異世界とは他の星系ですか

また、使者が流れついた。

くたびれⅡ号だ。

　ＡＫ○劇場の付属にドラゴン討伐隊はある。　その本部もＡＫ○劇場内だ。　そこに海岸から、急使だ。　また、シッポのないキツネ耳がボートで流れ着いたらしい。　  キツネ耳は衰弱していたのだで、ＡＫ○病院で治療中らしい。　命に別状はない、と連絡がある。　オレは、くたびれ妻を連れて面会にいった。　キツネ医師に見立てだと、３日ぐらい飲まず食わずだったかららしい。　くたびれを連れて病室に入る。　キツネ耳の娘がくたびれを見るなり、「いままで、どうしてたのよ、どうして助けにこないのよ、ニホンジンはどうしたのよ。」　とくたびれ妻に突っかかった。　そして「皆、死んでしまった、残りはすこしよ。」　と泣き崩れる。　くたびれ妻は知らないナオンの突っかかられて戸惑っていた。　「どうしたのよ、姉さん。」　とキツネ耳。　姉さんと呼ばれてもフーンといった風だ。　「どうしたのよ姉さん、あたいよ、妹のリンダよ。」　「リンダ、リンダ、リンダ。」　「あーっ、どうしよう、どうした、あたいはどうしたら。」　と思い出したのか唖然とする、くたびれ妻だ。
オレはいう。　「このヒトは誰ですか。」　と聞いた。　「あたいの姉さんのシルビアよ。」　くたびれ妻はいがいとナウい名前だった。　２－１は名前をシルビアというらしい。（くたびれ妻はシルビアと改名する。）　シルビアは、リンダに、「ごめんなさい。」　としか言わない。　興奮ぎみのリンダをシルビアから離した。　で、オレがリンダに説明した、五角大陸まで遠征したことまでもだ。　　少しは落ち着いたリンダは、「いろいろ苦労をお掛けしました、あたいも助けていただいて。」　と話す。  「で、どこの大陸から救助を求めに。」　と本題をリンダに聞く。　「五角大陸の中に湖があります、その湖の島からきました。」　「ドラゴンではないのか。」　と聞き返す。　「ドラゴン、違います。」　「では、何の脅威なのですか。」　と目的を聞く。　「え、え、そうでした。」　とリンダは改まり、「得体の知れない、何かで次々と仲間が死んでいくのです。」　なんか病原菌が原因か、まあハッキリしないが。　病原菌では、大和では対処ができない。　偵察を出して、再考する必要がある。　結論がでた。