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プリンセス ライリ
ドラゴン遺児施設
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ライリはユミスケと結婚したが、それを知るものは王とアリスらのみだった。 住んでいるのは、プリンセス パレスだ。 降下船のすこし南だ。 キツネ耳達はライリが日本人に保護された、と思っている。 AK○48を卒業したライリは、またお城に戻るかと思われていた。 しかしライリは自身の独立を宣言。 エンライン王も認めた。 しかしプリンセスである。 その辺に下宿とはいかない。 キツネ星では、エンライン国が唯一の国家だった。 であるから他国に嫁ぐもない。 で、どうするか、ライリは11番目の日本人と王女とのハーフだ。 眼も黒いしシッポも細い。 日本人の保護を求めても、なんら不思議ではない。 国民も納得する。 AK○48活動中もライリはさかんに日本人のところへいく、とアピールを忘れなかった。 まあライリはAK○48活動が自身に向いてないから、早々にエミリーに譲って日本人に保護されたことをキツネ国民は当然と思った。 あくまで保護であり、結婚ではない。 まあ体面的に五人も妻がいては、そうならざるをえないのだ。 エンライン王も承知している。 ライリは自身の出来ることを考えた、プリンセスは血統だから、それを生かす方法を考えた。 しかし14歳のオナゴにはなかなかアイデアがない。 どうするか、相談だ、だれに、相談しようか。 ライリはアリスが自身をAK○48に採用したときのアリスの言葉を思い出した。 あなたは、11番目の、私の仲間の娘です。 ですから肉親と同じです。 あなたのお父さんの最後の言葉を伝えます。 私に「ライリを頼む。」と言い残してドラゴンに食われました。 ですから私を頼りなさい。 といった。 もちろんライリを励ますためのウソだ。 まだそのとき、ライリは王女の腹の中だ。 名もきまっていない。 しかしアリスは自身を守ろうと食われた11番目の気概をわすれたくない。 でライリに加勢するために、言ったのだ。 本当の11番目の最後の言葉は、王女を頼むだった。 まあ似たようなものだ。 アリスは王女の自殺を止められなかった。 それで余計ライリを加勢しているのだ。 アリスはプリンセスとして恥ずかしくない体面をライリに与えた。 でかい、エンライン国のお城がかすむくらいのプリンセス パレス 欧米のお城もかすむだろう。 馬車は四頭立てだ。 馬はアンドロイドだが、息も吐く、外見ではまあわからない。 御者もそうだ。 圧巻は騎馬の兵隊だ。 エンライン国の田舎兵とは違う、バッキンガムの衛兵と競うくらいの騎馬兵をそろえた。 なんども書くが、それが、宿舎に80名、寝泊りしている。 夜は、パレスの警備だ、交代で休みなし。 生体アンドロイドは文句なんか言わない。 ライリは四頭の前衛と四頭の後衛に守られて巡視にでる。 巡視といっても、ようは公的施設や有力企業などの訪問だ。 キツネ耳にとり、それは、栄誉なことだった。 またドラゴンに親を食われて生計にこまった児童の施設(なかったから、ユミスケが創立した。)を訪れる。 エンライン王も王族だが、ヒトがいい単なるしょうもない爺さんだ。 14歳の元AK○48センターのプリンセスライリとは人気が違う。 プリンセスらしいドレスで、頭には、プリンセス ティアラが輝く。 一人、一人遺児を元気づける、まあライリにしか、出来ないことだ。 ちなみにライリの給金はユミスケもちだが、あとは違う。 プリンセス パレスに建設費として日本円のピン札聖徳大使を100枚、オークションで、ある星の超大金持ちが全枚落札したらしいが。 落札金額は個人情報であり、アリスもなにも言わない。 しかし、そのオークションは落札金額が星間始まって以来の超記録らしい、しばらくその額の話で星間はもちきりだった。
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