異世界とは他の星系ですか

ゆみすけ

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型からだして合わせる

形ができた。

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 翌日、パトロールを切り上げてキツネ耳の教室にヒエンで向かう。降りると皆、待っていた。 いっぱいいる、村じゅう見学に来たようだ。 型から大砲を取り出した。合わせ目をヤスリで平らにする。 合わせた。 ライフルもきちんと合った。 あとは貼りあわせだ。 鉄の輪を幾重にもはめ込む。 そして後ろの栓を廻してとりあえず完成した。 木の枠に十人かかりで乗せた。 車輪もついている。 まあこの世界の馬車の改造だ。 みんなの前に引き出した。 タマが無い。 しまった。 アリスに連絡した。 しばらくして、アリスが小型のビートルぽい乗り物、カッコイイやつだ。 でやってきた。 「いつも何か足りないユミスケね。」 といいながら薬きょうとタマをわたしてくれた。 木箱にたくさん入っていた。 タマはかなり重いが一人でなんとかなりそうだ。 栓を開けてタマを込め、薬きょうをつめる。栓をする。 危険だからとキツネ耳を下がらせた。 ライターで火口に火を近づけた。 とたんに、どううんと響いて大砲がさがる。 黒いタマがウイーンと飛ぶ、かなり向こうで地面が爆発した。 おくれてドーンと響く。 キツネ耳は歓声をあげた。 サッカーのワールドカップで優勝した国のパパラッチのように喜んだ。 よく道頓堀川に飛び込む大阪人のように喜んだ。 そうだろうこの日、初めてキツネ耳はドラゴンに対抗できる武器を手にいれたのだ。 オレはいった、「まあ待て、使い方の訓練が必要だ。明日から訓練をする。そしてこの大砲の管理ができるようにすることだ。 これは、君たちのものだ、為政者に持ち出されないよう管理しなさい。」 オレはサバンナの境目、つまりドラゴンのテリトリーの端に陣地を造り、そこに大砲を置く、陣地は大砲の増産と同じく増やす、教育もキツネ耳自身で出来るようにする。と考えていた。 そうすれば安心してキツネ耳は生活と仕事につける。人口も増える、食われなくなるから。 また、馬で大砲を牽いて移動すればドラゴン討伐もできるだろう。とりあえず一匹討伐が目標だ。 大砲の取り付け枠にメモリをつけ、角度により飛距離がかわること、それの計算方法を教えた。 タマと薬きょうはまだ作れない、教えていない。 火薬など、危険なものは管理体制ができてからだ。でないと事故で負傷したり死ぬキツネ耳がでてしまう。オレは責任とれないからな。 命の責任は重いから。 翌日から訓練を始めた、馬に大砲を牽かせて、ドラゴンを見つけて討伐までの訓練だ。 キツネ耳はみな真剣に訓練し耐えてくれた。 やはり眼の前に大砲があるのが大きい。 実際手にさわる効果はおおきい。三人でチームを作った。ニチームできる。 もう一門大砲がいる。 エリンゲのチームをAチーム、もう一つをBチームとした。 Bチームのリーダーはトマスというキツネ耳だ。砂時計で大砲発射までの時間を競争させた、まあAチームが勝った。 Bのトマスは耳をたれてシッポがだらんとした。 オレは言った。「今日はAが勝った、しかし明日はわからない、AもBも油断しないよう。」 トマスは、はっとしていう「明日はオレたちが勝つ。」 
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