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サマリーパレス

サマリーの願い

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 私はサマリー(キララではない)四角大陸のキツネ国の姫だ。 かつて四角大陸に変な機械で空から降りてきた横耳人間がいた。 私たちキツネ耳は耳が上にあるが、横耳は耳がヨコにある。 四角大陸最初の横耳人間は「ニホンジン」と名乗った。 彼は、なにも言わず勝手にドラゴンを初めて見る武器で討伐した。 それも連日だ、寝る間も惜しんで彼はドラゴンを殺した。 彼がドラゴンを殺している間は、キツネがひとりも食われなかった。 伝説では日に百頭から二百頭殺したらしい。 なにも言わづ、ドラゴンを殺しまくる姿は鬼神であった。と伝説にある。 食事はなんか薬の粒を飲むだけで、日に数分休むだけで殺しまくった。 武器が使えなくなると交換して次々と武器を換えて殺しまくる。 始めは面食らい、遠くでみていただけのキツネ耳がニホンジンをやがて大将にしてドラゴンに向かった。 それまで逃げるだけであった。 やがてニホンジンは迎えがきて帰っていった。 私たちは行かせたくなかったが、彼はもう十分助けてくれたから無理はいわなかった。 しかし次を必ずよこすと誓ってくれたが、ニホンジンはこなかった。 やがてニホンジンは伝説となった。 しかしキツネ耳は彼の言葉を忘れなかった。 キツネ耳は、舟をニホンジンが残した舟から作った。 やがて大きな船が出来た。 あるキツネの大臣がニホンジンはどこかにいる、と言い出した。 それは、ドラゴンの傷ついた死体が岸に流れついたからだ。 そのキズは、かっての伝説のニホンジンが使った武器でつけたキズに似ていたからだ。 私たちは旅立った。ニホンジンをさがして。 今、ニホンジンが眼の前にいる。 彼は三角大陸のドラゴンを駆逐した。 やはり伝説は本当であった。 私はなんとか彼の妻の地位を得た。 ニホンジンに妻なら頼めるだろう。 現在私は夢のような環境だ。 四角大陸では想像できない生活だ。 私のお城を建築中だ。 そばにあるお城と同じ大きさだ。 それに馬車は四頭立てだ。 四角大陸では、馬車などなかった。 ましてお城も。 石垣でドラゴンから守られている砦があるだけだ。 馬は、連絡に使うが馬車などない。 まあ鞍はあるがそれだけであった。 トイレはすばらしかった。 清潔に洗ってくれるのだ。 明かりもすばらしい、食事も、服も、なにもかのが夢のようだ。 皆のことを忘れてしまいそうだ。 ニホンジンは願いを聞いてくれた、偵察にいってくれた。 そして私の従兄弟のラアラを助けてつれてきてくれた。 ラアラはニホンジンの妻になりたいと、それでユミスケに私が頼んだら承知してくれた。 やはりニホンジンはいい。 ユミスケは今の私が好きだといってくれた。 これは、キツネ耳の最高の恋の言葉だ。 はやく彼の子を宿したい。   
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