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着た、海だ。
大和、進水する
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海が艦橋から見えた。 おお あれが、とキツネ士官が感激していた。 200名のなかで、試験をして20名の士官を決めた。 大和に休みは、ない。 交代制だ。 100名でチームを作り、交代の12時間制だ。 もちろん戦闘になれば、それは、ない。 あくまで平和に運行しているときである。 その内の10名を士官に指定、監督役をやらせた。 AK○48の五名はブラックだった。 忙しい、オニギリを一人で一日三回100個以上握る。カレーを毎日三回100名分だ。 もう、へとへとです、増員を希望します。と提案があった。 あと何人増やせばいいか、AK○48に聞いたら、ベットがあと10床あるから、10人です。という。 しかし非常脱出のカプセルに15人は乗れない。 そういうと、200名の隊員とともに運命を共にします、の返事だ。 その証拠として脱出カプセルを封印してしまった。 AK○48区画はオレでも入れない。 女の園だ。 そこまで聞いたらイヤとはいえない。 連絡をアリスにとり、アリスのビートルで追加のAK○48を運んでもらった。 オレは命をかける決心でズボンのポケットの中のアリスおパンツを握りしめた。 これがあれば億人力だ。 たとえ、米軍がタバになって掛かってきても負ける気がしなかった。 オレにとって無敵アイテムだ。 海岸線に近づく、水の浸水がないか、船底にキツネを配置させる。 無限軌道のまま海に入る。 船の底が海底から離れるまで無限軌道で走る。 「船底離れました。」 キツネ士官から連絡がくる。「 船底水漏れありません。」 「スクリュー動力接続準備よろし。」 次々と報告がくる。 オレは。「全速、前進。」と指示した。 カンカンと了解の合図が機関室からくる。 ちょっと斜めだ、「取り舵、戻せー。」 と指示。 まあなんとかなりそうだ。 「無限軌道収納。」と指示 「無限軌道収納よろしー。」 と返事。 無限軌道収納庫の排水を指示、点検に行かせた。 機械の点検は大切だ。 星間文明のメンテフリーの装置でも点検は必要だ。 備えに完璧は無いから。 あと、見張りを増やした、見張りには命綱をつないだ、船から転落したらまず、助からない。 船はすぐには、止まれない。 現在30ノット、 時速55キロぐらいだ。 で進んでいる、おそらく止まるまでスクリュー反転でも数百メートルも進んでしまう。 落ちればスクリューに巻き込まれる、ミンチになるだけだ。 予防のための命綱である。 あとソナー要員を配置した。 耳がいい、キツネは多い。 その中で、特に耳のいいキツネをソナー要員に選別した。 給金は安くない。 海竜の声や種類を聞き分けるのだ。 大和は、原子力だが、機関の音は小さい。 波の音くらいだ。 それも船の先が丸くふくらんでいる。 バルバスバウというらしい。 それで水の抵抗が少なく速く進めるのだ。 そのバルバスバウの中にソナーを仕込んだ。 360度全周型をつけた。 あとは、海竜が来るだけだ。
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