日本ワインに酔いしれて

三枝 優

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第1章

丹波ワイン てぐみpeu

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「これ、変わったボトルのワインですね」
「そうだね、まるでビールみたいだ」

 330mlの瓶。
 栓もビールのよう。

 今日、飲むワインは

 京都府船井郡京丹波町 丹波ワイン
 てぐみpeu

 白の発泡ワインだ。
 無濾過と思われる濁ったワイン。

 この間飲んだ、武蔵ワイナリーも同様ではあるが・・・

「このワインは随分辛口ですね」
「果実味があって香りも爽やかだけど・・口に含むとドライな感じだね」

 切れがあって、爽やか。コクもあるけれどドライ。
 武蔵ワイナリーとは随分違う。

 まるで、ビールのような感じがする。

 そうだな・・これに合わせる料理はやはり・・・

「フライドチキンですか」
「うん、このワインには合うと思ってね」

 やはり、ドライなワインにフライドチキンはよく合う。

「これは・・美味しいですね」
「うん、やっぱり合うね」

 フィッシュ アンド チップスとかも合うと思う。
 ドライなワインに揚げ物はよく合う。

「これだと、ピザとかも合いそうですね」
「あぁ・・・なるほど、合いそうだね」

 本当に、まるでビールのように使えそうなワインである。
 瓶の形といい、量といい。ドライな味といい、非常に使い勝手が良さそうだ。
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