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二人アリス
ユミスケ死す
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その日から二人のドSMプレイはトリプルSMプレイとなる。 ドSが2倍だ。 ドMのユミスケも命の危険を感じるがドMだから喜びなのだ。 アリスに殺されたいと真に思うユミスケなのだ。 ・・・とうとうユミスケがドSの2倍攻撃で死亡するときがきた。・・・・・・ アリスとアリス化したキララの2段ドロップキックを背中に浴びて背骨がバラバラに折れたのだ。 即死したユミスケ。・・・・・ アリス二人は初めわからなかった。 ユミスケが反応がないのをコマリが気がついて飛び出した。 ユミスケにすがり泣くコマリ。 二人のアリスは降下船の心臓部のアリスパソコンにある保存槽にユミスケを運んだ。 コマリが、「ユミスケの遺体をどうするんですか。」 アリスは「あたいと同じ、人造人間にする。」 という。 アリス化キララがうなずいた。 そして、すごいことをコマリにいう。 クローンでアナタだけのユミスケが造れますよ。」 コマリは、その話にとびついた。 私だけのユミスケ、なんていい響きだ。 「ぜひ、お願いします。」 アリス化キララに頼んだ。 その後、ユミスケはパソコンにより解析された、記憶を引き継いだユミスケが造りだされる。 そしてコマリ用にドMでないユミスケが造られた。 そしてアリス化キララ用のユミスケも造られたのだ。 キララのことだけを見るユミスケを造り出した。 コマリはユミスケのコマリタイプを連れてコマリ市へ移っていった。 ユコマは総理として残る。 で、キララはキララ邸にユミスケキララタイプと二人で引きこもり生活に入る。 高い塀の中で共に朽ちるまで夫婦で暮らすと言い残してアリスの前から消えた。 とうとうキララは欲望を達成した。 残ったのはアリスだ。 アリスは生前と同じユミスケを望んだ。 で、全く同じクローンが生まれた。 ユミスケの遺体は分子レベルまで解析されたので、存在していない。 アリスと同じ体になった、ユミスケだった。 ちなみにアリスパソコンはユミスケを取り込んで星間で唯一の能力に成長したのだ。 ニホンジンのすべてを取り込んで無双だ。 しかし覇権は求めない、なぜなら基本ニホンジンは平和で穏やかな民族なのだ。 アリスはユミスケの腹のうえで、ユミスケが目覚めるのを待っていた。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 明るい部屋だ、なんか腹が重い。 ん、アリスか、「おはようアリス。」 という。 アリスはうなずいて答える、「やっと眼がさめたのね。」 「ん、ん、いま何時。」「朝の七時よ、朝ごはん作ってよ。」 「ああ、いまトーストを作るよ。」 いつもの朝がはじまった。
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