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ソ連軍VSローランド軍。
場外乱闘でお開きか・・・
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ローランド国は以前、ソ連の傀儡政権だった。 しかし、隣国のラィツランドが民主化を成し遂げた。 独裁政権に耐えていたローランド国民は、正直うらやましい~となるのだ。 そこに、ソ連とラィツランドの紛争が・・・ そして、それが飛び火して、日本軍のハヤブサ戦闘機が空母から・・・ とうとう、クレムリンが白旗(講和だ。)となった。 まあ、過去の話である。 その過去があるから、ローランドとソ連は犬と猿の仲である。 それが、抽選の神のいたずらか・・・ ローランドVSソ連のカードが決まってしまったのだ。 試合だから、双方の戦車は数が決まっている。 数で押し切るソ連軍は通用しないのだ。 「いいか、オレ達だけで、勝てることを示すのだ。」と鼻息荒いローランド軍だ。 かたや、「いいか、ローランド軍には、日本軍の助けはないんだ。」「そう、我らソ連軍か殲滅だ。」と、気勢があがるソ連軍である。 ローランド軍の戦車はトヨス欧州型である。 かたや、ソ連軍は独逸帝国V型戦車である。 V型といってもシナのパクリV型ではない。 グルップ重工製のマジなヤツである。 つまり、独逸VS欧州トヨスとの構図である。 まあ、トヨス亜細亜型の亜流がトヨス欧州型なんだが・・ しかし、ローランドにはトヨス工場があり、そこで戦車を生産しているのだ。 それで、ローランドは鼻息が荒いのだ。 なんせ、自国生産だから、技術が日本だろうと、そこはそこなのだ。 われらが、戦車なのである。 なんせ、社員はトップ以外はローランド国民なのだ。 そのトップも現在は日本人ではない。 なんと、米国トヨスからの派遣なのだ。 3両で1小隊だ。 そして、それが3小隊で1中隊である。 ルールは9両の3中隊の戦車戦だが、模擬弾に限るくらいがルールである。 あとは、国際法を遵守くらいだ。 開始の合図は、定番になったフローラ様のハンケチである。 (サイン入りが売店で・・) 「さあ、始まりました。」「因縁の対決です。」「これは、どうなりますかね。」「双方マジじゃないですか。」「模擬戦で終わるといいんですが。」と勝手に司会者と解説者が盛り上がる。 しかし、これは、混戦というか、場外乱闘で終わるプロレスであった。 とても解説できない混戦だ。 模擬弾を撃ち尽くした双方が、戦車から・・・ 「とうとう、戦車兵ならぬ、殴り合いです。」「あっ、とうとうロンメロ将軍が立ち上がりました。」 ゴングが、(ゴングなんてあったんだ。)「カン、カン、カン、カン。」と連打である。 「これは、戦車戦とは・・・ここまで仲が悪いとは・・」と司会者もアングリである。 「場外乱闘(戦車から降りては禁止なのだ。)は禁止とのことで、この模擬戦は採点不可となりました、加点は双方なしです。」 つまり、痛み分けである。 まあ、双方には空気抜きにはなったようだ。
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