日本ワインに酔いしれて

三枝 優

文字の大きさ
上 下
31 / 259
第1章

GRAND東夢 Merlot Torii bira 3595 樽熟成

しおりを挟む
うーむ。
ワインを飲みながら考える。

今飲んでいるのは、GRAND東夢 Merlot Torii bira 3595 樽熟成
スパイシーで重厚なワイン。
ブルーチーズをつまみに飲んでいる。

今日は金曜日。
明日は週末だ。
週末は実家に顔を出す予定。
まぁ車で2時間くらいのところだから遠くはない。
実家の母親に行くことを電話で話したら、ちょっと驚いていた。
まぁ、そんなにしょっちゅう顔を出すほうではないから仕方ない。
でも、週末は出かける用事を作っておきたかったのだ。

考えていたのは、この間ミキちゃんと話した内容。
初恋の相手って。
そもそも好きになられる理由がわからない。
こちらはアラフォーのおじさんで、あちらは20代の若い女の子。
しかも、この間までほとんど話したことのない相手。
いったい何なんだろうか?

正直、どう扱ってよいかわからない。

すると、メールが来た。
このところ、毎週金曜日にメールが来る。
”この週末、予定はありますか?よかったら遊びに行きません?”

ため息をつく。
どう対応するのが正解なんだか。
ワインが渋く感じる。

”ごめんなさい、この週末は実家に帰る予定があるんですよ。”
とりあえず送信。

するとすぐに、返事が来た。
”じゃあ、行っていいですか?”

思わず、ワインを噴き出した。

おい!今は夜中の10時過ぎだぞ。


しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

皇帝はダメホストだった?!物の怪を巡る世界救済劇

ならる
ライト文芸
〇帝都最大の歓楽街に出没する、新皇帝そっくりの男――問い詰めると、その正体はかつて売上最低のダメホストだった。  山奥の里で育った羽漣。彼女の里は女しかおらず、羽漣が13歳になったある日、物の怪が湧き出る鬼門、そして世界の真実を聞かされることになる。一方、雷を操る異能の一族、雷光神社に生まれながらも、ある事件から家を飛び出した昴也。だが、新皇帝の背後に潜む陰謀と、それを追う少年との出会いが、彼を国家を揺るがす戦いへと引き込む――。  中世までは歴史が同じだったけれど、それ以降は武士と異能使いが共存する世界となって歴史がずれてしまい、物の怪がはびこるようになった日本、倭国での冒険譚。 ◯本小説は、部分的にOpen AI社によるツールであるChat GPTを使用して作成されています。 本小説は、OpenAI社による利用規約に遵守して作成されており、当該規約への違反行為はありません。 https://openai.com/ja-JP/policies/terms-of-use/ ◯本小説はカクヨムにも掲載予定ですが、主戦場はアルファポリスです。皆さんの応援が励みになります!

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です! 小説家になろうでも10位獲得しました! そして、カクヨムでもランクイン中です! ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。 いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。 欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・ ●●●●●●●●●●●●●●● 小説家になろうで執筆中の作品です。 アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。 現在見直し作業中です。 変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。

幼馴染が熱を出した? どうせいつもの仮病でしょう?【完結】

小平ニコ
恋愛
「パメラが熱を出したから、今日は約束の場所に行けなくなった。今度埋め合わせするから許してくれ」 ジョセフはそう言って、婚約者である私とのデートをキャンセルした。……いったいこれで、何度目のドタキャンだろう。彼はいつも、体の弱い幼馴染――パメラを優先し、私をないがしろにする。『埋め合わせするから』というのも、口だけだ。 きっと私のことを、適当に謝っておけば何でも許してくれる、甘い女だと思っているのだろう。 いい加減うんざりした私は、ジョセフとの婚約関係を終わらせることにした。パメラは嬉しそうに笑っていたが、ジョセフは大いにショックを受けている。……それはそうでしょうね。私のお父様からの援助がなければ、ジョセフの家は、貴族らしい、ぜいたくな暮らしを続けることはできないのだから。

日曜の昼は後輩女子にパスタを作る

矢木羽研
ライト文芸
レシピ付き小説! 毎週日曜、昼前に彼女はやってくる。俺はありあわせの材料でパスタを作ってもてなすのだ。 毎週日曜の午前11時に更新していました(リアルタイムの時事・季節ネタを含みます)。 意識低い系グルメ小説。男子大学生の雑な手料理! 対話型小説というスタイルを取りつつ自己流レシピの紹介みたいなものです。 うんちくとかこだわりみたいなのも適当に披露します。 ご意見・ご感想・リクエスト・作ってみた報告など、お待ちしています! カクヨムでも同時に掲載しています(もともと2023年3月26日公開なのは6話のみで、それ以前の話は1週ずつ前に公開していました)。 続編も書きました。『新生活はパスタとともに』 https://www.alphapolis.co.jp/novel/668119599/705868296 一番下のフリースペースからもリンクを貼ってあります。

結界魔法しか使えない役立たずの聖女と言うなら国を見捨てることにします

黒木 楓
恋愛
 伯爵令嬢の私ミーシアは、妹のミリザに従う日々を送っていた。  家族はミリザを溺愛しているから、私を助ける人はいない。  それでも16歳になって聖女と判明したことで、私はラザン王子と婚約が決まり家族から離れることができた。  婚約してから2年が経ち、ミリザが16歳となって聖女と判明する。  結界魔法しか使えなかった私と違い、ミリザは様々な魔法が使えた。 「結界魔法しか使えない聖女は役立たずだ。俺はミリザを王妃にする」  婚約者を変えたいラザン王子の宣言と人々の賛同する声を聞き、全てが嫌になった私は国を見捨てることを決意する。  今まで国が繁栄していたのは私の結界があったからなのに、国の人達はミリザの力と思い込んでいた。

勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス

R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。 そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。 最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。 そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。 ※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

降霊バーで、いつもの一杯を。

及川 輝新
ライト文芸
主人公の輪立杏子(わだちきょうこ)は仕事を辞めたその日、自宅への帰り道にあるバー・『Re:union』に立ち寄った。 お酒の入った勢いのままに、亡くなった父への複雑な想いをマスターに語る杏子。 話を聞き終えたマスターの葬馬(そうま)は、杏子にこんな提案をする。 「僕の降霊術で、お父様と一緒にお酒を飲みませんか?」 葬馬は、亡くなった人物が好きだったお酒を飲むと、その魂を一時的に体に宿すことができる降霊術の使い手だったのだ。

異世界でお取り寄せ生活

マーチ・メイ
ファンタジー
異世界の魔力不足を補うため、年に数人が魔法を貰い渡り人として渡っていく、そんな世界である日、日本で普通に働いていた橋沼桜が選ばれた。 突然のことに驚く桜だったが、魔法を貰えると知りすぐさま快諾。 貰った魔法は、昔食べて美味しかったチョコレートをまた食べたいがためのお取り寄せ魔法。 意気揚々と異世界へ旅立ち、そして桜の異世界生活が始まる。 貰った魔法を満喫しつつ、異世界で知り合った人達と緩く、のんびりと異世界生活を楽しんでいたら、取り寄せ魔法でとんでもないことが起こり……!? そんな感じの話です。  のんびり緩い話が好きな人向け、恋愛要素は皆無です。 ※小説家になろう、カクヨムでも同時掲載しております。

処理中です...