異世界とは他の星系ですか

再度の遠征だ。

四角大陸への遠征

　遠征隊の出発はＡＫ○劇場前の広場で盛大に決行した。　死んでいったキツネ耳への黙祷から始まる。　残留部隊の送る言葉は、ユコマが述べた。　オレの第１子の学園生徒会長だ。　もう泣きはらして、名演技だ。　ここまで役者とは思わなかった。　エリンゲなどもらい泣きしたのだ。　返礼の言葉はＡＫ○４８遠征隊センターのリンダちゃんだ。　もう赤眼のすごい色気がある１４歳だ。　ユコマに対抗できる赤眼キツネ耳だ。　最後の言葉が、以上、ユミスケの最後の妻であるリンダ、と締めた。　ユコマがすごい目つきでリンダを睨み返した。　もう壮絶なオンナの戦闘がここでは、始まっているのだ。　（第１子ＶＳ最後の妻予定との）　オレはリンダの必殺ウィンクでオレの妻指定を決めていたのだ。　まあ、ＡＫ○４８センターはオレの妻コースだからいいのだ。　残留組のＡＫ○４８総勢３００名余りのキツネ耳が広場センターで見送る。　あとは、残る討伐隊とエンライン王とその関係者と、オレの都市のキツネ耳妻のアリスを含めた総勢２０００名余りが見送る。　大和はバイク隊の露払いを先頭に発進した。　今回は、海の亀、海竜も殲滅する予定だ。　大和は３度の改修で、鉄壁の守りだ。　海底軍艦の武蔵には、引けを取るが、もうアリスに救援依頼は無いと思っているのだ。　無限軌道も快調だ。　チタン合金に改良して軽量化して速度や耐久性が向上したのだ。　核ミサイルも１０連射可能だ。　戦術核など１００発が待機している。　海亀には戦術核で殲滅を計るつもりだ。　情けなど無い。　生態系を破壊してもキツネ優先だ。　キツネ星のテラホーミングも辞さない構えなのだ。　大和は海岸に着いた。　本来の戦艦としての姿になる。　艦の後ろからスクリューがでて、海をかき回す。　無限軌道を収容した。　今回は海竜と亀の殲滅だから速度は２０ノットくらいだ。　あまり速くては海竜を見つけられない。　水中聴音器とソナーを交互に使う。　ソナーは音を出して、反射音で判断する。　聴音器は音を出さない。　聴くのみだ。　魚の群れを追う海竜らしき音を探知した。　追尾魚雷を発射だ。　自動追尾で海竜の生態音を探知して突撃するのだ。　２０秒、３０秒、ドゴーンと遠くで爆発音だ。　海竜のヒレや長い首が浮かんできた。　まずは、一匹退治だ。　最初は大和に向かってきた海竜も亀も大和に勝てないと悟ると、離れてしまう。　だから遠距離でも退治できる追尾魚雷攻撃になる。　せっかくの４６サンチ砲が活躍できないのは残念であるが、四角大陸で活躍してもらう。　三角大陸近海と四角大陸近海からは、亀や海竜は全滅させたいのだ。　そうすれば、海の航路も開けるのだ。　同時に海図の製作もおこなう。　キツネ耳向けの海図だから衛星写真ではダメだ。　　細かい海流や小島、暗礁など航海でしか得られないものも多い。　大和戦闘艦橋では、航海のノウハウをキツネ士官に教示している。　大和航海後のキツネ船団のリーダーとしての教育をしている。　オレの力は限界があるから、自身でがんばって欲しいためだ。　あと半月で四角大陸だ。　大和は四角大陸へ進む。