異世界とは他の星系ですか

ゆみすけ

文字の大きさ
上 下
182 / 199
和子の地位

ユミスケの和子の処遇

しおりを挟む
 和子は現在、オレの2-1になることを了承していたが、ニホンジンであるから、2-1ではオレが認められない。  で、オレの妻でなく三角大陸の全体の代表の立場にしたのだ。 政治にはかかわらないし、権限など無い。 ところが、とんでもない話がオレスからもたらされた。 和子を星間政府が地球代表として星間議会に席を設けたいといってきたのだ。 これは、冗談やカラカイではない。 正規に話が和子にきたのだ。 やはり大和朝廷の薄いとはいえ血がさせたのだ。 アリスらが集まり和子を囲んでどうしたものか相談となる。 まあ最終的に和子が決定するのだが、多くの参考意見を聞いても損にはならないからだ。 和子はニホンジンのおなごであるから基本、控えめだ。 まだ16歳のJKが星間の数多ある星の代表の一人になるのだ。 それも星間で尊敬を一手に集めるスメラギの関係者ときては、権限は想像を超えるだろう。 16歳には荷が重い。 オレがいう、すこし時間をかけて考えてはと。 それに和子は賛成した、考える時間を欲しいというとオレスは了解した。 代わりにオレスは和子に和子詣でを認めさせた。  星間では朝廷の血族にぜひ面会をしたいという希望者が、かなりいたのだ。 それくらいならと和子は、了承したが和子はこれがどんなことになるか想像してなかったのだ。 結果・・・・和子はワコヒメとの名で星間に君臨することになる。 キツネ星はワコ星に改名された。 ワコ宮殿が星間政府肝いりで建築されて、もう大変だ。 星間人が詣でに来る、ワコヒメに、数秒面会する。 すると、その星間人に希望と明るい未来が約束されるのだ。 どうしてか判らない、学術的に証明できないが、明らかに面会した星間人は以前とぜんぜん変わるのだ。 こうなると和子の処遇をどうするか迷う。 オレの妻ではもったいないのだ。 星間全体のヒメだ。 薄い血でこれほどだ。 本当のスメラギのヒメが降臨したら現神ぐらいではすまないだろう。 アマテラスの血族はすごい。 和子詣では旅の定番として定着してしまった。 降下船では手狭である。 それで、降下船を離れてワコ宮殿が建築されたのだ。 降下船からはコマリ号が結んでいる。(現在のコマリ号はリニアだ。) ワコヒメとなった和子にオレは聞いた、「どうだね。」 「まあ、座ってるだけだから、かまいませんが、そんなに私がありがたいものですか。」 「まあイワシの頭も信心からだからね。」 というと笑っていた。 ケッコウ幸せなJKの和子であった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

【商業企画進行中・取り下げ予定】さようなら、私の初恋。

ごろごろみかん。
ファンタジー
結婚式の夜、私はあなたに殺された。 彼に嫌悪されているのは知っていたけど、でも、殺されるほどだとは思っていなかった。 「誰も、お前なんか必要としていない」 最期の時に言われた言葉。彼に嫌われていても、彼にほかに愛するひとがいても、私は彼の婚約者であることをやめなかった。やめられなかった。私には責務があるから。 だけどそれも、意味のないことだったのだ。 彼に殺されて、気がつけば彼と結婚する半年前に戻っていた。 なぜ時が戻ったのかは分からない。 それでも、ひとつだけ確かなことがある。 あなたは私をいらないと言ったけど──私も、私の人生にあなたはいらない。 私は、私の生きたいように生きます。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」

音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。 本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。 しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。 *6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。

〈完結〉遅効性の毒

ごろごろみかん。
ファンタジー
「結婚されても、私は傍にいます。彼が、望むなら」 悲恋に酔う彼女に私は笑った。 そんなに私の立場が欲しいなら譲ってあげる。

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

私と母のサバイバル

だましだまし
ファンタジー
侯爵家の庶子だが唯一の直系の子として育てられた令嬢シェリー。 しかしある日、母と共に魔物が出る森に捨てられてしまった。 希望を諦めず森を進もう。 そう決意するシャリーに異変が起きた。 「私、別世界の前世があるみたい」 前世の知識を駆使し、二人は無事森を抜けられるのだろうか…?

処理中です...