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1章
6話 冒険の始まり!
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数日後
「ヒアラ!ほんとに来た!ホテルなのに手紙って届くんだね!?」
「そりゃそうよ!届け先ここにしたんだから!ねぇそれより早く持ってきて!!」
入り口の方でスタッフの方に封筒を貰ったキュアーが走ってくる
一緒にソファに並びその封を開けると中には2通の手紙が入っていた
「お、おおおお…これが…」
中には合格通知が入っているはず。
そしてお目当てのあれも…!
「ヒアラ…開けていい?」
「うん!…うん?」
あれ?手紙が2通?私しか試験受けてないのになんでだっけ?
「じゃーん!開けちゃったよ!んーと中身は…おぉ!!ヒアラの合格通知だよ!あとこれが探索者の証:サーチャーシンボルだよ!」
「おおお!!!きたー!これこれー!!これがないと始まらないんだから!」
サーチャーシンボルとはいわゆる身分証明書みたいなもので宿泊や交通の便で役に立つ探索者には必須のアイテムである。ヒアラ達はここ数日ホテル暮らしだったため金欠で今にもホームレスになる寸前だったのだ!
「よがっだよ~キュアー!!」
嬉しさで涙が溢れ抱きつこうとする私を気にも留めることなくキュアーは次の手紙に手をかけていた
「2通目~!」
「はっ!ちょっと待って!それなに!?2通目ってなんか心当たりある?」
「んー、分かんない。けど開ければ解決するよね?」
「あ、あぁ…まぁ確かに。じゃあ…お願いします。」
「はい2通目入りやーす!いっちょうあがり!!」
勢いのある掛け声と共に手紙を開封したキュアーはその中身を見る
「お?」
「何が入ってたの…?」
中には私宛と同様の書式の書類が入っていた
「えー、キュアーさん宛。貴殿を正式に精霊として認め、ヒアラ様の専属精霊として探索者認定致します。だってー、サーチャーシンボルも入ってるや」
「えぇ!?精霊なのに探索者認定されたの!?」
本来人間のみのはずの探索者が精霊にも適用されるなんて知らなかった。いや、どんなに世間知らずな私だとしてもこれが異例だということは分かる。この前精霊は探索者の資格ないって話してた時全然否定しなかったのは覚えている
「やったじゃん!私一人でもホテル無料だ~!」
「いやぁ、多分そーゆーことじゃ無いんだよね…探索者は国からある程度の助けがあるけどその分行動の制限が多いの。多分キュアーの精霊の力を見て自由にしちゃいけないと思ったんだと思う。」
「んー?なんだと~?そんなのがあったのか!むむむむむ、許せーん!」
ぷんすかの2文字が似合いそうな怒り方をするキュアーを見てると面白くてなんだかどうでもよくなってきた
「…まぁ、なっちゃったなら仕方ないね、これが国の下で働くということだよ、頑張ろ?」
「うん…まぁまだ実際に不便したわけじゃないしね。」
「よーし!じゃあ早速仕事を取りに行こう!ここ数日分のホテル代をとりあえず取り返さないと!」
「おー!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2人は街をフラフラと歩きながら掲示板を探し回っていた
「うーん、なかなかめぼしいのが無いね~」
「楽に稼げるお仕事無いのぉ~?」
探索者のお仕事掲示板というのは、探険課に全てが集約されており窓口で管理されている。各ジャンルごとに整理されているため直ぐに適した依頼を探してくれるのだが、それとは別に、わざわざ赴くのがめんどくさい人のため、街にある電子看板にサーチャーシンボルをかざすと特別画面で各依頼が見れるようになっている。さすが東京、デジタル社会だ。
しかし…
「なんかあれだねぇ…よくある異世界系みたいな薬草採集とかって、当たり前だけど無いもんだねぇ…」
「何それ?薬草?田舎ならあるんじゃないの?」
私とキュアーはよくラノベ系も読んでたけどキュアーは特に異世界ものやバトルものを見てたので私よりそっち系に詳しいのだ
「田舎までの交通費はどうなるんだっけ?」
「宿泊と同じでサーチャーシンボルでパスできるみたいだよ」
「ほんと!?さすがだわ…もうこのカード墓場まで持って行く…」
「キュアーの墓場って…一体いつの話なのよ」
「分かんないねぇ」
「はい!そんなことはいいから田舎にいいのがあるのかだけ調べてくれる?」
「うん、ランクはGから見ていくよ」
キュアーは電子看板でランク、地域、報酬の昇降順を変えたりして色々見ていた
ランクというのは単純に探索に求められる実力だ。別に誰がどれをとっても全く問題無いのだが、GからAに行くにつれて難易度が高くなっていくため私たちのような駆け出しはGからこなしていくのが定石なのである。実はAまでこなせるレベルになるとさらに上の難易度があるとかないとか…
「あっ!あった!土地勘ないから田舎かどうかとかよく分からないけど、毒キノコの採集だってさ!えーっと、なになに?森で毒のあるキノコを見つけたのですが、下手に触ったり匂いを嗅ぐと人体に影響を及ぼすため極めて危険です。調べても種類が分からないため、探索者の方にお願いしたいです。だって!」
毒キノコって…また物騒なのがあったもんだ
「触ったり匂いで人体に影響を及ぼすって普通にやばいじゃん。それランク何?」
「えーっとね、ごめんさすがにGでいいのなかったから絞込み外しちゃった…えーっとね、D!」
「え…?D!?いきなり飛びすぎでしょ!毒キノコとは言ってもただの採集なのに…実はめちゃくちゃ大変な依頼なんじゃないの!?やっぱり変えない?」
「報酬5万だっt…」
「やるぞー!行くぞー!」
…ヒアラは金に目がなかった
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「キュアー!荷物確認!」
「服よし!バッグよし!財布、スマホ…んー、、ん!!多分大丈夫!!」
ついに…ついに初めてのお仕事!!
どんな冒険になるのかな!?
東京に始めてきた時のワクワクが再び湧き上がってくる。先の見えない未知の冒険…これだ…私達が求めていた冒険は!
「よーし…!じゃあ早速出発だぁぁー!!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
2人が新宿駅の改札に到着すると、そこにはノノが1人で待っていた
「ヒアラ!ごめん!待ち伏せみたいになっちゃって。」
「え?ノノ!?どうしたの?」
ノノは少しモジモジした様子で申し訳なさそうにこちらを見ている
「言い難いんだけど…その…俺を…俺も…、これからの旅に同行させてくれないか!?」
深く頭を下げるノノからは真っ直ぐな想いが伝わってきた
「またいきなりだね…理由は聞かせてくれる?」
「うん。道中で話すよ。」
「いいじゃん!幼なじみだし五大天啓のノノがいたら心強いよね!断る理由ないって!」
「…分かった!いきなりでびっくりしたけど、これからよろしくね!」
「ヒアラ…キュアー…ありがとう!これからよろしく!」
かくして私達は、ノノも合流して3人パーティになったのだった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「それで、どうして合流しに来たの?」
今回の依頼は富山県。少し遠いため新幹線での移動になる。3人は席に座り弁当を食べながら話していた
「実は俺…あんな感じで色々と囃し立てられてたからヒアラ達以外の探索者との交流がなくて…パーティを組める人がいなかったんだ…みんなより早く探索に行けるようになってたけどそのせいでまだ1回も行けてなかったんだよ。」
そーゆー事か…人気者も孤独という訳だ。なんだか複雑だな
「それで色んな依頼を端末で見てたんだけど、依頼受諾一覧に受諾者キュアーの名前が見えたから思わず体が動いちゃったんだ。」
「なるほどね!つまり私達が恋しくなっちゃったんだね~、あっその卵焼きもーらいっ!」
真剣な話も話半分にお弁当を頬張るキュアーはお気楽そうだ
「まぁ…正直そうだね。だからこれからよろしく。」
「ん!」
ノノはノノなりの目標があると思うからどこまで私達と一緒に行動できるか分からないけど…慣れない環境での初依頼だし、一緒に入れるならそれに越したことはないか。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「着いた~!!富山だ!」
季節は春なので北陸はさすがに東京に比べるとまだだいぶ肌寒かった
「キュアー、ホットバフかけてくれない~?」
「おっけー!ノノにもかけるよ」
2人の周囲の空気が暖かくなり寒気が収まる
「いやー、これはいつもらっても便利だねぇ」
「ちょっと!便利屋だと思ってない?」
「便利屋だなんて思ってないよ!ただ精霊と違って人間は寒さで死んじゃうから助かるって話。」
「そう?ならいいけど、生死に関わるレベルにならないだけで精霊も普通に寒いからね?」
「自分にもかけちゃいなよ」
「オシャレは我慢!女の子は忍耐力を鍛えるためにやーらない!」
「それって寒さに耐えられない私を馬鹿にしてるのかな~!?」
「そんなんじゃないって!あはは~!」
初の任務と言いつつなんだかんだいつも通りの2人を見てノノは笑っていた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2時間後
「嘘…これが毒キノコ…!?」
「あはは~!ヒアラ~、このキノコすごいよぉ~、なんか気持ちがフワフワするね~」
笑うキュアー、手に握られたキノコ、逃げるノノ
「絶対絶命なんですけどぉ~!!?!?!」
初の任務は予想を遥かに超えていた。
ヒアラの叫びは深い森の中に消えていった
「ヒアラ!ほんとに来た!ホテルなのに手紙って届くんだね!?」
「そりゃそうよ!届け先ここにしたんだから!ねぇそれより早く持ってきて!!」
入り口の方でスタッフの方に封筒を貰ったキュアーが走ってくる
一緒にソファに並びその封を開けると中には2通の手紙が入っていた
「お、おおおお…これが…」
中には合格通知が入っているはず。
そしてお目当てのあれも…!
「ヒアラ…開けていい?」
「うん!…うん?」
あれ?手紙が2通?私しか試験受けてないのになんでだっけ?
「じゃーん!開けちゃったよ!んーと中身は…おぉ!!ヒアラの合格通知だよ!あとこれが探索者の証:サーチャーシンボルだよ!」
「おおお!!!きたー!これこれー!!これがないと始まらないんだから!」
サーチャーシンボルとはいわゆる身分証明書みたいなもので宿泊や交通の便で役に立つ探索者には必須のアイテムである。ヒアラ達はここ数日ホテル暮らしだったため金欠で今にもホームレスになる寸前だったのだ!
「よがっだよ~キュアー!!」
嬉しさで涙が溢れ抱きつこうとする私を気にも留めることなくキュアーは次の手紙に手をかけていた
「2通目~!」
「はっ!ちょっと待って!それなに!?2通目ってなんか心当たりある?」
「んー、分かんない。けど開ければ解決するよね?」
「あ、あぁ…まぁ確かに。じゃあ…お願いします。」
「はい2通目入りやーす!いっちょうあがり!!」
勢いのある掛け声と共に手紙を開封したキュアーはその中身を見る
「お?」
「何が入ってたの…?」
中には私宛と同様の書式の書類が入っていた
「えー、キュアーさん宛。貴殿を正式に精霊として認め、ヒアラ様の専属精霊として探索者認定致します。だってー、サーチャーシンボルも入ってるや」
「えぇ!?精霊なのに探索者認定されたの!?」
本来人間のみのはずの探索者が精霊にも適用されるなんて知らなかった。いや、どんなに世間知らずな私だとしてもこれが異例だということは分かる。この前精霊は探索者の資格ないって話してた時全然否定しなかったのは覚えている
「やったじゃん!私一人でもホテル無料だ~!」
「いやぁ、多分そーゆーことじゃ無いんだよね…探索者は国からある程度の助けがあるけどその分行動の制限が多いの。多分キュアーの精霊の力を見て自由にしちゃいけないと思ったんだと思う。」
「んー?なんだと~?そんなのがあったのか!むむむむむ、許せーん!」
ぷんすかの2文字が似合いそうな怒り方をするキュアーを見てると面白くてなんだかどうでもよくなってきた
「…まぁ、なっちゃったなら仕方ないね、これが国の下で働くということだよ、頑張ろ?」
「うん…まぁまだ実際に不便したわけじゃないしね。」
「よーし!じゃあ早速仕事を取りに行こう!ここ数日分のホテル代をとりあえず取り返さないと!」
「おー!」
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2人は街をフラフラと歩きながら掲示板を探し回っていた
「うーん、なかなかめぼしいのが無いね~」
「楽に稼げるお仕事無いのぉ~?」
探索者のお仕事掲示板というのは、探険課に全てが集約されており窓口で管理されている。各ジャンルごとに整理されているため直ぐに適した依頼を探してくれるのだが、それとは別に、わざわざ赴くのがめんどくさい人のため、街にある電子看板にサーチャーシンボルをかざすと特別画面で各依頼が見れるようになっている。さすが東京、デジタル社会だ。
しかし…
「なんかあれだねぇ…よくある異世界系みたいな薬草採集とかって、当たり前だけど無いもんだねぇ…」
「何それ?薬草?田舎ならあるんじゃないの?」
私とキュアーはよくラノベ系も読んでたけどキュアーは特に異世界ものやバトルものを見てたので私よりそっち系に詳しいのだ
「田舎までの交通費はどうなるんだっけ?」
「宿泊と同じでサーチャーシンボルでパスできるみたいだよ」
「ほんと!?さすがだわ…もうこのカード墓場まで持って行く…」
「キュアーの墓場って…一体いつの話なのよ」
「分かんないねぇ」
「はい!そんなことはいいから田舎にいいのがあるのかだけ調べてくれる?」
「うん、ランクはGから見ていくよ」
キュアーは電子看板でランク、地域、報酬の昇降順を変えたりして色々見ていた
ランクというのは単純に探索に求められる実力だ。別に誰がどれをとっても全く問題無いのだが、GからAに行くにつれて難易度が高くなっていくため私たちのような駆け出しはGからこなしていくのが定石なのである。実はAまでこなせるレベルになるとさらに上の難易度があるとかないとか…
「あっ!あった!土地勘ないから田舎かどうかとかよく分からないけど、毒キノコの採集だってさ!えーっと、なになに?森で毒のあるキノコを見つけたのですが、下手に触ったり匂いを嗅ぐと人体に影響を及ぼすため極めて危険です。調べても種類が分からないため、探索者の方にお願いしたいです。だって!」
毒キノコって…また物騒なのがあったもんだ
「触ったり匂いで人体に影響を及ぼすって普通にやばいじゃん。それランク何?」
「えーっとね、ごめんさすがにGでいいのなかったから絞込み外しちゃった…えーっとね、D!」
「え…?D!?いきなり飛びすぎでしょ!毒キノコとは言ってもただの採集なのに…実はめちゃくちゃ大変な依頼なんじゃないの!?やっぱり変えない?」
「報酬5万だっt…」
「やるぞー!行くぞー!」
…ヒアラは金に目がなかった
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「キュアー!荷物確認!」
「服よし!バッグよし!財布、スマホ…んー、、ん!!多分大丈夫!!」
ついに…ついに初めてのお仕事!!
