異世界とは他の星系ですか

ドラゴンは絶滅したか

ドラゴンの絶滅確認だ。

　オレスから星間通信だ。　
ドラゴン絶滅の確認をしてくれ、だった。　
　ワコ星詣でが本格化してので星間旅行会社（スタートラベルビューロー）からの安全確認のためらしい。　
万が一、旅行者がドラゴンに食われたでは、被害弁済がタダではすまないからだ。　
　ワコ様もオレに旅行者が安全に来訪してもらいたいとの希望をつたえる。　
そこで、ダイダイ的にドラゴン検索することとなった。　
　三角大陸にワコ詣でが来訪するから、とりあえず三角大陸のドラゴン完全殲滅の確認だ。　
ヒエンで空から偵察では不十分である。　
　やはり地上を歩くかバイクでの検索とする。　　
以前のバイク隊ももちろんだが、数が足りない。　
で、新しく募集をした。　３００人だ。　バイクも増産した。　
　キツネが修理できるように、以前からのキツネ製のバイクだ。　
サイドカーと大砲は搭載せずに、速度でドラゴンから逃げることとして、とりあえず偵察である。
　各キツネに地図と無線機を持たせた。　
もしガス欠なら無線で燃料タンク車が呼べる。　
まあ万全の体制で挑んだ。　　

　バイク隊は２台で１チームだ。　
一人が食われても、もう一人が事態を伝えるためにだ。　
　今回からヘッドライトを付けることができた。　
エンジンに発電器とハンドルの真ん中に電灯をつけた。　　
　最近になりキツネ村にも電灯が行き渡り使われるようになった。　
それで、キツネに違和感はない。　
　そして遠征基地の設置だ。　
三角大陸の主なキツネ村にドラゴン探索支部を設けた。　
　探索隊の休憩や宿泊などに利用できる。　
まかないのキツネ娘も居るから、雇用にも貢献したのだ。　
　この設備や費用はスタートラベルビューローが提供してくれた。　
ワコ様がポケットマネーから出そうとしたから、旅行会社があわてて負担したのだ。　
　ドラゴン捜索の雇用効果は、大きかった。
　
　オレはハタと気が付いた。　
ワコ星にはキツネが暮らすための産業がすくない。　
　以前は、果樹園か兵隊か荷物運びくらいしか無かった。　
それでもドラゴンにキツネが食われるからバランスが取れていた。　
　それが、ドラゴンがいなくなり、働き口が不足していたのだ。　
この機会にワコ星を観光によりキツネが暮らせるようにするのだ。　
　まてよ、ワコ様がお隠れになったらどうするんだ。　アリスとキララが二人そろっていう。　
あんたと同じにすれば、だって。　そう人造人間化だ。　
　オレはアリスとキララにＳＭプレイで殺されたが人造人間として再生した。　
ワコ様は生涯独身を貫くらしい。　永遠の処女だ。
　アリスは、おそらく想像だが、１００歳越えと思う、（このことは殺されても言えないが）それで子が三人産めるのだ。（ひとりは試験管だが）　キララは年齢は謎だ。　
　オレの予想では３００歳越えと想像している。　
ワコ様もアリス、キララが居れば永遠のワコ様だろう。　
　ドラゴン討伐隊はドラゴン捜索隊として探索を永遠に活動するのだ。　
ドラゴンが居なくなったが、本当に居ないのかは、まだ確認できないからだ。