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星間人のワコ詣で
ある、星間人の考えの変化
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ここは、星間中央政府だ。 オレスが旅行会社の許可申請をハンコをポンと押して許可していた。 ワコ星へのワコ詣での独占の許可申請だ。 これは、他の旅行会社から、突き上げやネタミの攻撃がかなりあり、オレスも許可を渋っていたのだ。 しかし、ワコヒメの署名いりの推薦状つきの申請ではムゲにできない。 押しかける旅行者を放置はできない。 ワコヒメからオレスは見世物ならイヤじゃとの要望を直接聞いているのだ。 それで、事前知識を受講した旅行者のみ認めるとの条件でスタートラベルビュウローを許可したのだ。 つまりワコ星(旧キツネ星)は渡航制限のクラスDが格付けされた。 クラスDとはパスポート以外に制限を解除してもいい、講習を受講しないと渡航できない星だ。 ワコ星には星間政府の周回軌道衛星が配備された。 無断渡航の宇宙船を規制するためだ。 なんと重力子砲を装備した無敵衛星だ。 これに勝てるのはアリスの海底軍艦、武蔵ぐらいだ。 各星にワコ星詣での資格を取るための施設が建ち始めた。 まあ日本でいうところの予備校みたいなものだ。 受講の内容を個別に教養するのだ。 まあ私立の施設だが、このあと、受講資格試験があり、合格すると渡航が許可されるのだ。 応募が多いので、各星での試験が認められている。 もちろん、紙の試験ではない。 前科とか環境などで審査されて、試験は自宅で受けれるのだ。 とうぜんネットを使う。 ・・・・ある星にある家庭だ。 引きこもりの子を抱えた親が政府から支援保母の助言を聞いていた。 支援保母はいう、ワコ詣でに行きなさい、と。 引きこもり対策ではないが、人生が変わるからと助言を受けたのだ。 親と子はネットで講習を受講する。 まあ話を聞くだけだが。 で、試験をネットで受けた。 まあ普通のヒトなら合格するのだ。 親は政府の引きこもり対策費用の助成金で旅行を申し込んだ。 まあ、理由があるから旅行は早くに許可された。 その星に定期便の星間航行船が来る。 親子は、それを使い、星間中央星に到着する。 ここからワコ詣で船が出発するのだ。 引きこもりの子は、なぜかワコ詣でと聞くと、「行きます。」 と二つ返事でOKだった。 ワコ星詣では特別な航行船だ。 タイムバラドックスがない、高速でも時間が混ざらない船だ。 約1万人がワコ詣でに参加だ。 各星ごとに案内人が付く。 そして旗を立てて引き連れるのだ。 まあ農協旅行みたいだが、しかたがない。 はぐれては大変だ。 星間航行船は100隻が一度にワコ星に渡航する、つまり1隻に100人を乗せるのだ。 あまり巨大船では万一事故で死亡が多くなるから100人と区切るのだ。 船は100隻のキャラバンで警固の武装船を配置してワコ星を目指す。 もう、まもなくワコ星に到着だ。
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