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エリスの生活

信じられない生活

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 わらわは、臨時でエリスじゃ。(本当の名はアリスじゃ。) これでも姫じゃ。 で、わらわが姫じゃというと、キツネ国の姫のサマリーが「では、住まいができるまで私のお城でくらしてください。」 という。 お城、お城じゃと。 お城、空想の建物じゃ。 不思議な空飛ぶ機械で半日過ごした。 サマリーが「あそこです。」 と窓から指をさす。 おお、あれがお城か。 夢でも見た事は無い建物じゃ。 まさに空想の建物じゃ。 降下船前の広場で話をした。 おなかにユミスケの子がいること、そしてわらわが王の11番めの姫じゃ、と。 アリスという幼女がここの大将らしい。 まあ一番いばってるから、だからわらわがエリスなのじゃ。 いつかこのアリスを越えてやる。 エリスからアリスに戻り、こいつがエリスに改名じゃ。 わらわは内心で決心した。 で、アリスはわらわがサマリーのお城でしばらく住むこと、そしてなにか希望はあるか、と聞いた。 わらわは考えた、即答しては損じゃ。 アリスは「では、のちほどでいいから。」 「では、解散、あっとエリスは257番目の妻ですから。」という。 で、256人の妻たちが散っていった。 わらわはその256人の中からこれは、と思うキツネに声を掛けた。 そのキツネはコマリといった。(エリスは見る眼がある、いきなり一番ヒトがいいコマリを見抜くとは。) それからコマリから、いろんな話を聞いた。 コマリは間違いなく反アリスだ。 コマリを仲間にいれよう。 もう派閥を作るエリスだ。 コマリはアリスの腹心はクララ、エミリー、ミライの三人で絶対にアリスを裏切らないらしい。 反アリスで有名なのがキララというヒトだ。 なんと星間人らしい。 ラアラやサマリーは派閥ではないらしい。 この降下船で1番がアリスで2番がキララらしい、でクララとかエミリーなどになるらしい。 まあそんなところだ。 コマリにわらわは、コマリの味方じゃ、と手を握るとコマリはうれしそうに微笑んだ。 コマリと別れてサマリーに希望をどうするか聞いた。 サマリーは、一番簡単で確実なのがサマリーと同じで、といえばいい、と教えてくれた。 アリスに、そう伝えた。 で、サマリーのお城はすごかった。 一番びっくりがトイレじゃ。 シッポが3本あるから、まとめて便器のそとにづらす。 で用が終わると、オシリマークを押す、するとおしりの穴をお湯で洗ってくれる、乾燥までしてくれる。 夢のような機械のトイレじゃ。 部屋の灯りも明るいし、部屋は夢の国かと見間違える。 外出はなんと衛兵の護衛つきの馬車じゃ。 試しにサマリーとお城の周りを馬車で行ってみた。 すごい、もう夢の国だ。 馬車はなんと6頭立てじゃ。 衛兵は皆イケメンで8騎つく、前4後4だ。 馬車はフルオープンとハーフとボックスと3種類あるらしい。 今日はフルオープンだった。  天気がいいからだ。  わらわは、四角大陸でドラゴンにおびえて暮らす仲間をまったく忘れていた。 まあ現実的には死別になっているからいいのじゃ。 はやくわらわのお城ができないかなあじゃ。  わが世の春のエリスだった。
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