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魔物討伐
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朝1で冒険者ギルドに行くと混んでいた。行列に並んでると後から話しかけられる。
「嬢ちゃん、1人かい? 俺たちのパーティに入るか?」
セインとダークがいるから戦力になると思われたのかな。
「申し訳ありません。将来は錬金術師になりたいと思っておりまして、冒険者には道具を買うお金を貯めるためだけに登録しましたのでパーティは考えておりません」
丁重にお断りしたら、声をかけてきたお兄様は「お、おう、そ、そうか」と吃りながら引き下がった。
順番が来て冒険者ギルドカードを提出する。
「討伐依頼でゴブリン10体で2,000Gがあります」
討伐した数はギルドカードに登録される。
「セイン、ダーク、ゴブリンだって」
『『任せて!』』
セインとダークに着いていく。
『あっちに沢山いる』
『全部、倒すぞ』
わたくしには全然分からないのだけど、セインとダークは何処にいるのかまで分かるみたいだ。
森の中を進んでいく。途中、途中、セインとダークが魔法を放ってる。わたくしが目視する前に倒すから何を討伐してるのかさっぱりだわ。
『終わったよ』
『あっちにもいるが倒すか?』
「そうね。まだ時間はあるし倒しましょう」
次々と場所を変えて討伐していく。夕方になり冒険者ギルドに帰ってきた。
「ゴブリン467体、ボブゴブリン253体、ゴブリンアーチャー181体、ゴブリンマジシャン145体、ゴブリンキング4体!?」
受付けのお姉様が目を剥いてた。
そんなに倒していたのね。わたくしは1度も見てないから分からなかったわ。
「魔石もありますか?」
「魔石ですか?」
「魔物には魔石がありましてそちらを持ってきてくだされば更にお金になります」
あら? 残念だわ。持ってきてないわ。魔石って魔物から取れるのね。
「次からは持ってきますわ」
「ボブゴブリン、ゴブリンアーチャー、ゴブリンマジシャンは10体で3,000G、ゴブリンキングは1体で10,000Gとなりますので、合計で303,000Gとなります」
金貨30枚と銀貨30枚を渡された。これだけあれば安い錬金窯なら買えるかな。
屋敷に戻る前に道具屋によっていく。
「いらっしゃい」
「錬金窯はありますか?」
「錬金窯はこちらになります」
1番安いもので10,000Gだった。錬金窯と錬金棒のセットで300,000Gのにする。もっと高いのもあったが、それはまたお金を貯めてから買うことにした。
大きくて持てなかったのでダークに持ってもらう。
「執事長、錬金術をしたいから1部屋借りられないかしら?」
「かしこまりました。こちらへどうぞ」
執事長のあとについて部屋に案内してもらう。案内してもらった部屋は机以外に家具もなにもないところだった。
机の上に錬金窯を置いてもらう。
「嬢ちゃん、1人かい? 俺たちのパーティに入るか?」
セインとダークがいるから戦力になると思われたのかな。
「申し訳ありません。将来は錬金術師になりたいと思っておりまして、冒険者には道具を買うお金を貯めるためだけに登録しましたのでパーティは考えておりません」
丁重にお断りしたら、声をかけてきたお兄様は「お、おう、そ、そうか」と吃りながら引き下がった。
順番が来て冒険者ギルドカードを提出する。
「討伐依頼でゴブリン10体で2,000Gがあります」
討伐した数はギルドカードに登録される。
「セイン、ダーク、ゴブリンだって」
『『任せて!』』
セインとダークに着いていく。
『あっちに沢山いる』
『全部、倒すぞ』
わたくしには全然分からないのだけど、セインとダークは何処にいるのかまで分かるみたいだ。
森の中を進んでいく。途中、途中、セインとダークが魔法を放ってる。わたくしが目視する前に倒すから何を討伐してるのかさっぱりだわ。
『終わったよ』
『あっちにもいるが倒すか?』
「そうね。まだ時間はあるし倒しましょう」
次々と場所を変えて討伐していく。夕方になり冒険者ギルドに帰ってきた。
「ゴブリン467体、ボブゴブリン253体、ゴブリンアーチャー181体、ゴブリンマジシャン145体、ゴブリンキング4体!?」
受付けのお姉様が目を剥いてた。
そんなに倒していたのね。わたくしは1度も見てないから分からなかったわ。
「魔石もありますか?」
「魔石ですか?」
「魔物には魔石がありましてそちらを持ってきてくだされば更にお金になります」
あら? 残念だわ。持ってきてないわ。魔石って魔物から取れるのね。
「次からは持ってきますわ」
「ボブゴブリン、ゴブリンアーチャー、ゴブリンマジシャンは10体で3,000G、ゴブリンキングは1体で10,000Gとなりますので、合計で303,000Gとなります」
金貨30枚と銀貨30枚を渡された。これだけあれば安い錬金窯なら買えるかな。
屋敷に戻る前に道具屋によっていく。
「いらっしゃい」
「錬金窯はありますか?」
「錬金窯はこちらになります」
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大きくて持てなかったのでダークに持ってもらう。
「執事長、錬金術をしたいから1部屋借りられないかしら?」
「かしこまりました。こちらへどうぞ」
執事長のあとについて部屋に案内してもらう。案内してもらった部屋は机以外に家具もなにもないところだった。
机の上に錬金窯を置いてもらう。
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