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落盤事故
犠牲キツネ耳が多い
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鉄鉱石を掘るチームを募集して、さらに反射炉の建設、そして大砲の生産。 鉄鉱石の抗道労働者は、普通の倍の賃金とした。 危険手当だ。 落盤があるかもしれない、と心配していたら落盤事故があり。 救出に手間取り、埋まった抗道から奥の作業員は全員死亡だった。 窒息死だ。 なんとも初めてのことは訓練していても後悔の連続だ。 結果論はだれでも、どんなことでも言える。 犠牲者の名を忠魂碑に刻む。 かれらも対ドラゴン戦の犠牲者に間違いはない。 教訓から空気パイプを張り巡らした。 抗道の支えも初めは木だったものが、鋼鉄パイプになり落盤事故も減った。 反射炉も3基となった。 大砲の鋳造も軌道に乗り出した。 だんだん経済の動きが活発になる、以前のキツネ耳世界とは、違う。 道路も幅員を広げなくては、八輪トラックが活用できない。 あっちが立てば、こちらがダメと問題山積みである。 人材が足りない、行政官が足りない、キツネに新しい常識を教えなければならない。 ラジオ放送も活用した。 ラジオはナチスドイツのヒットラーが己の演説を国民すべてに聞かせるため、国民全世帯に配った話がある。 まあヒットラーの真似はしたくは無いが、有効な活用法である。 演説ではなく、教養と常識と広報に活用した。 もちろんエンライン王の許可は取った。 夜忍び込んで、恫喝して認めさせた。 孫はAK○48の研究生にアリス指しで、なっていた。 なぜか、アリスが気に入ったみたいだ。 けっこう人気がある、まあお姫様であるし、なぜか日本人顔なのだ。 キツネ耳は顔が平たくない、ツンとしていて目は赤い、髪はキツネ色だ。 シッポも先が白い。 それがエンライン王の孫のAK○48は、目が黒いのだ。 なぜか、あとで判明する。 ラジオ放送の教養の台本はアリスが作った。 腐った女は台本と聞いただけで、「あたいが書く、譲りません。これは、あたいの仕事。」 と言って譲らなかった。 まあ、オレはかまわないさ。 正直どうでもいいから。 学校を建てた。 もろ日本の小学校だ。 なんと二宮金次郎の像まである。 やはり手本は二宮金次郎だ。 旗を立てるポールを造り、キツネ耳の国の旗ではなく、ドラゴン討伐隊旗を掲げさせた。 エンライン王にAK○48の研究生の孫を使って認めさせた。 孫のいうことは、OKしかない王であった。 AK○48の孫とアリスとオレとエンライン王に面会して旗のことを談判していたとき、 ふとエンライン王はオレに「ユミスケは日本人であるな。」とあらたまって聞く「そうだ、文句あるか。」という。「文句はない、孫がなぜ目が黒いと思う。」と聞いてくる、 「それは、まあ、たまたまか。」 と適当に答えた。 王はとんでもない話をした。 「孫には日本人の血が半分流れている。 ワシの娘が、日本人の子を産んだから。」 「ユミスケの前にいた日本人はワシの娘と結婚したのさ。」 「ドラゴン討伐で死んでしまった、日本人を追ってワシの娘は自ら命を絶ってしまった。」 「もう孫しか身内はいないのさ。」 アリスは黙っていた。 とうぜんアリスは知っていた、だから王の望みをきいて、孫を採用したのか。 そしてアリス指しに指名したのだ。 ブーじゃないのに。 どうりで顔が日本人ぽいはずだ。 王の孫は名前がプリンセスのライリちゃん、来利と書く。 なんだ日本人名じゃないか。 気がつかなかった。 ライリちゃんは今までドレスであった、しかしこれからはピンクのセーラー服着用だ。 オレにとって無敵だ。 お尻のシッポも細くてさすがプリンセスだ。 アリスが嫉妬のオーラを含んだ、すごい眼光でオレをにらんだ。
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