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バイク部隊の活躍
いけそうだ
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バイク生産が軌道に乗った。 バイク部隊、旧オトリ部隊も訓練に熱がこもる。 走りこみは続いている。 エンジンストップの危険もあるから、いざとなればバイクを捨てて逃げる。 エンジン再始動では、間に合わない。 しかし、希望者が多すぎる、大砲部隊からも変換希望があとをたたない。 まあ気持ちはわかるが。 バイクは個人使用とした。 個人のクセがでやすいからだ。 バイクには、番号を振り管理した。 ちなみにライトは無い。 夜は討伐部隊が動かないからだ。 ウインカーも無い。 ストップライトも無い。 走るだけだ。 キツネ耳はバイクにほれ込んだ。 向かい風で眼をやられないようゴーグルを作らせた。 バイクの点検もキツネ耳にやらせた。 走行メーターが無いから使った日にちでサイクルを決めて点検、部品交換を指定した。 これは、事故防止のためだ。 現場でこわれては、食われてしまう。 実際にエンジントラブルで食われたキツネ耳はすくなくない。 しかし希望者は減らない、増えるだけだ。 キツネ耳は地球人より足が速い、しかしバイクにはかなわない。 速く走ること、キツネ耳の本能にマッチしたようだ。 戦車の開発は、予想よりうまくいかない。 クラッチがうまくいかない。 ようは、エンジンの馬力にクラッチが耐えられないのだ。 バイクでは、せいぜい30馬力くらい。 しかし戦車のV12気筒エンジンは軽く300馬力はあるだろう。 ただ同じ金属では、壊れてしまう。 オレは出来るだけキツネ耳で運用できるよう考えている。 星間文明や日本の技術をいきなりマネしてもだめだ。 そうこうしてるうちに、月日が流れて、あと4ケ月でオレの息子が試験管から出てくる。 オレはあせった。 生まれるまでに三角大陸すべてのドラゴン討伐の目標が達成不可能になりつつある。 バイクと 大砲の量産で、かなりの数のドラゴンを討伐した。 しかしまだ足りない、どんだけ居るのかドラゴン。 討伐隊Aチームは1万頭討伐した。 しばらくして。Cチームも達成した。 D、E,F、G,Hチームもかなり討伐している。 昨日までの合計討伐数は、エリンゲに聞くと、54678頭だそうだ。 オレは十万頭と踏んでいた。 いや30万頭くらいかな。 不安だ。 昨日、ドラゴンに食われたキツネは、78人だそうだ。 まだ、かなりのキツネが食われている。 一度計画を考え直さないと失敗しそうだ。 討伐を休むと、すぐに復活するのがドラゴンだ。 ドラゴンとは思考もなく、ただ食うのみのキツネ耳とは相容れない生物だ。 殲滅しかない。 一匹残さず殺す、潰す、首をチョン切る、絶滅まで戦う。 キツネ耳と地球人は相容れる友人となれる関係だ。 だから、オレはドラゴンを殺すことに生涯をかける。 ここに降下する日本人は12人で終わりにする。 たとえ100万頭ドラゴンが居ようが、すべて殺す。 ニートの安っぽい取りえの無い日本人のオレの気概であった。
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