136 / 259
第1章
仕事納め 井筒ワイン 生ワイン2020 白&赤
しおりを挟む
「いらっしゃ~い」
仕事納めの日。
”いい天気”にやってきた。
「最近いつも二人でくるんですね~。いいですね」
美月と待ち合わせて一緒に来た。
「まぁねえ・・・」
思わず苦笑いする。
「クリスマス終わったけど、まだクリスマスプレート注文できますよ~」
「あ、じゃあそれお願いします二人分で」
「ありがとうございま~す」
飲み物は・・
「これにしましょう!」
美月が選んだワインにすることにした。
長野県塩尻市 井筒ワイン 生ワイン 2020
ナイアガラ 白
コンコード 赤
にごりワインだ。
「おまちどうさま~」
料理がやって来た。
「こちらがキッシュ、隣がサバの燻製のマスタード添え、クリームチーズ、生ハム、サラダ、ジャガイモのムースですよ」
「いろいろあって、どれも美味しそうですね!」
私は、白ワインを口に含む。
さわやかな甘みと香り。新酒なのにコクもある。にごりワインだからだろうか。
「こちらの赤ワイン。コンコードだけどどんなに甘くなくておいしいですね」
「へえ・・コンコードでそんなに甘くないって珍しいね」
料理を食べながら話す。
「このワイナリー。一緒に行ったところですね。また行きましょうね」
あの時は、まだ出会ったばかりのころ。
でも、半年もたっていないんだよな。
「そうだね。また行こうか。でも、まずは明日の旅行だね」
明日から一緒に旅行に行く予定なのだ。
「そうですね。飲みすぎないようにしないといけませんね」
「なになに?お二人で旅行に行くの~?」
店員のミキちゃんが聞き耳を立てていたらしく、話しかけてきた。
「はい、一泊ですけど」
「うひゃあ、うらやましいですね。どこに行くの~?」
「栃木の那須です。まぁ夏にも行ったんですけどね」
夏に行ったホテルにまた行くのだ。
「いいなぁ~。恋人と旅行なんてうらやましい~」
「えへへ・・」
美月が照れている。
あれ?
美月とは、何度か旅行していたが・・
よく考えると、付き合うことになって初めての泊りがけの旅行?
「そういえば、いつも一緒に来ていたミキちゃんて最近来てないんだけど~。忙しいのかしら?」
うん。やっぱりミキちゃんが二人いるとめんどくさいね。
「ミキちゃんは、ネイリストなので今は仕事が忙しいんです。年末から年明けしばらくは忙しいんじゃないでしょうか。成人式とか卒業式とかで。」
「まぁ。彼氏も忙しいし来れないんじゃないかな」
彼氏の海斗君は受験生。受験勉強に忙しい。
ミキちゃんは、彼氏をほおっておいて自分だけ遊ぶような性格でもない。
旅行から帰ってきたら、二人にお土産を渡しに行こうかな。
それに・・・
時々、数学や物理なんかでわからない問題があったら、メールで質問されたりしている。
一応、理系でどちらも得意だったから回答している。
たまには、直接教えに行ってもいいしね・・・
仕事納めの日。
”いい天気”にやってきた。
「最近いつも二人でくるんですね~。いいですね」
美月と待ち合わせて一緒に来た。
「まぁねえ・・・」
思わず苦笑いする。
「クリスマス終わったけど、まだクリスマスプレート注文できますよ~」
「あ、じゃあそれお願いします二人分で」
「ありがとうございま~す」
飲み物は・・
「これにしましょう!」
美月が選んだワインにすることにした。
長野県塩尻市 井筒ワイン 生ワイン 2020
ナイアガラ 白
コンコード 赤
にごりワインだ。
「おまちどうさま~」
料理がやって来た。
「こちらがキッシュ、隣がサバの燻製のマスタード添え、クリームチーズ、生ハム、サラダ、ジャガイモのムースですよ」
「いろいろあって、どれも美味しそうですね!」
私は、白ワインを口に含む。
さわやかな甘みと香り。新酒なのにコクもある。にごりワインだからだろうか。
「こちらの赤ワイン。コンコードだけどどんなに甘くなくておいしいですね」
「へえ・・コンコードでそんなに甘くないって珍しいね」
料理を食べながら話す。
「このワイナリー。一緒に行ったところですね。また行きましょうね」
あの時は、まだ出会ったばかりのころ。
でも、半年もたっていないんだよな。
「そうだね。また行こうか。でも、まずは明日の旅行だね」
明日から一緒に旅行に行く予定なのだ。
「そうですね。飲みすぎないようにしないといけませんね」
「なになに?お二人で旅行に行くの~?」
店員のミキちゃんが聞き耳を立てていたらしく、話しかけてきた。
「はい、一泊ですけど」
「うひゃあ、うらやましいですね。どこに行くの~?」
「栃木の那須です。まぁ夏にも行ったんですけどね」
夏に行ったホテルにまた行くのだ。
「いいなぁ~。恋人と旅行なんてうらやましい~」
「えへへ・・」
美月が照れている。
あれ?
美月とは、何度か旅行していたが・・
よく考えると、付き合うことになって初めての泊りがけの旅行?
「そういえば、いつも一緒に来ていたミキちゃんて最近来てないんだけど~。忙しいのかしら?」
うん。やっぱりミキちゃんが二人いるとめんどくさいね。
「ミキちゃんは、ネイリストなので今は仕事が忙しいんです。年末から年明けしばらくは忙しいんじゃないでしょうか。成人式とか卒業式とかで。」
「まぁ。彼氏も忙しいし来れないんじゃないかな」
彼氏の海斗君は受験生。受験勉強に忙しい。
ミキちゃんは、彼氏をほおっておいて自分だけ遊ぶような性格でもない。
旅行から帰ってきたら、二人にお土産を渡しに行こうかな。
それに・・・
時々、数学や物理なんかでわからない問題があったら、メールで質問されたりしている。
一応、理系でどちらも得意だったから回答している。
たまには、直接教えに行ってもいいしね・・・
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
お嬢様、お仕置の時間です。
moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。
両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。
私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。
私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。
両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。
新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。
私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。
海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。
しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。
海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。
しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる