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アリスの要求

おれのDNA

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 アリスがAK○48の件で相談があるという。 とつぜんだ。 手は出していない。 訓練風景をのぞくくらいだ。 クララ並のかわいいAK○48はいない。 まあ16人並んで踊ればそれなりに雰囲気はでるが。 「あんたに相談があるの、あんたの私は妻です。子がいない。子が欲しいの。」 「えーどうすればいいのか、どうつくるの。」と聞く、真っ赤になりアリスは「あんたのDNAがあれば降下船のあたしのDNAと合わせて合成できます。」 と小瓶をだした。「コレにあんたのアレをすこし入れて。」 「あれって。」「わかるでしょ、なんども言わせない。あんたとは夫婦なんだから子が必要です。」 らしい。 まあ夢も希望もなく、リア充ぽさもなく、手も握らず妊娠か。 「イヤだ。」いった、こんなおもしろくない夫婦生活があるのか。アリスは「このサインは何。」 見るとAK○48の許可のとき書いたものだ。よく読んでなかった。ん、えー、いつでもDNAをアリスに渡しますユミスケ、て署名までしてある。 負けた、言い訳できない。 変態オジサンは本当に変態な夫婦生活でした。 しかたなくオレの種をアリスに渡した。「新しいわね。」「古いとだめなの。」 「今すぐのやつだ。」というとアリスは走って降下船に入っていった。 しばらくして、「あんたとの子が10月、10日後、完成します。見る。」という「人間の子よ、うれしい。」 「え、どうして半分合成じゃないの。」と聞く「私の卵子を凍結保存したものをつかったから。 人間の子よ。」 「最後の1個だった、ちゃんと育てる。」 「あたいの夢だったから。」 う、涙が止まらない、オレの後をつぐ者ができた。 オレの存在の跡が消えないと思うと涙が止まらない。「ありがとうアリス。」 オレはアリスと結婚してよかったと思った。     使えない日本人、ダメで特技もない日本人のオレが親になれる。 しかも、相手も日本人だ。 2600年以上つづく歴史と伝統は軽くない、アリスは、あたい達の子の名前を今からかんがえないと、という。アリスに「アリスの日本名は。」と聞く「記憶に無いわ。」 「オレも自分の名を思い出せない。」 まあ、あと10月あまりあるのだ、急ぐわけでもない。  希望ができた。 どうしよう、オレの2世が出来る。 オレ2号ができる。 それまでにドラゴンを、この三角大陸から駆逐してやる。   オレに目標ができた。 2世に、はずかしい父は見せられない。 一段とドラゴン討伐に力が入る。   翌日、キツネ耳ドラゴン討伐隊の発足式を敢行した。 AK○劇場の前の広場だ。 オレはエリンゲ達6人に一人ずつエリ章をつけた。 ドラゴン討伐隊章だ。 制服も作らせた。 大日本帝国陸軍の士官服を参考にかっこいいデザインを採用した。 かっこいいからヤル気もでる。 制服は統一感を育てる。 ヘルメットは当時のお皿はかっこ悪いから。 バイクのメットを参考にした。 あと普段の略帽も作った。 大砲の前で6人はオレに敬礼をした。 答礼をする、あと隊旗もデザインした、デザインはアリスだ。 ドラゴンに大砲を重ねたデザインだ。 制服には左腕にドラゴン討伐部隊ワッペンを縫いつけた。 指令部を劇場内に設置、無線を設置。  クララを無線係兼お茶だし係りに採用した。 給金は10000コンである。 すべてオレのもちだしである。 大砲は使わない時は管理の問題からAK○劇場の地下に車庫を造り入れた。 万全だ。ドラゴンにキツネ耳が対抗した時代が始まった。
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