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第1章
旅行の計画②
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「で・・・どうして瀬戸さんは一緒に寝ているのかな?」
「昨日、早乙女さんがめずらしく酔ったみたいなので、寝室に連れて行ったんですよ。覚えていないですか?」
「うん、で・・・瀬戸さんは?」
「私も眠くなってついつい寝てしまいました。」
布団がずれて、瀬戸さんの肩がみえた。
これ服脱いでいるよね。
ついつい寝たのに服を脱ぐんですかね。
「まずは起きましょうか。話はそれからですね。」
瀬戸さんのほうを見ないようにベッドから起き上がる。
「はい、そうですね。ところで、なにか着替えを貸していただけると助かるのですが。」
Tシャツとジャージを渡した。
なにか、また既成事実を作られた気がした。
バゲットを買ってあったので、スクランブルエッグとコーンスープとで朝ごはんにした。
「それで、どこのワイナリーに行くんですか?」
「今度行くのは山梨県の甲州市に行こうと思います。」
「へえ。ワイナリーたくさんありそうですね。」
「たくさんあるので、全部は回れませんけどね。」
すると瀬戸さんはにっこり笑って聞いてきた。
「泊りがけですか?」
「日帰りです。」
「えー!?泊まりましょうよ。」
「日帰りです。近いですし。」
「むー・・・」
あからさまに不満げである。
なにか、身の危険を感じる今日この頃である。
「昨日、早乙女さんがめずらしく酔ったみたいなので、寝室に連れて行ったんですよ。覚えていないですか?」
「うん、で・・・瀬戸さんは?」
「私も眠くなってついつい寝てしまいました。」
布団がずれて、瀬戸さんの肩がみえた。
これ服脱いでいるよね。
ついつい寝たのに服を脱ぐんですかね。
「まずは起きましょうか。話はそれからですね。」
瀬戸さんのほうを見ないようにベッドから起き上がる。
「はい、そうですね。ところで、なにか着替えを貸していただけると助かるのですが。」
Tシャツとジャージを渡した。
なにか、また既成事実を作られた気がした。
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「日帰りです。」
「えー!?泊まりましょうよ。」
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「むー・・・」
あからさまに不満げである。
なにか、身の危険を感じる今日この頃である。
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