どんな冒険になるのかな!?
東京に始めてきた時のワクワクが再び湧き上がってくる。先の見えない未知の冒険…これだ…私達が求めていた冒険は!
「よーし…!じゃあ早速出発だぁぁー!!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
2人が新宿駅の改札に到着すると、そこにはノノが1人で待っていた
「ヒアラ!ごめん!待ち伏せみたいになっちゃって。」
「え?ノノ!?どうしたの?」
ノノは少しモジモジした様子で申し訳なさそうにこちらを見ている
「言い難いんだけど…その…俺を…俺も…、これからの旅に同行させてくれないか!?」
深く頭を下げるノノからは真っ直ぐな想いが伝わってきた
「またいきなりだね…理由は聞かせてくれる?」
「うん。道中で話すよ。」
「いいじゃん!幼なじみだし五大天啓のノノがいたら心強いよね!断る理由ないって!」
「…分かった!いきなりでびっくりしたけど、これからよろしくね!」
「ヒアラ…キュアー…ありがとう!これからよろしく!」
かくして私達は、ノノも合流して3人パーティになったのだった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「それで、どうして合流しに来たの?」
今回の依頼は富山県。少し遠いため新幹線での移動になる。3人は席に座り弁当を食べながら話していた
「実は俺…あんな感じで色々と囃し立てられてたからヒアラ達以外の探索者との交流がなくて…パーティを組める人がいなかったんだ…みんなより早く探索に行けるようになってたけどそのせいでまだ1回も行けてなかったんだよ。」
そーゆー事か…人気者も孤独という訳だ。なんだか複雑だな
「それで色んな依頼を端末で見てたんだけど、依頼受諾一覧に受諾者キュアーの名前が見えたから思わず体が動いちゃったんだ。」
「なるほどね!つまり私達が恋しくなっちゃったんだね~、あっその卵焼きもーらいっ!」
真剣な話も話半分にお弁当を頬張るキュアーはお気楽そうだ
「まぁ…正直そうだね。だからこれからよろしく。」
「ん!」
ノノはノノなりの目標があると思うからどこまで私達と一緒に行動できるか分からないけど…慣れない環境での初依頼だし、一緒に入れるならそれに越したことはないか。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「着いた~!!富山だ!」
季節は春なので北陸はさすがに東京に比べるとまだだいぶ肌寒かった
「キュアー、ホットバフかけてくれない~?」
「おっけー!ノノにもかけるよ」
2人の周囲の空気が暖かくなり寒気が収まる
「いやー、これはいつもらっても便利だねぇ」
「ちょっと!便利屋だと思ってない?」
「便利屋だなんて思ってないよ!ただ精霊と違って人間は寒さで死んじゃうから助かるって話。」
「そう?ならいいけど、生死に関わるレベルにならないだけで精霊も普通に寒いからね?」
「自分にもかけちゃいなよ」
「オシャレは我慢!女の子は忍耐力を鍛えるためにやーらない!」
「それって寒さに耐えられない私を馬鹿にしてるのかな~!?」
「そんなんじゃないって!あはは~!」
初の任務と言いつつなんだかんだいつも通りの2人を見てノノは笑っていた
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2時間後
「嘘…これが毒キノコ…!?」
「あはは~!ヒアラ~、このキノコすごいよぉ~、なんか気持ちがフワフワするね~」
笑うキュアー、手に握られたキノコ、逃げるノノ
「絶対絶命なんですけどぉ~!!?!?!」
初の任務は予想を遥かに超えていた。
ヒアラの叫びは深い森の中に消えていった
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