は死んでも忘れねぇ…殺してやるよ!!来い!!全員出てきて暴れろぉ!!」
アグナはそう叫ぶと空の無数の次元の穴に向かって腕を突き上げる。すると腕にはめていたブレスレットが不気味な赤に光り、次元の穴から次元龍達が顔を出しはじめた。その数は20、30を軽く超えまさにそれは地獄絵図だった
「ぎゃはははは!!!どうだぁー!?お前ら2人揃ったからな!もう出し惜しみはおしまいだぁ!お前らも殺してここにいる連中皆殺しにしてやる!!全員総攻撃…開始だぁぁぁあ!!!」
私とキュアーが空に気を取られている隙に再び次元龍の背中に戻ったアグナはこちらに向かって腕を振り下ろした
…しかし、その命令を聞いた次元龍達は数秒経っても動かなかった
「…あぁ!?なんだ…何が起こってやがる!?おい!お前ら動けぇ!」
想定外の出来事に焦るアグナは次元龍達の方を向き叫んだ。
「残念ですけれど…あなたの次元龍があの穴から出てくることはもう無いですよ」
「!?」
私達の後ろから聞こえたその声はどこかで聞いた事のある声だった。驚いて振り返るとそこには見覚えのある2人が歩いてきていた
「スズハさん!マホロさん!」
「ヒアラさん…キュアーさん…遅れてしまって申し訳ございません…この次元の穴から発せられる異常な磁場のせいで起こる環境の変化を調べていたら間に合いませんでした…」
「…無事で良かった」
スズハとマホロは確か電車に乗るコースで別れてなかったはずだが…どういう訳か数時間でここまで駆けつけてくれたようだった
「もうすぐ日が暮れます。暗くなると戦いづらいのでその前に決着をつけたいですね」
「おい…てめぇら!!!誰だぁ?俺を無視していいご身分だなぁおい!モブは黙って見とけってんだよ!…!?おいっ…!なんだ…!?これ!?動けねぇ…おい!次元龍!動けぇ!」
アグナはこちらに向かってすごい形相で叫んでいるが、なにかに阻まれてるような動作でその場から全く動けていない
「あれは…!?」
「あれは、マホロの能力ですよ。壁の天啓。空間のどこへでも自在に出せる壁はマホロの意志の強さを基準に硬さを増します。上の次元龍たちも穴の前に壁を張ったので出て来れなくなっているんですよ。」
壁の天啓…!!見た感じ空間に出す壁というのは目に見えない空気の壁?のようになっておりよく目を凝らさないと肉眼では捉えづらくなっていた
「クソが…っ!!おい!お前らぁ!意志の強さで硬さが決まる壁なんて不安定すぎるだろ!全員で攻撃すればぶっ壊せるはずだ!やれぇ!!」
「まぁ…そういうことしますよね…ヒアラさん…キュアーさん。すみません、お見苦しいところを見せてしまうかもですが…」
「え?」
スズハはそういうと荷物を降ろす。するとその荷物はとてつもない音で地面にめり込んで崩れた瓦礫のコンクリートを軽々と破壊した
「…えぇ!?」
「あは♡」
次の瞬間空高くに大きく飛び上がったスズハは空に大きな魔法陣を描き次元龍達に向かって拳を構える
「お前ら私の友達に何被害与えようとしてるんじゃぁあ!チリも残さず消してやるわぁ!!!極スキル:魔導砲!死に晒せぇぇぇぇええ!!!」
びっくりするほど性格が豹変したスズハは無数の次元龍に向かって大きく振りかぶった拳を突き出すと背後の魔法陣から無数のビームが全ての次元龍に向かって発射された。スズハの一撃は全ての次元龍の顔面を破壊し次元の穴ごと消滅させた
「す…すごい!!次元の穴ごと!?」
「スズハは…世界中でも最強の火力を誇るから…」
スズハの一撃に驚きを隠せない私たちに向かってマホロは静かに説明してくれた
「…ふぅ。すみません、戦闘になると少しだけ気性が荒くなっちゃうんです。私」
「あはは…凄かったです…」
降りてきたスズハはイメージを崩さないように説明してくれるが、そんなレベルの話ではなかった。少しだけ気性が荒くなるとかじゃなかったよね、とキュアーと目を合わせスズハは怒らせないようにしようと固く心に誓った
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