120 / 259
第1章
ワイナリーに行こう! 長野県上田市 シャトーメルシャン 椀子ワイナリー
しおりを挟む
東部 湯の丸ICを降りる。
HPの地図を見たが、その地図ではたどり着ける自信はなかった。
住所をナビに登録して目的地をセットしてある。
「おや・・この道は通ったことあるな」
「え?そうなんですか?」
「一度、塩尻から東御市に行くときに通った道だよ」
ふと、交差点の横に小さな看板があるのを発見する。
小さいので見過ごすところであった。
椀子ワイナリーの文字と左への矢印。
ここを曲がるのか?
結構細い道を曲がってしばらく行くと・・
開けた丘に出た。
ブドウ畑が続いている。
その丘の上に白い近代的な建物が立っていた。
これが、シャトーメルシャン椀子ワイナリーである。
このワイナリーは2019年にオープンしたばかりと聞いている。
だが、「ワールド・ベスト・ヴィンヤード 2020」において世界第30位に選ばれたのだ。
なので、最近TVでも放送されたりしている。
駐車場に車を止めて、建物のほうに歩いていく。
「見てください、このカボチャ、ボトルをくわえてますよ」
ハロウィンは終わったのだが、カボチャのお化けがおいてある。
その口にはワインのボトル。
ちょっとかわいい感じかもしれない。
「それにしても綺麗な建物ですね・・」
「それに・・大きいね」
入り口を入ると、受付に女性がいて説明をしてくれた。
ワイナリーショップは2階にあるようだ。またテイスティングもできるらしい。
1階では、ガラスの向こうに大きなステンレスタンクがある工場を見ることができた。
「なんか、近代的ですね・・」
「そうだね、大きなタンクだしね」
「さすが、有名なメーカーだけのことはありますね」
2階にはエレベーターで上がる。
2階は一面がガラス張りとなっていてテラスもある。
「すごい眺めですね~」
「本当だね、見晴らしもすごいいいし。ブドウ畑がずっと続いているね」
遠くには山々も見える。
本当に眺めの良い場所である。
「紅葉も綺麗ですし、いいところですね」
2階ではテイスティングカウンターがありテーブルと座席が結構たくさんある。
「テイスティングしていきますか?」
「う・・遠慮しておきます・・」
「我慢しなくてもいいんですよ?」
「いや・・・帰りも運転したいですし・・・」
我慢しなくても良いのに・・
代わりに、ワインをたくさん買っていくことにする。
美月は、あるワインの値段を見て固まっていた・・・
椀子Omnis その隣には 桔梗が原メルローシグナチャー
「え・・・ええぇ・・?」
どちらも、とても美味しかったと記憶している。
遠慮なくグビグビ飲んだ覚えがある。
え~・・・
こんな高い値段だったの!?
それを見た健司が声をかけてくる。
「このワインのomnisはラテン語で”全て”という意味らしいですよ。
このワイナリーで取れる、赤ワイン用のブドウ全種類が使われているらしいですね」
今度からは、しっかり味わって飲もう・・・
「ここのワイン、取れたブドウの場所で名前がついていて面白いね」
健司が2本のワインを手に取る。
北信左岸シャルドネ と 北信右岸シャルドネ。
「これ、両方買っていこうと思うんです。飲み比べると面白いかも」
「へぇ・・どう違うんでしょうね?」
「飲んでみないとわからないですが・・面白そうじゃないですか」
同じブドウ、同じ年、同じワイナリー。
でも、取れた場所は違う。
どう味に違いが出るか・・家に帰って飲むのが楽しみである。
建物を出て、周りのブドウ畑を見る。
黄色く色づいており、綺麗である。
ここのブドウ畑は手を触れなければ入っていいと言われた。
健司と美月はしばらくブドウ畑を散策した。
秋の空気は涼しくて心地いい。
「健司さん、次はどこに行くんですか?」
「もうそろそろお昼ご飯にしましょうか?ここでは食べれないようですから」
ランチBOXもあるようだが予約制らしい。
「いいですね、どこに行くんですか?」
「上田市にはワイナリーが経営しているカフェがあるらしいですよ。そこに行きましょう」
HPの地図を見たが、その地図ではたどり着ける自信はなかった。
住所をナビに登録して目的地をセットしてある。
「おや・・この道は通ったことあるな」
「え?そうなんですか?」
「一度、塩尻から東御市に行くときに通った道だよ」
ふと、交差点の横に小さな看板があるのを発見する。
小さいので見過ごすところであった。
椀子ワイナリーの文字と左への矢印。
ここを曲がるのか?
