22 / 24
19
しおりを挟む
王城を出て街を歩いてると、ザンド商会の食事処を見つけた。王都でも人気なのか沢山の人が並んでる。
「おっ。ティナ様」
ちょうどザンドさんがお店から出てきた。
「ザンドさん、王都にいらっしゃったんですね」
「ええ。本来はこちらにいるのです」
ランロワには息子さん夫婦のことがあったからいたのかな?
ザンドさんに促されお店の中に入った。
「ティナ様のおかげでSランクになれそうです」
「そうなんですか?」
「今度の王宮パーティーでの料理を任されまして、それに成功したらSランクになれます」
それなら成功させなくちゃね。中央都市に行ってもザンドさんのお店があるなら外食も楽しくなる。
まだ売ってないレシピをザンドさんに売った。
拠点に戻ってきて今後の話をする。
「この後は学園に通えばいいですか?」
「まだ早いかな」
「そうだね。せめて7歳からでしょう」
あと1年以上ある。
「その間どうしたらいいですか?」
「中央でまったりするのはどうだろう?」
錬金術の方がSランク以上だから中央には行けるね。それに中央の街を見てみるのも面白いかもしれない。
「そうですね。中央に行ってみたいです」
「住むのは俺の家だぞ」
「うん! シルよろしくね」
シルのお家か楽しみだな。大きいのかな?それともシルのお母様のおうちのように可愛らしいのかしら?
想像するだけで楽しいわ。
◆
冒険者ギルドの魔法陣を使って中央にやってきた。
「皆さんはこの後どう過ごすのですか?」
「私は聖級ダンジョンにアタックしてSSランクを目指すよ」
「俺たちもランク上げるためダンジョンに籠るかな」
「僕はクランの運営だね」
ミーアさん、ジョンさん、ユーグさんはダンジョンに籠るから会えなくなるのか。ハルトさんは拠点に行けば会えるね。
途中でハルトさんたちと別れてシルのおうちに向かった。
「皆さんは拠点で過ごしてるの?」
「ハルトは家を持ってる。他は拠点で生活してる」
中央は家の値段も高いようでなかなか買えないらしい。
シルのおうちはギルドから徒歩で10分のところにある。とても大きな家で屋敷と言ってもいいかも。
「凄く大きね」
庭もすごく広い。庭の部分だけで家が1軒余裕で建つよ。
「ああ。たまに庭で竜体になるから、広い家にした」
これだけ広ければ竜体になっても問題はないね。今度また竜体を見せてもらおう。
翌日はシルもクランの仕事をするというこで着いていった。拠点は5階建ての館だった。
「シルのおうちより大きいね」
「各部屋に風呂とトイレが付いてるからな」
中も広々としている。仕事する部屋に行くと既にハルトさんがいた。
「やあ!ティナちゃん」
「ハルトさん、こんにちは」
私はシルの膝の上で抱っこされたまま、シルは仕事をし始める。支出の計算をしてるみたいだが、桁も多いからなかなかペンが進んでいってない。
計算機でも作ってみようかな?
神通販で材料を購入して計算機を作った。
「シル、これを使って」
「これは?」
「計算する魔道具だよ」
実際に使って設定する。
「ね?早く計算出来るでしょう」
「流石だな、ティナ。俺のために作ってくれたのか」
シルは感動してた。そこにハルトさんが入ってくる。
「ティナちゃん、それ買うからいくつか作ってくれない?」
「いいですよ」
10個ほど作ってハルトさんに売った。これも役に立つものだから後で錬金術ギルドにレシピを売りに行くことになった。
帰りは中央の街を探索した。ここで揃わないものはないというくらい大きなお店が立ち並んでる。中に入ってもどのお店も品数が多かった。1つの魔道具店に入った時に驚いた。なんと私のマークの入った冷暖魔道具がおいてある。
「そちらは大人気のシリーズなんですよ」
店員さんが話しかけてきた。
「そうなんですか?」
「ええ。人気すぎてなかなか手に入らないのです」
そのせいか値段も高くなってる。人気なんだぁ。まぁ、便利だしね。
「買っていかれますか?」
「持ってるので大丈夫です」
流石に私がティナですとは言えなかった。
「おっ。ティナ様」
ちょうどザンドさんがお店から出てきた。
「ザンドさん、王都にいらっしゃったんですね」
「ええ。本来はこちらにいるのです」
ランロワには息子さん夫婦のことがあったからいたのかな?
ザンドさんに促されお店の中に入った。
「ティナ様のおかげでSランクになれそうです」
「そうなんですか?」
「今度の王宮パーティーでの料理を任されまして、それに成功したらSランクになれます」
それなら成功させなくちゃね。中央都市に行ってもザンドさんのお店があるなら外食も楽しくなる。
まだ売ってないレシピをザンドさんに売った。
拠点に戻ってきて今後の話をする。
「この後は学園に通えばいいですか?」
「まだ早いかな」
「そうだね。せめて7歳からでしょう」
あと1年以上ある。
「その間どうしたらいいですか?」
「中央でまったりするのはどうだろう?」
錬金術の方がSランク以上だから中央には行けるね。それに中央の街を見てみるのも面白いかもしれない。
「そうですね。中央に行ってみたいです」
「住むのは俺の家だぞ」
「うん! シルよろしくね」
シルのお家か楽しみだな。大きいのかな?それともシルのお母様のおうちのように可愛らしいのかしら?
