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ヒラメキだ。

ふと思ったことの大切さ

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 アリスに朝食を作り、アリスがお肌の手入れが終わり、アリスの いただきます、の合図で朝食である。 アリスに「大砲で連射考えても出来なかった。」という。 まあ、あんたのオツムでは、無理ね。とうなずくアリス。 とアリスがリボルバーは、ためしたの。という。 リボルバー つまりレンコンだ。 米国の西部劇のガンマンが使うピストルがリボルバーだ。 丈夫で故障がない、不発を再度撃てる。 レンコンを廻せば、また不発の信管を今度は撃てるかもしれないから。 ちなみに現在の日本の警察官が使っているのが、SAKURAという名で米国のスミスアンドウエッソン製リボルバーだ。 ピストルは、やはり米国製が天下一である。   オレは固まった、アリス大明神様と拝んでしまった。 土下座をして感謝した。 それほど悩んでいた。 なんとも降下船パソコンはバカにできなかった。 「あんたのこれでも妻ですから。」とオレの頭を踏みつけながら悦にいっていた。  さっそくラフで図面を書く。 おそらく回転するリボルバーは精度が出せない。 三人ですばやく狙うための重さ制限もある。 2連発でスライドを考えた、レンコンでなく横スライドだ。 失敗してももう一発は大きい。食われる危険が半分になる。 どうしても弾頭と薬きょうを別にしなければならなかった。 一体では、キツネ耳が作れない。 であるから連射が考えられなかった。 火口もそれぞれにつける、まず一発撃つ、失敗したら弾層を押して、もう一つのタマに切り替えて撃つ。 押すだけだから、一瞬だ。 いままでの大砲のお尻の栓をはずして、横スライドの弾層をつけた。 そして栓をつけた。 まず一発装てんし、横スライド、そして二発目を装てんする。 大砲の筒の強度が心配であったのでテストを何度も繰り返した。 2連装大砲は口径が40ミリで長さが2500ミリ 重さが1000キロつまり1トンだ。 以前より200キロ増加した。 装てん手つまり押すヒト、大砲の向きの調整に二人、火口に点火するのに一人。 一人足りない。 追加の公募で四人のキツネ耳が集められた。 エリンゲいわく、さきの公募で、惜しくも落ちた者から選んだそうだ。  捨て駒のキツネ耳の中でドラゴン討伐隊員は、あこがれの職だそうだ。 動作がきびきびしてくる、遅いと食われるから。カッコイイ制服に訓練で鍛えられたキツネ耳の顔はまさにイケメンキツネ耳だ。リア充だ。 キツネ耳女子がまとわりついて離れないと悩むリア充キツネ耳。 オレは変態オジサンなのに。うらやましい。 アリスがエリンゲの妻から、なんやら相談をうけたらしい。 後日、エリンゲがオレに相談してきた。 「ユミスケ、誓約書を書かされました、どうしましよう。」 と「え、書かされたの、なんて書いたの。」 「エー、内緒にしてください。近所の若いのと出来てしまって、バレて 今度、浮気したらシッポ切の刑を受けます、と書いてしまいました。」 シッポ切、それはキツネ耳にとって最悪の刑罰だ、私は浮気して妻にバレて罰をうけました。の印なのだそうだ。 もう妻に逆らえないし、妻に従属している印だ。 そんな男を他のキツネ耳ネイチャンはバカにして近よってもこない。  始めからシッポのないオレにアリスはシッポ切ができなくてよかった、と心から思った。  アリスに相談したエリンゲの妻が只者でないこと、エリンゲがもう人生の墓場に住んでいることがわかった。  オレは、「エリンゲ、悪いことはいわない、二度と妻に逆らうな。でないとシッポ切は確実だ。そうなるとドラゴン討伐隊の隊員ではいられないぞ。」 「だからエリンゲ絶対に妻にさからうなよ。」 と言うしかなかった。 恐るべしアリスとエリンゲの妻だ。
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