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空挺戦車の登場だ!
露スケの戦車なにするものぞだ。
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「ぐぬぬぬぬ。」と、2回の軍艦鹵獲作戦が失敗に終わって悔しがる・・・セルゲーネフ司令官である。
ここは、ウラジオストク軍港である。
ソ連軍の極東基地でもあるのだ。
「そうだ、満州軍には戦車が無いぞ。」と、顔が輝くセルゲーネフ司令官である。
しかし、空挺部隊の擲弾筒にソ連軍は痛い眼を・・・
すでに、過去2回も空挺部隊には煮え湯を飲まされているのだ。
「くそっ、新型T-34はまだかっ。」と、声を大にしてイラつくセルゲーネフ中佐である。
「日本海軍に勝っておれば、オレは大佐でモスクワへ・・・」と、夢ははかなく・・・消えたのだ。
まだ、セルゲーネフ司令官は敵が海軍では無いことに気が付いて無いようだが・・・
「司令官。」「なんだ。」
「やっと、新型が・・・」
「そうか、これでエテ公へ仕返しができるぞ。」と、顔がほころぶセルゲーネフ司令官である。
しかし、到着したのは・・・新型T-34ではなかったのだ。
それは、当然なのだ。
なんせ、新型T-34は対ドイツ帝国軍用なのだから・・・
それで、T-34の旧型が送られてきたのである。
それは、T-26型という戦車である。
傾斜装甲で対弾性を高めて・・・主砲も37ミリから45ミリへ口径がアップしたヤツだ。
エンジンは90馬力で速度は30キロとTー2型とトントンなんだが・・・
乗員は3名で、装填手がいない方式だ。
つまり、車長・運転手・砲手だ。
しかし、主砲には安定装置がついて格段に使いやすくなっていた。
まあ、T-2型よりだが・・・
「こんどこそ、黄色いエテ公へ鉄のハンマーを叩き落としてくれようぞ。」と、意気込むセルゲーネフ司令官である。
「全員、整列。」「敬礼。」
「うむ。」と、答礼するセルゲーネフ司令官である。
ウラジオストク極東基地の戦車兵らが・・・1両に3名だから・・・18両だから・・・54名だ。(予備が要るんだが)
「諸君、諸君らは優秀な戦車兵である。」
「あの、ドイツ帝国にもヒケをとらないと聞いている。」(ゴマすりする司令官だ。)
「満州国軍には戦車が無い。」「まあ、ウマ軍団だな。」
「ハ、ハッ、ハッ。」と、高笑いする戦車兵らである。
戦車兵にとり騎馬軍団なぞ、蚊トンボ同然なのである。
ウラジオ基地には、それなりの整備工場があり・・・そこで運んできた戦車の整備を・・・するんだそうだ。
「司令。」「なんだ、副官。」
「人員が足りません。」
「なんだとっ!」
脱走兵の関係で数名の欠員が・・・極東基地は脱走兵が、少ないくない。(ブラックなのだ。)
セルゲーネフ司令官は、ちょうど整備があがってきた戦車を運んできた工員を観る・・・
「そうだ、君たちは運転や整備ができるんだな。」
「うむ、君たちは希望の星だ。」
あわてて、逃げ出そうと・・・する工員らだが・・・ロシア憲兵に囲まれて・・・
いつのまにか、戦車兵へ鞍替えだ。
こうして、人員は確保された戦車隊である。(これ、マジな話だ。)
「どうしよう、オレ達は訓練なぞ・・・」
戦車の運転や整備はできるが・・・戦い方の訓練が・・・
こんなことは、現在でもあることなのだ。
そう、ウクライナ侵攻で・・・訓練なぞしてない新参兵が最戦線へ・・・送られるロシア軍。
ソ連軍やロシア軍では、いまさらな話である。
「そんなもん、戦って覚えるんだ。」
戦って、即・戦死なんだが・・・
シナや朝鮮も厳しいが・・・ロシアも・・・
著者はロシアやシナや朝鮮半島で誕生しなくて本当によかったと・・・思うのだ。
日本生まれは、ある意味で勝ち組なのだ。
欠点も多々あるが・・・かの国を観れば・・・どれほど、日本がまだマシなのか・・・
総理へ死ね、死ねって・・・声高に叫んで逮捕されない国だからね。(アベガ~連中だ。)
ロシアやシナや半島では・・・どうだろうか・・・
パヨク連中は、そのことがわかっていないのだ。
女性の権利がと・・・声高に叫ぶ前に・・・ロシアやシナや半島に女性の権利があるのか?
日本は女神様が最高神なのだ。
女神様の国は・・・日本くらいなのだよ・・・
あえて言おう、女性の権利が最高なのが、我が日本なのだ。(数値には見えないのだ。)
日本の家庭は、ほとんどの家庭が資産管理は妻が握ってるからだ。
それで、日本人の妻はマウントを盗るから・・・諸外国の野郎からは・・・日本のオンナはやめておけって・・・
これ、マジな話である。(我が家も、例外ではない。)
「司令、全員が整列しました。」
「うむ。」 どうやら、全戦車へ戦車兵が・・・
18両並んだT-26戦車の隊列が・・・・
「新型戦車はそろった。」「ここに、満州侵攻作戦は幕を開けるのだ。」
「隊員諸君、諸君の健闘を祈る。」
「黄色い猿どもの敗退する姿が、見えるぞ。」
「勝ちは、まちがいない諸君!」 セルゲーネフ司令官が激を飛ばす。
「我が祖国に栄光あれ!」
「我が祖国に・・・」
6小隊(1小隊3両)のT-26戦車大隊はウラジオストク陸軍基地から出撃する。
もう、モンモンハンというモンゴルからの侵攻はない。
なぜなら、モンゴルからの侵攻は補給が滞るからだ。
なぜって? モンゴル兵が弾除け以外に役にたたないからだそうだ。
ソ連邦の衛星国家は弱小国が多く・・・(だから、ソ連の子分なのだ。)
「満州国のハルピンを直接叩くぞ。」と、新型戦車18両で怒涛のごとく進撃するソ連軍戦車隊だ。
セルゲーネフ司令官も必死なのである。
なんせ、極東という左遷された司令官なのだ。
これに失敗したら・・・収容所か粛清が待ってるからである。
作戦に成功なら・・・モスクワに・・・失敗なら、収容所&粛清(殺されて終わり)だ。
まさに、天地の差があるのである。
「生か死か!」「決断しか、後が無い!」 と、戦車隊を送り出すセルゲーネフなのである。
「日本軍の擲弾筒に耐えられますかねぇ。」と、副官が・・・
「モスクワからは、新型だってことだが・・・ワシにはわからん。」 余計なことを言うなって顔だ。
日本軍の擲弾筒が極東基地にあるわけではない。
擲弾筒での耐久試験なぞT-26はやってはいない。
「隊長。」「なんだ、イワン伍長。」
「新兵が不安な顔ですが。」
「それは、わかるが・・・」「今は進軍中だ。」
「新兵の不安なぞ、いまはその時ではないぞ。」
「わかるんですが、わかりました。」と、イワン伍長は沈黙したのだ。
進軍中でも、それなりの訓練は、やろうと思えばできるんだ。
しかし、ソ連軍戦車隊は甘いものではなかった。
戦って覚えろだ、それが戦死するかもしれない新兵へのソ連軍の教育だ。
新兵は、どうしても戦い慣れて無いからね・・・
前線で最初に倒れるのは・・・新兵なんだが・・・
こうして、18両のソ連軍戦車隊はハルピンを目指して進軍するのだった。
ここは、ウラジオストク軍港である。
ソ連軍の極東基地でもあるのだ。
「そうだ、満州軍には戦車が無いぞ。」と、顔が輝くセルゲーネフ司令官である。
しかし、空挺部隊の擲弾筒にソ連軍は痛い眼を・・・
すでに、過去2回も空挺部隊には煮え湯を飲まされているのだ。
「くそっ、新型T-34はまだかっ。」と、声を大にしてイラつくセルゲーネフ中佐である。
「日本海軍に勝っておれば、オレは大佐でモスクワへ・・・」と、夢ははかなく・・・消えたのだ。
まだ、セルゲーネフ司令官は敵が海軍では無いことに気が付いて無いようだが・・・
「司令官。」「なんだ。」
「やっと、新型が・・・」
「そうか、これでエテ公へ仕返しができるぞ。」と、顔がほころぶセルゲーネフ司令官である。
しかし、到着したのは・・・新型T-34ではなかったのだ。
それは、当然なのだ。
なんせ、新型T-34は対ドイツ帝国軍用なのだから・・・
それで、T-34の旧型が送られてきたのである。
それは、T-26型という戦車である。
傾斜装甲で対弾性を高めて・・・主砲も37ミリから45ミリへ口径がアップしたヤツだ。
エンジンは90馬力で速度は30キロとTー2型とトントンなんだが・・・
乗員は3名で、装填手がいない方式だ。
つまり、車長・運転手・砲手だ。
しかし、主砲には安定装置がついて格段に使いやすくなっていた。
まあ、T-2型よりだが・・・
「こんどこそ、黄色いエテ公へ鉄のハンマーを叩き落としてくれようぞ。」と、意気込むセルゲーネフ司令官である。
「全員、整列。」「敬礼。」
「うむ。」と、答礼するセルゲーネフ司令官である。
ウラジオストク極東基地の戦車兵らが・・・1両に3名だから・・・18両だから・・・54名だ。(予備が要るんだが)
「諸君、諸君らは優秀な戦車兵である。」
「あの、ドイツ帝国にもヒケをとらないと聞いている。」(ゴマすりする司令官だ。)
「満州国軍には戦車が無い。」「まあ、ウマ軍団だな。」
「ハ、ハッ、ハッ。」と、高笑いする戦車兵らである。
戦車兵にとり騎馬軍団なぞ、蚊トンボ同然なのである。
ウラジオ基地には、それなりの整備工場があり・・・そこで運んできた戦車の整備を・・・するんだそうだ。
「司令。」「なんだ、副官。」
「人員が足りません。」
「なんだとっ!」
脱走兵の関係で数名の欠員が・・・極東基地は脱走兵が、少ないくない。(ブラックなのだ。)
セルゲーネフ司令官は、ちょうど整備があがってきた戦車を運んできた工員を観る・・・
「そうだ、君たちは運転や整備ができるんだな。」
「うむ、君たちは希望の星だ。」
あわてて、逃げ出そうと・・・する工員らだが・・・ロシア憲兵に囲まれて・・・
いつのまにか、戦車兵へ鞍替えだ。
こうして、人員は確保された戦車隊である。(これ、マジな話だ。)
「どうしよう、オレ達は訓練なぞ・・・」
戦車の運転や整備はできるが・・・戦い方の訓練が・・・
こんなことは、現在でもあることなのだ。
そう、ウクライナ侵攻で・・・訓練なぞしてない新参兵が最戦線へ・・・送られるロシア軍。
ソ連軍やロシア軍では、いまさらな話である。
「そんなもん、戦って覚えるんだ。」
戦って、即・戦死なんだが・・・
シナや朝鮮も厳しいが・・・ロシアも・・・
著者はロシアやシナや朝鮮半島で誕生しなくて本当によかったと・・・思うのだ。
日本生まれは、ある意味で勝ち組なのだ。
欠点も多々あるが・・・かの国を観れば・・・どれほど、日本がまだマシなのか・・・
総理へ死ね、死ねって・・・声高に叫んで逮捕されない国だからね。(アベガ~連中だ。)
ロシアやシナや半島では・・・どうだろうか・・・
パヨク連中は、そのことがわかっていないのだ。
女性の権利がと・・・声高に叫ぶ前に・・・ロシアやシナや半島に女性の権利があるのか?
日本は女神様が最高神なのだ。
女神様の国は・・・日本くらいなのだよ・・・
あえて言おう、女性の権利が最高なのが、我が日本なのだ。(数値には見えないのだ。)
日本の家庭は、ほとんどの家庭が資産管理は妻が握ってるからだ。
それで、日本人の妻はマウントを盗るから・・・諸外国の野郎からは・・・日本のオンナはやめておけって・・・
これ、マジな話である。(我が家も、例外ではない。)
「司令、全員が整列しました。」
「うむ。」 どうやら、全戦車へ戦車兵が・・・
18両並んだT-26戦車の隊列が・・・・
「新型戦車はそろった。」「ここに、満州侵攻作戦は幕を開けるのだ。」
「隊員諸君、諸君の健闘を祈る。」
「黄色い猿どもの敗退する姿が、見えるぞ。」
「勝ちは、まちがいない諸君!」 セルゲーネフ司令官が激を飛ばす。
「我が祖国に栄光あれ!」
「我が祖国に・・・」
6小隊(1小隊3両)のT-26戦車大隊はウラジオストク陸軍基地から出撃する。
もう、モンモンハンというモンゴルからの侵攻はない。
なぜなら、モンゴルからの侵攻は補給が滞るからだ。
なぜって? モンゴル兵が弾除け以外に役にたたないからだそうだ。
ソ連邦の衛星国家は弱小国が多く・・・(だから、ソ連の子分なのだ。)
「満州国のハルピンを直接叩くぞ。」と、新型戦車18両で怒涛のごとく進撃するソ連軍戦車隊だ。
セルゲーネフ司令官も必死なのである。
なんせ、極東という左遷された司令官なのだ。
これに失敗したら・・・収容所か粛清が待ってるからである。
作戦に成功なら・・・モスクワに・・・失敗なら、収容所&粛清(殺されて終わり)だ。
まさに、天地の差があるのである。
「生か死か!」「決断しか、後が無い!」 と、戦車隊を送り出すセルゲーネフなのである。
「日本軍の擲弾筒に耐えられますかねぇ。」と、副官が・・・
「モスクワからは、新型だってことだが・・・ワシにはわからん。」 余計なことを言うなって顔だ。
日本軍の擲弾筒が極東基地にあるわけではない。
擲弾筒での耐久試験なぞT-26はやってはいない。
「隊長。」「なんだ、イワン伍長。」
「新兵が不安な顔ですが。」
「それは、わかるが・・・」「今は進軍中だ。」
「新兵の不安なぞ、いまはその時ではないぞ。」
「わかるんですが、わかりました。」と、イワン伍長は沈黙したのだ。
進軍中でも、それなりの訓練は、やろうと思えばできるんだ。
しかし、ソ連軍戦車隊は甘いものではなかった。
戦って覚えろだ、それが戦死するかもしれない新兵へのソ連軍の教育だ。
新兵は、どうしても戦い慣れて無いからね・・・
前線で最初に倒れるのは・・・新兵なんだが・・・
こうして、18両のソ連軍戦車隊はハルピンを目指して進軍するのだった。
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