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実際につくる

口径40ミリ

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 パトロールが終わり教室に登壇した。 エリンゲがいう、「キリッ、レイ。」 「着席。」 けじめは大切だ。オレは偉いさんではないが、彼らの教師だ。 「では、実際の作る大砲を説明する、大砲の筒は中の大きさが4センチ、親指の長さ位、長さは2メートルつまり君たちの身長よりすこし長いくらいだ。」「 でないと重すぎて扱えない。運ぶのも大変だ。」「 ドラゴンはすばしっこいからネライをつけるのが重くてはできないからな。」 と説明しながら設計図のプリントを配る。 重さは約800キロくらいか、キツネ耳が三人いれば使えそうだ。 もちろん架台に乗せてだが。 タマの大きさは太さ4センチ、つまり40ミリカノンと同じだ、中に火薬をつめて、当たれば爆発する。 じゃないとドラゴンなんて倒せない。 ところで鉄をどうしようニッケル鉱は、どうだろう。 聞いてみた、どうやら砂鉄を集めて精錬して槍や剣にしているらしい。 天然にある磁鉄鉱をさがしてきて、それで砂鉄を集め炭をフイゴで加熱して精錬しているようだ。 日本の鎌倉時代並みである。 反射炉と石炭がいる。 ガラスも貴重品のようだ。 コップが木か陶器だ。 石炭はあるが、炭のほうが多い。 木はそこにあるが、石炭は掘らねば手にはいらない。 鍛冶屋は、と聞くとお城の周りに職人町があり、そこにあるそうだ。 キツネ耳いわく辺境のエサの身分では、行くことができない。 エサがいなくなれば、お城のまわりの身分が高いキツネ耳がドラゴンに食われるからだそうだ。 キツネ耳の社会もいろいろあり、ついチャチャをいれたくなる。しかし日本人の考えを押し付けるつもりはない。 日本人は基本、他国の内政には干渉しないからだ。 「砂鉄は手にはいるか。」と聞く。 「手に入ります。ここの農機具を作る辺境の職人がいますから。」との答えだ。 まあ、すこしは方向のめどが立ちそうだ。 オレがいなくても大砲を作れなければ、キツネ耳のエサの境遇は無くならない。 降下船に帰る、またアリスにお願いか。 オレはアリスの前で土下座で頼んだ、「セラミックの型が欲しい、大砲の型だ。鉄を溶かすルツボもあれば。」 アリスはオレの頭に足を乗せた、グリグリすればOKの合図だ。 経験からの判断だ。 暗黒大魔王はオレの頭を踏みながら、かんがえているようだ、「キツネ耳のAK○48にはちかづかない。」 「コレ鉄板だから。」 オレは「ハイわかっております。」なんと独占欲の強い人造人間の暗黒大魔王だ。 「口を聞いたら、あんたを殺すからね。」 足でいちだんとグリグリしながらいった。「ハイ、わかっております。」 またチラ見したら、タテスジがおパンツに食い込んでいた。 オオ、神様、俺は死んでもいい。 なんとオレはお馬鹿な変態野朗だ。 つくづくイヤになった。 セーラー服幼女に、とことん弱いユミスケであった。
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