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王の認可
あいつは、王だったのか
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ここは、ユミスケが昨夜怒鳴り込んだお城だ、宰相たちが集まっていた。 中心にいた、昨夜の者つまりユミスケが脅したキツネ耳の男が 「昨夜、とうとうあの空飛ぶ機械の者がやってきた。」 ざわついた、「静かに、危害を加えられたのではない、勝手にドラゴンを倒すと宣言しにきたのだ。」 「王よ、エンライン王それは本当ですか、境界あたりでうわさの、ドラゴンを討伐してどこかに去る、へんな機械の者が来たのですか。」 「そうだ、その者にはドラゴンを討伐勝手との許可を与えた。」 「では、うわさは本当だったんですね、日本人がまた来てくれたのですか。」 王は「そのようだ、確認はできなかったが、あの者は日本人だ、なぜならドラゴン討伐を自らいいにきたのだ、それも報酬ももとめずにだ。」 大臣の一人が「眼は黒いですか、髪はクロですか、耳は顔の横にあるのですか、顔は平たいですか。」 王は「まあまて暗かったのでわからない、しかしたぶん、そうだ。 すこし前に仲間をかばって死んでしまった日本人、自らを犠牲にすることをいとわない者がまたここに来た、これは神のおぼしめしだ。」 「国民にそのことを広く伝えよ、また日本人がきた。」 会議は興奮のうちに終わった。 さて、何も知らないユミスケは、今日もアリスに命令されていた。 「すこし変わったお肉が欲しい、奥に行けばドラゴンの異種がいるらしいわ。」 アリスが勝手につぶやいた。 指令がくだった。 ヒエンのエンジンが勝手にうなりだした。 機械がアリスに反応している。 頭のうえにヒエンがきてハッチを開いた。 乗れということか、まえは、こんなことはなかったが。 アリスいわく降下船のマスターはアリスだそうだ。 であるからアリスのいいようにすべての機械が動作するんだそうだ。 オレはいつまで生きていられるのか、前の11番目を越えられるかな。 暗黒大魔王が噴火しないうちに行くか。 「だれ、その暗黒って。」 「ドラゴン討伐行ってきます。」 アリスに敬礼して飛び出した。 オレはセーラー服に弱い、つくづく思った。 ナビが誘導してくれた、ナビ様様だ。 いた、いつものドラゴンの倍だ。 40ミリカノンが効かない。 俺はあせった。 ヒエンが突然しゃべった、「ミサイル撃てます。」 よしミサイルボタンを押した。 胴体の下が開いてトマホークがでてきた。 数秒でロケットモーターが噴射する。 トマホークは最短のカーブを描いてデカドラゴンに吸い込まれた。 首と胴が分かれた。 血抜きもOKだ。 ほかにドラゴンなどいないのをレーダーで確認、肉の横にVTOLで降りた。 ナイフを持ちさくっと肉を切り取る、いっぱしのお肉屋さんだ。 機内の冷蔵庫に入れる。 しかしヒエンに冷蔵庫か、便利だなと思いながらアリスが居ないから油断してフルーツ牛乳を飲んでしまった。 やばい感づかれたらどうしよう。 怖い、恐怖だ、どんな仕打ちが待っているか。 帰りに考えた。 そうだドラゴンとの境界あたりに牛を飼っている家があるはずだ。 近くに果樹園もありそうだ。 自分ながら名案であった。 さっそく手ごろな農家に降りた。 農家のキツネ耳の農夫はオレをみても変態扱いしなかった、乳と果実をドラゴン肉と喜んで交換してくれた。 別れるとき手まで振ってくれた。 キツネ耳のAK○48もいたが変態扱いされなかった。 なぜだろうか、まあフルーツ牛乳が得られたので安心して降下船まで帰った。 しかし罰は待っていたのだ。 肉を降下船の冷凍庫にしまって、休んでいたらアリスが「ユミスケ相談員なんかいう事ない。」という、この呼ばれ方はこわい。 オレは「べつに、なに。」としらばっくれた。 「フルーツ○乳どうしたのよ。」 「えーどうして知ってんの。」 「あんたの腕に何がついてるの。」 アリス連絡腕輪だ。しまった。 「ごめんなさい、ゆるしてください。」 「もうしません、アリスの牛乳に手をつけた事をあやまります。」もう土下座しかない 「あんたの行動はどんなことも把握してるわよ。」 「キツネ耳のAK○48にでれでれして、どうしてくれようか。」 「隠し事をした罰は大きいわ。」とオレの頭を足でふみつけグリグリした。 どMなアリスであった。 喜んでいる自分が怖い、もっと踏んでほしかったが、いうとアリスがキレそうなので黙っていた。 しかし今やアリスはオレをあんた呼ばわりしかしなかった。 なぜか最近は あんた としか呼ばない。 オレはアリスと呼んでいる オイおまえ なんて口が裂けてもいえない。 オレの妻でないしオレは亭主関白ではない。 しかし足で踏まれているときチラとスカートから白い色が、定番の白だ。もう死んでもいいとおもうユミスケであった。
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