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エリンゲの日記
娘のため
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私は、エリンゲ 現在ドラゴン討伐隊Aチームのリーダーだ。 つまり、討伐隊のセンターである。 1年くらい前だ、ユミスケという日本人にあった。 これが私の人生を変えた。 私は、周囲から変なヤツと言われてきた。 なぜならドラゴンをやっけようと皆にいうからだ。 そんなん、食われるだけだ、勝てるわけない、アホだ、アホとまで言われた。 それでも、なんとか仲間を5人ばかり集めた。 そして皆で考えた。 結果、大きな槍で刺し殺すことにした。 ドラゴンは約10メートルから大きいと20メートルくらいある。 少なくとも5メートルは槍がないと無理だ。 近づく前に食われる。 槍の先は鍛冶屋に頼んだ。 重い、とても持てない。 で馬で引いて、荷車に結わえた。 ドラゴンの近くまで運んで、岩の影から刺し殺すことを提案した。 だれも食われるのはイヤだ。 直接ドラゴンに立ち向かう勇気なんて無い。 ドラゴンの生息域に入った。 背の短い草が生えている、サバンナみたいなところだ。 ドラゴンは居なかった、てか見つからない。 どうしよう、帰るか。 まあ、やるだけやった、帰ろう。 としたら、見つかった、ドラゴンが口を開けてよだれをたらしている。 食われる、どうしよう、槍を構える余裕無く逃げだした。 私は勇気のない普通のキツネだった。 逃げてもドラゴンは速いから逃げるのは無理だが、食われるのはイヤだから、必死の抵抗は逃げるしかない。 突然ドラゴンがもんどり打って倒れた。 シッポがぴくぴくとケイレンしている。 私たちはあぜんとした。 だれが、ドラゴンを一撃で倒したのか。 すると、空から機械が降りてきた。 私たちのそばに着陸した。 まるい窓がひらいて誰か降りてきた。 それは、ヒトであるが、キツネ耳がない、顔が平たい、眼が黒い、耳が顔の横にある、もしかして、日本人かな、ドラゴンを倒せるのは、日本人だけだ。 私は聞いた、「日本人の方ですか。」 返事は「そうだ。」 そしてドラゴンを倒そうとしたのか、と感心したように私たちを見た。 それから現在まで夢のように過ぎた。 昨日のAチームのドラゴン討伐数4頭。Aチームの旗 (Aと赤い字に黄色い旗だ。ユミスケの妻アリス様のデザインだ。)旗のさおに四本のスジを入れる。 もうすぐ根元まできそうだ。 私には四歳の娘がいる。 絶対にドラゴンには食わせない。 ユミスケはAK○要塞に部屋を造り、私たちの部屋としてくれた。 恩義を感じた、恩義は返さなくては、私はユミスケに従った。 そして後悔は無い。 なぜならドラゴンを倒すことが私の仕事になり、キツネ世界で私を知らないキツネはいない。 目標は1万頭を討伐だ。 あと少しだ、現在6000頭あまり討伐した。 しかし油断はできない、他のチームが脅威になりつつある。 現在5000頭余り討伐のCチームだ。 昨日やつらは、なんと6頭討伐した。 負けられない、娘のため、怖い妻の怒りを静めるため、そして自分のため、ユミスケの恩を返すため。 明日は目標7頭だ、私はAチームのメンツに撃を飛ばした。
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