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妻が199人増えた

養育キツネ耳が199人増えた。

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 タンク3台は進む。 ユミスケは、タンクの走破性に大満足であった。 もう、ルンルンだ。 砲塔のコマンダーハッチから上半身を出して、ご機嫌だった。 このタンクは原子力で動く。 よってエンジン音が無い。 それでは、気分がでないからと、タンクの排気管モドキにスピーカーが付いている。 重低音のエンジン音を速度により変化させて、音がガナルのだ。 ドッルルルッル、ドウン、ドドドドドドドドドと鳴る。 もう最高だ、ユミスケは気分最高だった。 なにを隠そう、大和も悪くないが、内心ではタンクがいいのだ。 運転しているキツネ隊員には、広い大和の方が環境がいいのだが。 そろそろお昼だ。 3台のタンクを砲塔を三方向に向け、円陣を作り、中で休憩だ。 「キャプテン、そろそろ遠征に出て7日になりますね。」(キャプテンとはユミスケのことだ。) 「おう、そうだな、岩山の奥までいったら一度大和に戻るか。」 「そうですね、皆どうしてるかな。」 「なに、もう里心かよ。」 「うん、AK○48のルンナちゃんが気になるなさ。」 「オレはリリーナちゃんだ。」 「おら、ラジカルちゃんだ。」 「ワシはリンダちゃんが。」 「まあ待て、気になり警戒をおろそかにするなよ。」 「了解ですだ、キャプテン。」 仲間はいいもんだ。 タンクは少人数だ、自然と親密になる。 オレも妻が増えすぎた、でAK○48の中からと、討伐隊からのカップルを推薦している。 これは、結構人気が出た。 AK○48もキツネ耳だから、お互いがうまくいけばいいのだ。 もうすでに200組くらいは、出来ている。 彼らの生活は、討伐隊員の俸給とAK○48の卒業祝い金と、それに付随する年金だ。 それで十分、いい生活ができる。 でないと、オレがヘタするとキツネ耳のオナゴを全員養うことになりかねないからだ。 オレは妻になりたい、というキツネを断わることはしないからだ。 現在、おそらく300人くらい妻がいる可能性があるのだ。 たまに、降下船から通信で妻が増えたと連絡があるのだ。 オレは、アリスとしゃべりたいから、ああと聞き流すだけだが。 キツネ耳はオトコよりオンナが生まれる割合が多い。 オトコが1なら、オンナが5ぐらいだ。 だから未婚のキツネは必ずオレを頼る。 もう年齢制限など、ないから未亡人キツネが妻でかなり増えた。 アリスも、どうか妻にしてください、とバアサンのキツネが来ても断わらないのだ。 降下船には大きなオレの妻の町が出来つつあった。 タワーマンションだ。 現在の棟数 7棟らしい。 妻とは名ばかりで、養育するだけのキツネが別に700人はくだらないだろう。 オレの妻高校も経営は生徒が増えて増築が大変らしい。 なんか福祉団体みたいな降下船だ。 しかしアリスは手下に班をわけて、色々な果樹園とか、製紙工場とか、売店など別枠の妻連中にやらせている。 でないと、単に食わせるだけなら、キツネ牧場だからだ。 タンクは岩山を進む。 その先に妻199人と別枠未亡人妻60人余り、が待っているのだが。 移住者は夫婦だから、まあ心配は無いが。 ドラゴン退治より妻対策が心配な著者だ。 12尾キツネは9尾より手ごわい、オレスの言葉だ。
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