18 / 259
第1章
家ついて行ってイイですか?
しおりを挟む
関越自動車道路から圏央道に入る。
夕焼けがきれいだが、だんだん薄暗くなってきた。
瀬戸さんは、隣でぶどうジュースを飲んでいる。
「このジュース・・。ものすごくおいしいですね。」
「そのジュースのぶどうは、小公子という種類でワイン用のぶどうなんですよ。さっきのワイナリーでは、同じ種類のぶどうから作ったワインが作られているんです。
「そうなんですか、じゃあきっとワインもおいしいんですね・・・」
「瀬戸さんって、横浜ですよね。最寄りの駅はどのあたりですか?
近くまで送りますよ。」
「このジュース・・。ほんとにおいしいですね・・・」
え?
質問に全く答えずに、じーっとジュースの瓶を凝視している。
「えー、、、瀬戸さん?」
まだ酔っているんだろうか?
「早乙女さんがさっき買っていたワインも同じぶどうから作られているんですか?」
「えぇ。まあ、そうですよ。好きなワインなので違う種類のワインを2本づつ買ってます。」
「そうなんですか、美味しいんですか?」
「おいしいですよ。ワインにするとジュースとまた違った味わいになるんです。」
「いいですね、飲んでみたいです!」
「あはは、じゃあ今度機会があったらいい天気にでも持っていきますよ。」
「そうですか・・・」
「瀬戸さんの家の最寄の駅ってどの辺ですか?近くまで送りますよ。」
もう一度、聞いてみる。
返事がない。
「瀬戸さん?」
瀬戸さんは、うつむいている。
あれ、大丈夫かな?今度は車に酔ったかな?
すると急にこちらを見て真剣な顔で言ってきた。
「あの!、このブドウで作ったワイン飲んでみたいんです!」
えーっと、どこで?
「家ついて行っていいですか!?」
はぁ?
夕焼けがきれいだが、だんだん薄暗くなってきた。
瀬戸さんは、隣でぶどうジュースを飲んでいる。
「このジュース・・。ものすごくおいしいですね。」
「そのジュースのぶどうは、小公子という種類でワイン用のぶどうなんですよ。さっきのワイナリーでは、同じ種類のぶどうから作ったワインが作られているんです。
「そうなんですか、じゃあきっとワインもおいしいんですね・・・」
「瀬戸さんって、横浜ですよね。最寄りの駅はどのあたりですか?
近くまで送りますよ。」
「このジュース・・。ほんとにおいしいですね・・・」
え?
質問に全く答えずに、じーっとジュースの瓶を凝視している。
「えー、、、瀬戸さん?」
まだ酔っているんだろうか?
「早乙女さんがさっき買っていたワインも同じぶどうから作られているんですか?」
「えぇ。まあ、そうですよ。好きなワインなので違う種類のワインを2本づつ買ってます。」
「そうなんですか、美味しいんですか?」
「おいしいですよ。ワインにするとジュースとまた違った味わいになるんです。」
「いいですね、飲んでみたいです!」
「あはは、じゃあ今度機会があったらいい天気にでも持っていきますよ。」
「そうですか・・・」
「瀬戸さんの家の最寄の駅ってどの辺ですか?近くまで送りますよ。」
もう一度、聞いてみる。
返事がない。
「瀬戸さん?」
瀬戸さんは、うつむいている。
あれ、大丈夫かな?今度は車に酔ったかな?
すると急にこちらを見て真剣な顔で言ってきた。
「あの!、このブドウで作ったワイン飲んでみたいんです!」
えーっと、どこで?
「家ついて行っていいですか!?」
はぁ?
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
お嬢様、お仕置の時間です。
moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。
両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。
私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。
私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。
両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。
新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。
私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。
海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。
しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。
海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。
しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる