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戦艦武蔵

やっぱ一艘では、

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 「いまから行くから、10分くらいもつでしょう。」という。 まあ10分ならなんとかなりそうだ。 「わかった、なんとかもたせるから、愛してるよアリス。」 とよけいな一言 「ふん、土下座ですまそうなんて、100年早いわ。」 で連絡は切れた。 キララがマイクで「艦長代理キララです、あと10分がんばって、キララは皆さんと一緒です。」それでまあしかたがない、しばらく待ちだ。 と結論した。  5,6分過ぎた頃、レーダー員が「東方から大きな飛行物体、とてもでかいです、この大和くらいあります。」 速度は、と聞く「マッハ10ですが。」  オレはあせった。 アリスがくる、どうしょう、たぶんビートルではない。 どこで土下座しようか場所がない。  すごい音だ。 星間航行船のパルス核エンジンに似ている。 なんだ、あれは、海底○艦ゴウテン号のまんまだ。 でかいドリルをつけた、無敵の万能戦艦。 艦腹からパルス核エンジンのスラスターが吼える。 VTOLで大和の横に着陸した。 艦橋からアリスが顔をだした。 こっち来いの合図だ。 オレは泣く泣く移動した。 キララがご一緒しましようか、とお愛想をいうが、そのほうが怖いから、いいから。 と一人で歩いて移動しました。  また土下座を艦橋前の甲板でした。 アリスに馬乗りされてエビの字固めで失神した大和艦長でありました。 艦長代理つくっておいて、よかった。 アリスは、オレがまたやりそうなことを予測していたらしい。 アリスは決心したらしい。 これで終わりにすると、最終兵器を星間文明の最高兵器開発局に依頼したらしい。 予算は掛値なしで、つまり使いたい放題の依頼であった。 いくらでもいいなんて夢か、はたまた幻か、開発局のキモオタ連中は燃えた、やっぱヤメとアリスに言われる前に完成した。 アリスから大まかな性能を書いたメモによると、 1、メインエンジン 星間航行船のやつを40本装備  2、VTOLとホバー機能と星間航行レベル4(レベル2が星間航行船) 3、メインドリルにより岩石地帯の地中を毎時30キロ 4、原子炉は予備もいれて30基レベル8のもの(星間航行船がレベル3) 5、航行限度 星間世紀で20年保障 6、ビーム砲、パルスレーザー砲、そして重力子砲 7、メガトン爆弾装備(星を破壊できる) 8、レールガンの機関銃多数  これでは、大和のレールガンがこの艦の機銃クラスではないか。 9、耐圧制限なし、つまりどんな隕石もキズすらつかない。 ミサイルは、と聞くとアリスは「あんな古いもの。」と笑っていた。 オレが「で、いくらしたの。」 アリスは「まあそれなりにね。」しか言わない。 だいぶ後でネコのオレスから聖徳大使100枚と聞いた、星間でもトップクラスの万能戦艦とのこと。 大和が6枚だから、わかる。 しかも乗組員がすごい、100名の全員が身長90センチのアリスのクローンなのだ。 それも同じ紺のセーラー服 帽子に番号が1から100まで書いてある、それで判断だ。 ゼロはアリスだ。 「これでユミスケの浮気は、防ぎました。」 アリス様は、得意顔でおっしゃいました。  では、100人全員に手出してOKか、オレは天国かと、イヤ全員がアリスとリンクしてるからダメでした。 で、艦の名前は、アリスは、大和とくれば、武蔵しかないの一言できまり。
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