想像するだけで楽しいわ。
◆
冒険者ギルドの魔法陣を使って中央にやってきた。
「皆さんはこの後どう過ごすのですか?」
「私は聖級ダンジョンにアタックしてSSランクを目指すよ」
「俺たちもランク上げるためダンジョンに籠るかな」
「僕はクランの運営だね」
ミーアさん、ジョンさん、ユーグさんはダンジョンに籠るから会えなくなるのか。ハルトさんは拠点に行けば会えるね。
途中でハルトさんたちと別れてシルのおうちに向かった。
「皆さんは拠点で過ごしてるの?」
「ハルトは家を持ってる。他は拠点で生活してる」
中央は家の値段も高いようでなかなか買えないらしい。
シルのおうちはギルドから徒歩で10分のところにある。とても大きな家で屋敷と言ってもいいかも。
「凄く大きね」
庭もすごく広い。庭の部分だけで家が1軒余裕で建つよ。
「ああ。たまに庭で竜体になるから、広い家にした」
これだけ広ければ竜体になっても問題はないね。今度また竜体を見せてもらおう。
翌日はシルもクランの仕事をするというこで着いていった。拠点は5階建ての館だった。
「シルのおうちより大きいね」
「各部屋に風呂とトイレが付いてるからな」
中も広々としている。仕事する部屋に行くと既にハルトさんがいた。
「やあ!ティナちゃん」
「ハルトさん、こんにちは」
私はシルの膝の上で抱っこされたまま、シルは仕事をし始める。支出の計算をしてるみたいだが、桁も多いからなかなかペンが進んでいってない。
計算機でも作ってみようかな?
神通販で材料を購入して計算機を作った。
「シル、これを使って」
「これは?」
「計算する魔道具だよ」
実際に使って設定する。
「ね?早く計算出来るでしょう」
「流石だな、ティナ。俺のために作ってくれたのか」
シルは感動してた。そこにハルトさんが入ってくる。
「ティナちゃん、それ買うからいくつか作ってくれない?」
「いいですよ」
10個ほど作ってハルトさんに売った。これも役に立つものだから後で錬金術ギルドにレシピを売りに行くことになった。
帰りは中央の街を探索した。ここで揃わないものはないというくらい大きなお店が立ち並んでる。中に入ってもどのお店も品数が多かった。1つの魔道具店に入った時に驚いた。なんと私のマークの入った冷暖魔道具がおいてある。
「そちらは大人気のシリーズなんですよ」
店員さんが話しかけてきた。
「そうなんですか?」
「ええ。人気すぎてなかなか手に入らないのです」
そのせいか値段も高くなってる。人気なんだぁ。まぁ、便利だしね。
「買っていかれますか?」
「持ってるので大丈夫です」
流石に私がティナですとは言えなかった。
265
お気に入りに追加
9,890
あなたにおすすめの小説
5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。
転生貴族のスローライフ
マツユキ
ファンタジー
現代の日本で、病気により若くして死んでしまった主人公。気づいたら異世界で貴族の三男として転生していた
しかし、生まれた家は力主義を掲げる辺境伯家。自分の力を上手く使えない主人公は、追放されてしまう事に。しかも、追放先は誰も足を踏み入れようとはしない場所だった
これは、転生者である主人公が最凶の地で、国よりも最強の街を起こす物語である
*基本は1日空けて更新したいと思っています。連日更新をする場合もありますので、よろしくお願いします
異世界でネットショッピングをして商いをしました。
ss
ファンタジー
異世界に飛ばされた主人公、アキラが使えたスキルは「ネットショッピング」だった。
それは、地球の物を買えるというスキルだった。アキラはこれを駆使して異世界で荒稼ぎする。
これはそんなアキラの爽快で時には苦難ありの異世界生活の一端である。(ハーレムはないよ)
よければお気に入り、感想よろしくお願いしますm(_ _)m
hotランキング23位(18日11時時点)
本当にありがとうございます
誤字指摘などありがとうございます!スキルの「作者の権限」で直していこうと思いますが、発動条件がたくさんあるので直すのに時間がかかりますので気長にお待ちください。
積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
全能で楽しく公爵家!!
山椒
ファンタジー
平凡な人生であることを自負し、それを受け入れていた二十四歳の男性が交通事故で若くして死んでしまった。
未練はあれど死を受け入れた男性は、転生できるのであれば二度目の人生も平凡でモブキャラのような人生を送りたいと思ったところ、魔神によって全能の力を与えられてしまう!
転生した先は望んだ地位とは程遠い公爵家の長男、アーサー・ランスロットとして生まれてしまった。
スローライフをしようにも公爵家でできるかどうかも怪しいが、のんびりと全能の力を発揮していく転生者の物語。
※少しだけ設定を変えているため、書き直し、設定を加えているリメイク版になっています。
※リメイク前まで投稿しているところまで書き直せたので、二章はかなりの速度で投稿していきます。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
異世界に召喚されたけど間違いだからって棄てられました
ピコっぴ
ファンタジー
【異世界に召喚されましたが、間違いだったようです】
ノベルアッププラス小説大賞一次選考通過作品です
※自筆挿絵要注意⭐
表紙はhake様に頂いたファンアートです
(Twitter)https://mobile.twitter.com/hake_choco
異世界召喚などというファンタジーな経験しました。
でも、間違いだったようです。
それならさっさと帰してくれればいいのに、聖女じゃないから神殿に置いておけないって放り出されました。
誘拐同然に呼びつけておいてなんて言いぐさなの!?
あまりのひどい仕打ち!
私はどうしたらいいの……!?
美少女に転生して料理して生きてくことになりました。
ゆーぞー
ファンタジー
田中真理子32歳、独身、失業中。
飲めないお酒を飲んでぶったおれた。
気がついたらマリアンヌという12歳の美少女になっていた。
その世界は加護を受けた人間しか料理をすることができない世界だった
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる