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未制覇の中級ダンジョンにやってきた。この街の中級ダンジョンは2つある。
「ティナちゃん、テンション低くない?」
ミーアさんから指摘が入るが、その通りなので何も言い返せない。
「もしかして苦手なの?」
ギクリとしてしまう。
「だ、大丈夫です! 騒ぐほどではありませんから!」
虫ダンジョンほどではない。だが好きか嫌いかで聞かれたら迷わず嫌いだと答えられる。
「大丈夫だぞ。爬虫類&両生類ダンジョンも苦手な女性は多いからな」
ユーグさんが気を使ってくれて言ってくれた。
今回のダンジョンは爬虫類と両生類だった。それも前世のような大きさではない。何倍も大きいのだ。
「古代竜は平気なのに?」
「ハルトさん、シルはとてもカッコよくて綺麗で可愛いですよ」
同等にするなんて失礼だ。
「竜も一応は爬虫類か両生類になると思うよ?」
「全くの別物です!」
胸を張って言える。
「やはり僕にはティナちゃんの審美眼がいまいち分からないよ」
理解してもらえないのは残念だ。
ドロップ品に肉があったから鑑定してみれば食用可となっていた。これを食べるの? 私には無理だ。間違って食べないように気をつけなくちゃ。たまにザンド商会に行くからね。
「シル、私爬虫類と両生類の肉は食べたくないの」
「分かった」
自分だけでは知らなくて口にしてしまうかもしれないからシルに伝えておく。これで大丈夫なはずだ。
「ヘビ系とかあっさりしてて美味しいわよ?」
「ミーアさん、私には無理です」
今世の記憶しかなければいけたかもしれないが、前世の記憶でその辺はゲテモノだと認識してしまう。
セーフティーゾーンの中に入って直ぐにシルに抱っこしてもらう。
「怖いのに良く頑張ったな」
唸りながら抱きつく。
「早く海ダンジョンとか猫ダンジョンに行きたいよ」
「猫ダンジョン?」
「猫ダンジョンなんてないわよ?」
猫の魔物がいればそこは猫ダンジョンだ。私の中ではね。
「にゃんこー!」
私の癒しが欲しい。
「猫系ならば何でもいいのか?」
ジョンさんに聞かれて頷く。
「白虎とか黒豹とかでもか?」
「可愛いにゃんこです」
シル以外がドン引きした。虎も豹もネコ科だ。ライオンでもいい。
「その辺りの魔物が出てきたらテイムすればいい」
シルの提案に目をキラキラさせた。
「にゃんこ飼っていいの?」
「俺を第1に考えてくれるならば構わない」
何度も首を縦に振る。フェンリルに会ってからずっとオススメにあったテイムを購入した。
「まさかマスターが許可を出すとは思わなかったよ」
「俺がいない時の護衛にはなるだろう」
シルがいない時と言えば、冒険者学園に通ってる時かランク上げのためのダンジョン制覇してる時だね。それまでに見つけないと却下されそうだから、早く可愛いにゃんこに会えるといいな。
ダンジョンボスはでっかいワームだった。ワームって虫じゃないのか! 気持ち悪いと思いながら魔法を放つ。魔石と弩のスキル書がドロップする。
「弩だ! これなら私でも使えそうだね」
「ティナには必要ないよ」
そう言ってシルは私の手からスキル書を取った。
ユーグさんを見てて弓カッコイイなって思ってたけど腕力のない私には無理だから諦めてる。弩ならば腕力も必要ないかなって思ったんだけどな。
まぁ得ようと思えば神通販で買えるんだけどね。シルが拒むならば辞めておこう。
街に戻り冒険者ギルドに行き報告した。残り41,902ポイントとなる。宿に戻ってステータスを確認する。
【名前】ティナ
【年齢】5歳
【レベル】501
【体力】511
【魔力】∞
【物理攻撃】99
【物理防御】99
【魔法攻撃】50,100,000
【魔法防御】50,100,000
【属性】全属性
【スキル】全属性魔法Lv7、鑑定Lv5、無限収納、マップ、テイムLv1
【ユニークスキル】神通販、経験値10,000倍、必要経験値1/100
「レベルが500超えた!」
「おめでとう。このまま行けば俺より早く1,000レベルになるんじゃないか?」
「それでもステータスはシルに比べて脆弱だよ」
魔法すら勝てないと思う。
「俺は古代竜の中でも異常に強いからな」
「そうなんだ」
「他の古代竜の雄の10倍ほど強いな」
竜神になる核を持ってるってリュヌ様が言ってたし、その影響なのではないかな。
「古代竜ってどれくらいいるの?」
「さぁな? 古代竜同士は交流しないからな」
「そうなの?」
「古代竜の雄は1つの国に2体以上いないようにしてる。昔愚かな国があってな」
何があったんだろう。目で促しても教えてくれなかった。私が知らない方がいい話なのかな。シルが話したくないならば無理には聞かない。
「それ以来、後から来た古代竜が別の国に行くというスタンスをとってるから交流がない」
「子供はどうなるの?」
「15歳までは親元にいるが、それを過ぎれば旅立つ」
「古代竜が複数冒険者になった時はどうなるの? 中央に住めなくなるの?」
「中央はどこの国でもないから別だ。あそこは完全に個人の実力がものをいう」
誰かを利用しての実力は意味が無いのか。それならば古代竜も安心だね。
未制覇の中級ダンジョンにやってきた。この街の中級ダンジョンは2つある。
「ティナちゃん、テンション低くない?」
ミーアさんから指摘が入るが、その通りなので何も言い返せない。
「もしかして苦手なの?」
ギクリとしてしまう。
「だ、大丈夫です! 騒ぐほどではありませんから!」
虫ダンジョンほどではない。だが好きか嫌いかで聞かれたら迷わず嫌いだと答えられる。
「大丈夫だぞ。爬虫類&両生類ダンジョンも苦手な女性は多いからな」
ユーグさんが気を使ってくれて言ってくれた。
今回のダンジョンは爬虫類と両生類だった。それも前世のような大きさではない。何倍も大きいのだ。
「古代竜は平気なのに?」
「ハルトさん、シルはとてもカッコよくて綺麗で可愛いですよ」
同等にするなんて失礼だ。
「竜も一応は爬虫類か両生類になると思うよ?」
「全くの別物です!」
胸を張って言える。
「やはり僕にはティナちゃんの審美眼がいまいち分からないよ」
理解してもらえないのは残念だ。
ドロップ品に肉があったから鑑定してみれば食用可となっていた。これを食べるの? 私には無理だ。間違って食べないように気をつけなくちゃ。たまにザンド商会に行くからね。
「シル、私爬虫類と両生類の肉は食べたくないの」
「分かった」
自分だけでは知らなくて口にしてしまうかもしれないからシルに伝えておく。これで大丈夫なはずだ。
「ヘビ系とかあっさりしてて美味しいわよ?」
「ミーアさん、私には無理です」
今世の記憶しかなければいけたかもしれないが、前世の記憶でその辺はゲテモノだと認識してしまう。
セーフティーゾーンの中に入って直ぐにシルに抱っこしてもらう。
「怖いのに良く頑張ったな」
唸りながら抱きつく。
「早く海ダンジョンとか猫ダンジョンに行きたいよ」
「猫ダンジョン?」
「猫ダンジョンなんてないわよ?」
猫の魔物がいればそこは猫ダンジョンだ。私の中ではね。
「にゃんこー!」
私の癒しが欲しい。
「猫系ならば何でもいいのか?」
ジョンさんに聞かれて頷く。
「白虎とか黒豹とかでもか?」
「可愛いにゃんこです」
シル以外がドン引きした。虎も豹もネコ科だ。ライオンでもいい。
「その辺りの魔物が出てきたらテイムすればいい」
シルの提案に目をキラキラさせた。
「にゃんこ飼っていいの?」
「俺を第1に考えてくれるならば構わない」
何度も首を縦に振る。フェンリルに会ってからずっとオススメにあったテイムを購入した。
「まさかマスターが許可を出すとは思わなかったよ」
「俺がいない時の護衛にはなるだろう」
シルがいない時と言えば、冒険者学園に通ってる時かランク上げのためのダンジョン制覇してる時だね。それまでに見つけないと却下されそうだから、早く可愛いにゃんこに会えるといいな。
ダンジョンボスはでっかいワームだった。ワームって虫じゃないのか! 気持ち悪いと思いながら魔法を放つ。魔石と弩のスキル書がドロップする。
「弩だ! これなら私でも使えそうだね」
「ティナには必要ないよ」
そう言ってシルは私の手からスキル書を取った。
ユーグさんを見てて弓カッコイイなって思ってたけど腕力のない私には無理だから諦めてる。弩ならば腕力も必要ないかなって思ったんだけどな。
まぁ得ようと思えば神通販で買えるんだけどね。シルが拒むならば辞めておこう。
街に戻り冒険者ギルドに行き報告した。残り41,902ポイントとなる。宿に戻ってステータスを確認する。
【名前】ティナ
【年齢】5歳
【レベル】501
【体力】511
【魔力】∞
【物理攻撃】99
【物理防御】99
【魔法攻撃】50,100,000
【魔法防御】50,100,000
【属性】全属性
【スキル】全属性魔法Lv7、鑑定Lv5、無限収納、マップ、テイムLv1
【ユニークスキル】神通販、経験値10,000倍、必要経験値1/100
「レベルが500超えた!」
「おめでとう。このまま行けば俺より早く1,000レベルになるんじゃないか?」
「それでもステータスはシルに比べて脆弱だよ」
魔法すら勝てないと思う。
「俺は古代竜の中でも異常に強いからな」
「そうなんだ」
「他の古代竜の雄の10倍ほど強いな」
竜神になる核を持ってるってリュヌ様が言ってたし、その影響なのではないかな。
「古代竜ってどれくらいいるの?」
「さぁな? 古代竜同士は交流しないからな」
「そうなの?」
「古代竜の雄は1つの国に2体以上いないようにしてる。昔愚かな国があってな」
何があったんだろう。目で促しても教えてくれなかった。私が知らない方がいい話なのかな。シルが話したくないならば無理には聞かない。
「それ以来、後から来た古代竜が別の国に行くというスタンスをとってるから交流がない」
「子供はどうなるの?」
「15歳までは親元にいるが、それを過ぎれば旅立つ」
「古代竜が複数冒険者になった時はどうなるの? 中央に住めなくなるの?」
「中央はどこの国でもないから別だ。あそこは完全に個人の実力がものをいう」
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