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降下船の周り
オレはまだバラックだ。
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降下船のまわりには、クララ邸、ミライ邸。 そしてコマリとユコマの家。 降下船の反対側に、すこし離れてプリンセスパレスがそびえる。 エンライン国のお城より高層建築で立派だ。 そして無敵戦艦 武蔵のドックが降下船の先にある。 その武蔵に隠れるようにキララ邸がある。 降下船はアリスの家だ。 大和はAK○劇場にある、大和記念ドックにあり、乗員は前の広場で訓練の毎日だ。 オレはまだバラックだ。 あるとき、アリスを除く妻たちがアリスにバラックでオレとSMプレイはなんとかして欲しい、と苦言をのべた。 大和帰還から毎日、アリスVSユミスケのSMは連日なのだ。 午後10時ころから深夜3時ころまで、時間制限なしの10本勝負のプロレスリング並のバトルだ。 折りたたみイスがいくらあっても足りないほどだ。 すぐにバラックが壊れるから、なんと金網で補強したアリスは、「金網デスマッチが出来る。」と喜んだくらいだ。 金網では、外から見えるから、とコマリがカーテンで目隠しをしてくれた。 しかし、一晩のデスマッチで破けて無くなった。 とうとうヒロキやユコマに影響がでますからとコマリが妻代表でアリスに直談判だ。 クララ、ミライのアリスの小判サメでは、できないことだ。 アリスはヒロキの名前に弱い、それをコマリは使った。 アリスは配下のロボット工兵、(万能戦艦武蔵の製作隊)にオレの家を作らせた、空調からお風呂、トイレ、ダブルベットまで、また簡単なキッチンまである。 まあオレの家だ。 オレの家は、なんと降下船の下だ。 降下船地下階みたいなものだ。 つまりアリスはオレと同居になった。 バラックは、もう跡形も無い。 オレの部屋は降下船内のエレベーターで行くのだ。 アリス部屋の前だ。 つまりアリスの監視つきだ。 妻五人とは、まあ形式だけで、書類上で、安定した生活保障だけだ。 クララとミライはアリスの腰ぎんちゃくだからいいが、コマリとキララは、何か考えがあるようだ。 ライリはプリンセスの仕事が忙しくてそれどころではない。 仕事も、巡視とドラゴン遺児施設などの訪問で(両親とも食われたキツネの遺児施設)ヒマなどない。 それに仕事はボランティアで国から報酬などない。 すべてユミスケの星間文明からの給金でまかなわれる。 まあハーレムは形だけで、オレは、アリスオンリーなのだ。 いまのところ、ドラゴンの発見や、食われました、報告は、ない。 しかし油断は出来ない、三角大陸を細かく調査までは、出来ていない。 そこまでは、まあ無理だ。 しかし大和遠征で疲れたから、しばらく休みたい。 帰ってから寝不足だ、タマが痛くなるほど絞られる。 連日の猛攻に敗戦つづきだ。 コマリがウナギを差し入れしてくれた。 それでも不足だった。 オレはアリスの腹の上で死ぬんじゃないか、と思う今日このごろです。
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