結構細い道を曲がってしばらく行くと・・
開けた丘に出た。
ブドウ畑が続いている。
その丘の上に白い近代的な建物が立っていた。
これが、シャトーメルシャン椀子ワイナリーである。
このワイナリーは2019年にオープンしたばかりと聞いている。
だが、「ワールド・ベスト・ヴィンヤード 2020」において世界第30位に選ばれたのだ。
なので、最近TVでも放送されたりしている。
駐車場に車を止めて、建物のほうに歩いていく。
「見てください、このカボチャ、ボトルをくわえてますよ」
ハロウィンは終わったのだが、カボチャのお化けがおいてある。
その口にはワインのボトル。
ちょっとかわいい感じかもしれない。
「それにしても綺麗な建物ですね・・」
「それに・・大きいね」
入り口を入ると、受付に女性がいて説明をしてくれた。
ワイナリーショップは2階にあるようだ。またテイスティングもできるらしい。
1階では、ガラスの向こうに大きなステンレスタンクがある工場を見ることができた。
「なんか、近代的ですね・・」
「そうだね、大きなタンクだしね」
「さすが、有名なメーカーだけのことはありますね」
2階にはエレベーターで上がる。
2階は一面がガラス張りとなっていてテラスもある。
「すごい眺めですね~」
「本当だね、見晴らしもすごいいいし。ブドウ畑がずっと続いているね」
遠くには山々も見える。
本当に眺めの良い場所である。
「紅葉も綺麗ですし、いいところですね」
2階ではテイスティングカウンターがありテーブルと座席が結構たくさんある。
「テイスティングしていきますか?」
「う・・遠慮しておきます・・」
「我慢しなくてもいいんですよ?」
「いや・・・帰りも運転したいですし・・・」
我慢しなくても良いのに・・
代わりに、ワインをたくさん買っていくことにする。
美月は、あるワインの値段を見て固まっていた・・・
椀子Omnis その隣には 桔梗が原メルローシグナチャー
「え・・・ええぇ・・?」
どちらも、とても美味しかったと記憶している。
遠慮なくグビグビ飲んだ覚えがある。
え~・・・
こんな高い値段だったの!?
それを見た健司が声をかけてくる。
「このワインのomnisはラテン語で”全て”という意味らしいですよ。
このワイナリーで取れる、赤ワイン用のブドウ全種類が使われているらしいですね」
今度からは、しっかり味わって飲もう・・・
「ここのワイン、取れたブドウの場所で名前がついていて面白いね」
健司が2本のワインを手に取る。
北信左岸シャルドネ と 北信右岸シャルドネ。
「これ、両方買っていこうと思うんです。飲み比べると面白いかも」
「へぇ・・どう違うんでしょうね?」
「飲んでみないとわからないですが・・面白そうじゃないですか」
同じブドウ、同じ年、同じワイナリー。
でも、取れた場所は違う。
どう味に違いが出るか・・家に帰って飲むのが楽しみである。
建物を出て、周りのブドウ畑を見る。
黄色く色づいており、綺麗である。
ここのブドウ畑は手を触れなければ入っていいと言われた。
健司と美月はしばらくブドウ畑を散策した。
秋の空気は涼しくて心地いい。
「健司さん、次はどこに行くんですか?」
「もうそろそろお昼ご飯にしましょうか?ここでは食べれないようですから」
ランチBOXもあるようだが予約制らしい。
「いいですね、どこに行くんですか?」
「上田市にはワイナリーが経営しているカフェがあるらしいですよ。そこに行きましょう」
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる