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新型落下傘。

日本製の絹が最高だ!

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 可憐で清楚なオトメのストッキングはナイロン製が主だが・・・ナイロンが開発される以前は絹製だった。
それも、日本製が多かったそうだ。
 ハリウッド女優の八等身の長い足も、日本製のストッキングがなければ・・・セックス・アピールが乏しくなるほどなのだ。
 オナゴは勝ち組の野郎に選ばれるために着飾るのである。
でないと・・・貧しい生活が・・・
 そこで、セックス・アピールを裸になる訳にはいかない・・・それで、脚線美なのだ。
JK(女子高生)の生足なんて、太ももが・・・想像しただけで・・・亀頭が・・・腹まで反り返るのだ。
 著者は、まちがいなく編隊、いや変態だ。(想像することは、自由だからね。)
話を戻そう。
 その脚線美のためのストッキングは日本製の絹が使われていたのだ。
そして、その絹は落下傘にも・・・当然、使われたのである。
 「これが、新型ですか?」と、降下訓練前の説明が・・・
「うむ、そうだ。」「見た所、同じに・・・」
 「まあ、畳めば同じだからな。」
「しかし、この落下傘は2ヶ所に穴が開いてるのだ。」
 「えーーーーーーーーーーーーっ。」「そんなもん、使えませんよ。」
落下傘に穴、それは絶対にあってはならないことなのだ。
 可憐で清楚な満州娘の可憐な、おマンコ内へ精子を・・・ドバ~ッとあふれさせることと同じである。
可憐なおマンコとは、ビロビロのドドメ色の黒ずんだ、おマンコではないということだ。
 ちなみに、小陰唇と大陰唇のことだからね・・・おマンコは、擦れば擦るほど黒ずんでくるのだ。
孕んでしまったら、責任を・・・まあ、独身ならいいが・・・妻帯者なら日本軍は銃殺刑なのだ。
 最高神アマテラス様は・・・浮気は決してお許しにはならない女神様なのである。
よって日本軍は孕ませたら責任をとるか・・・切腹するかなのである。
 それで、厳しい日本軍の規律が保たれているのである。
例年・・・2,3名の隊員が責任を・・・まあ、本人は後悔してないようだが・・・

 そうなのだ、落下傘に穴など・・・
「いいか、穴は意味があるのだ。」「その穴から、空気を噴射して方向を変えることができるんだぞ。」
 「いまから、教官が手本を見せる。」
「ここに、印を描いておく。」と、地面へ丸い印だ。(直径10メートル)
 「いいか、この印へ降下してみせる。」
「うそだ~っ、絶対に無理ですよ。」
 「満州平原は無風は無いですからね。」
大陸性気候の平原は無風なときは無いらしい。(嘘かもしれない、ググるのが面倒だから)
 ググレ、チンカスと言われそうだが・・・妄想ラノベだから・・・お許しを・・・
教官は零式輸送機で機上のヒトへ・・・
 空挺隊員らは、丸い印の周りへ集まっている。
そして、教官がいなくなると・・・さっそく、売春宿のサービス券を賭けて賭けが始まるのだ。
 満州国の奉天には日本軍専用の売春宿というか・・・日本軍兵士への慰労のサービスをする店が・・・
もちろん、満州国民の野郎用にもあるのだが・・・そこは、そこであるのだ。
 日本軍専用は日本風の店なのである。
そして、給仕の娘たちは・・・ネコ耳メイドから日本娘風のJKまで・・・満州には日本のJKはいないからね。
 建国して歴史の浅い満州国の女性の仕事は・・・給仕か売春婦くらいなのだ。
あとは、日本軍の宿舎の給食の係くらいだ。
 放牧が主な産業だったから・・・仕方が無いんだが・・・
米国からの投資が始まったばかりで・・・数年はかかりそうだ。
 そろそろ、教官が零式輸送機から降下するころあいだ。
「お、おっ、降下したぞい。」「本当だ。」
 隊員らは上を見上げて・・・「高度は1500くらいかな。」
「うむ、1500もあれば、だいぶ流されるぞ。」
 「ホレホレ、流されはじめたぞい。」
「上空は風が強いからなぁ。」
 「ん、戻ったぞ。」「まさか・・・」
「おい、流されたら戻ったぞ。」
 「本当や!」「プロペラでも隠してるんやないか。」
隊員らは好き勝手な妄言を・・・
 やがて、近くまで・・・
「おお、落下傘に穴が左右に開いてるぞ。」
 「わかったぞい、左右の穴で操縦してるんや。」
「よく、穴が開いていて堕ちないもんなんだな。」
 そして、白い丸で描いた印へ・・・着地して、クルンと回転だ。
「おーっ。」「すごいぞ。」「まさか、本当だな。」
 隊員らは感嘆の嵐だ。
「これで、演習は陸軍の勝利だぞ。」
 「ワオーーーーーッ!」
教官を胴上げして、大喜びも隊員らである。
 なんせ、来るべき大演習では負けるわけにはイカンからだ。
各人が海軍との勝負を重く受け取っていたのである。
 それが、降下する位置がドンピシャなのだ。
もう、勝ったも同然なのである。
 なんせ、陸軍だ。
陸戦では、負ける気がしないのだ。
 
 ここは、大連港の海軍専用の軍港である。
空中停止機の空母の甲板で、訓練が始まっていた。
 「いいか、相手は陸軍の空挺だ。」「皆、相手は米軍以上だと思え。」
海軍は毎年に米軍と合同訓練で苦労していたのだ。
 近年は負けてばかりだそうだ。
「いいか、この悔しい思いを陸軍の糞野郎へぶつけるんだ。」
 「畏(かしこ)くも、今上陛下におわせられては・・・」と、長々と・・・
もう、半分ほどウンザリになってる艦長の訓示だ。
 陸軍への今上陛下の「あっぱれなり、陸軍。」のお言葉が・・・よほど、悔しかったんだろうな・・・
「いいか、訓練で泣いて・・・演習で笑うのだ。」
 「各人のいっそうの奮闘を期待する。」
こうして、艦長の激が・・・
 次は・・・副官の・・・もう、昼飯だぞ・・・足が棒だ。
「本官の告げることは略す。」「以上、訓練はじめ。」
 副官は隊員らに受けが良かったのだ。
陸軍への闘争心丸出しの艦長だからだ。
 まあ、最近冴えないから・・・わからんでもないんだが・・・
訓練は大連港近郊の海軍専用の海域にある小島が訓練場だ。
 そこへ空中停止機で乗り込んで・・・地面の印へロープで滑り降りればいいのだ。
これが、なかなか難しいのだ。
 空中停止機の空中停止が安定しないのだ。
どうしても左右に振られるのだ。
 これは、機内にある計算機の計算速度が遅いからだ。(パソコンは無い。)
四方にあるペラで機体のバランスをとるのだが・・・その加減を計算してやるからだ。
 しかし、ヒトの操作では無理だ。
いままでに、何人もの殉職者が・・・たしか、13人ほどの・・・
 旦那を殺したい海軍の妻は、空中停止機の操縦士を望むとか・・・なんとか・・・
残された妻には終生の年金が・・・
 「くそっ、なんか安定する方法は無いものか。」と、思案する訓練指導官である。
隊員らがロープで降りるときは・・・一斉に降りなければならない。
 なぜなら、一人ずつだと・・・重量バランスを都度とらねばならない。
それが、無理だからだ。
 それで、4名が四方に並んで・・・一斉に降りるのだ。
何度もやらないと呼吸があわないのだ。
 機体のバランスが狂うと・・・殉職にもなりかねない。
水銀の中に錘を入れてバランスを取る装置があるらしいのだが・・・まだ、研究中らしい。
 「ううむ、やはり研究中の装置があれば・・・」
「おい、なんとかならんか。」と、呉の海軍工廠へ打電する訓練官だ。
 海軍のメンツが・・・こうなると無理が効くのだ。
なんと、海軍の双発爆撃機で試作品を運んできてくれたのだ。
 空中停止機の技師が徹夜で装置を・・・・
まあ、相手が陸軍だと・・・なんで皆がヤル気を・・・
 先の対米戦でも・・。そのヤル気があったなら、日本は戦勝国なのだが・・・
次の日の訓練だ。
 「今日から、ロープからの降下に新装置が働くからな、機体のバランスがどうか感想を聞かせてくれ。」と、技師がいう。
 空中停止機から・・・海兵隊員が・・・
「ん、やけにバランスが崩れないぞ。」
 「これは、いいぞ。」
「まさに、空中停止だな。」
 さすが、水銀を使ったジャイロ装置だ。
ちなみに、潜水艦のバランス装置にも使われていたそうだ。(懸垂装置)
 「教官殿。」
「装置は、どうだった。」
 「もう、最高ですよ。」
「これで、大演習は海軍の勝利ですよ。」と、海兵隊員らは気勢をあげる。
 「これで、もう艦長の苦言を聞かずにすむぞ。」「お、お~っ。」
そうなのだ、陸軍に勝てば艦長も苦言を・・・言えなくなるからね。

 こうして、大演習への用意は着々と・・・
そして、各観戦国のお歴々が満州国への船旅へ・・・
 当時は遠距離の空路は無かったのだ。(命の危険が大きいからだ。)
それで、遠距離は船旅なのである。
 それも、30日くらいかかるのだ。
中世なら2,3年の船旅だったそうだ。
 大英帝国の皇太子殿下をはじめ・・・フランス国防大臣、ドイツ帝国の王女殿下から・・・まさに先進国の蒼蒼たるメンバーが極東の新興国へ・・・満州国へ・・・
 大演習まで秒読みだ・・・
 



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