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キツネの村
オレの未来はそうなのか?
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偵察隊が帰ってきた。 壁の中はキツネの村だった。 それで、オレに会いたいとその村のキツネがいうから、つれてきたらしい。 敵ではないとの話だった。 では、と艦長室で面会だ。 そのキツネはシッポが7本あった。 白キツネの王の言った、キツネだ。 年齢はわからない、失礼だがオバサンキツネで、だぶんすごい年だ。 白キツネのエリスよりオーラがすごい。 「そなたは、ニホンジンだそうだが。」 「そうだ。」 「では、予言の言葉をさずけようぞ。」 「そなたは、わらわを妻にすべきじゃ。」 またそのパターンかよ、259人目だ。 こんな、ばあさんどうしようか。と思っていたら。 「わらわは、そなたの妻じゃ、よいな。」 と勝手に決めようとしている。 「予言とはなんなんですか。」とお茶を濁した。 「わらわは、そちの子を産むとの予言じゃ。」 待ってよ、オレはロリだ、ババの趣味はない。 どうしよう、マジで困った。 それにとても子を産める年には失礼だが、見えない。 「失礼ですが、あなたは、キッネ耳のなんなんですか。」と聞く。 「わらわは、七本キツネの姫じゃ、まだ処女じゃ。」 という。 「これは、約束された、ことじゃ。」 「ニホンジンがワラワを妻にすると約束したのじゃ。」 「これが、書き置きじゃ。」 と見せる。 紙に、妻にすると約束する、オレス ん、オレス、 あのネコのオレスか。 どうすんだ、ネコだぞ。 わかった、もう何十年も過ぎたのだ。 すこしバアサンには待ってもらう。 別室で、アリス連絡腕輪を起動した。 降下船からリンクして周回軌道衛星、そして、星間政府にリンクして次元通信でオレスに連絡した。 オレスは、もうネコだから、ユミスケに引き継ぐという。 無理だ。 バアサンなんていらない。 オレスは、すべてキツネ星のことは、ユミスケに引き継ぐ契約であるから、君の妻にしてやってくれ。 という、さらに追加の資金は廻すからとのことだ。 ここでオレスに恩を売れば、と思い。 これは、カシにしておくから、でオレスは納得した。 バアサンには「妻にします、これが婚姻届です。」と渡した。 すぐにバアサンが名前を書く。 ヘンリエッタと、もうすこしで、吹き出すところでした。 若ければ別嬪だ。 すると7本キツネが何か祈りだした。 すごいオーラだ。 空気が揺らぐ。 すごい、すごい、あれ、ここはどこだ。 降下船だ、アリスがいる。 子がいる。 クララやキララやコマリまでいる。 258人の妻がいた。 みな、オレを見ている、ふと隣は、見たこと無いキツネ耳だ、シッポが7本ある。 顔は思い出せない、がすごい、美人を通り越して女神だ。 その女神がオレにチューだ。 晴れて259人目の妻だ。 ふと我に返る、ここは、艦長室だった。 目の前には女神だ。 バアサンではない。 「あなたの思考に入り込んで、自身をあなたに合わせました。」という。つまり、バアサンはオレスの趣味なのか、まあ、オレスは明治の軍人だ、年齢相応がいいのかな。 オレは1時間でも1分でも若いのがいいのだ。 もち、幼女だ。 「これは、7本キツネのわらわだけの力です。」という。どうやらシッポが多いと自然に変化の能力が強くなるらしい。 「わらわが、7本キツネの生き残りじゃ」。 という、どうやら最期の7本キツネみたいだ。 アリスに連絡したら、すでにオレスからよろしくと話が通してあった。 アリスは、ハラぼてだから来られない。 で自動運転のビートルがヘンリエッタを迎えに着た。 ヘンリエッタは別れ際にチューーーーーとすごいデープキッスだ。 舌が絡んで窒息しそうだ。 ヘンリエッタはペチヤでなく、Dカップはありそうだ。 チューーーーーのとき抱きつかれてわかった。 まあいい、大和は7本キツネの里から発進した。
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