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和子の地位
ユミスケの和子の処遇
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和子は現在、オレの2-1になることを了承していたが、ニホンジンであるから、2-1ではオレが認められない。 で、オレの妻でなく三角大陸の全体の代表の立場にしたのだ。 政治にはかかわらないし、権限など無い。 ところが、とんでもない話がオレスからもたらされた。 和子を星間政府が地球代表として星間議会に席を設けたいといってきたのだ。 これは、冗談やカラカイではない。 正規に話が和子にきたのだ。 やはり大和朝廷の薄いとはいえ血がさせたのだ。 アリスらが集まり和子を囲んでどうしたものか相談となる。 まあ最終的に和子が決定するのだが、多くの参考意見を聞いても損にはならないからだ。 和子はニホンジンのおなごであるから基本、控えめだ。 まだ16歳のJKが星間の数多ある星の代表の一人になるのだ。 それも星間で尊敬を一手に集めるスメラギの関係者ときては、権限は想像を超えるだろう。 16歳には荷が重い。 オレがいう、すこし時間をかけて考えてはと。 それに和子は賛成した、考える時間を欲しいというとオレスは了解した。 代わりにオレスは和子に和子詣でを認めさせた。 星間では朝廷の血族にぜひ面会をしたいという希望者が、かなりいたのだ。 それくらいならと和子は、了承したが和子はこれがどんなことになるか想像してなかったのだ。 結果・・・・和子はワコヒメとの名で星間に君臨することになる。 キツネ星はワコ星に改名された。 ワコ宮殿が星間政府肝いりで建築されて、もう大変だ。 星間人が詣でに来る、ワコヒメに、数秒面会する。 すると、その星間人に希望と明るい未来が約束されるのだ。 どうしてか判らない、学術的に証明できないが、明らかに面会した星間人は以前とぜんぜん変わるのだ。 こうなると和子の処遇をどうするか迷う。 オレの妻ではもったいないのだ。 星間全体のヒメだ。 薄い血でこれほどだ。 本当のスメラギのヒメが降臨したら現神ぐらいではすまないだろう。 アマテラスの血族はすごい。 和子詣では旅の定番として定着してしまった。 降下船では手狭である。 それで、降下船を離れてワコ宮殿が建築されたのだ。 降下船からはコマリ号が結んでいる。(現在のコマリ号はリニアだ。) ワコヒメとなった和子にオレは聞いた、「どうだね。」 「まあ、座ってるだけだから、かまいませんが、そんなに私がありがたいものですか。」 「まあイワシの頭も信心からだからね。」 というと笑っていた。 ケッコウ幸せなJKの和子であった。
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