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これが、模擬弾か・・・
訓練用ではない砲弾だ。
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「ところで、模擬弾を使うんでしたね。」と、出場の戦車兵が大会装備役員へ聞いた。 「そうだが。」と、答える装備役員だ。「どんなヤツですかね、初めて聞くんですが。」と、ラィツランドの戦車兵だ。 「あ、あ、これはロンメロ軍団の訓練に使ってるんだよ。」と、いう。 「えっ、あの軍団が・・」「見せてもらっても。」「あ、あ、いいよ。」と、黄色い砲弾を見せる。 「持ってみても、いいですか?」 「あ、あ、でも重いぞ。」 「オレは砲手ですから。」「なら、いいぞ。」「では、失礼して。」 「ふむ、重さは、変わらないな。」「色が黄色いだけだな。」と感想だ。 装備役員が、「これが、装甲に当たると、黄色い液体が付着するのさ。」「そうですか?」「それで、戦車専用だから、クルマに当たると穴があくぞ。」「さすがに、爆薬は入れてないから爆発はしないが・・」「実際のホンモノより、かなりお高いんだが・・」と、金銭の話だ。 まあ、特殊砲弾だ、お高いだろう・・・ 「この、赤い砲弾は?」 と砲手が。「あ、あ、それは実弾だ、使ってはダメだぞ。」と、装備役員だ。 「しかし、さすがロンメロ軍団は訓練にも金がかかってるんだな。」と感想だ。 とても、ラィツランドの戦車では、そこまで金が・・・ 対ソ連の脅威が減ったので、予算が削られる、ラィツランドの戦車隊であるようだ。 それは、ローランドにも言えるのだが・・・ ラィツランドには、トヨス自動車の組み立て工場があるのだ。 そこで、トヨス戦車も組み立ててるのだ。 独逸帝国製より安価なトヨス欧州型戦車である。 ウワサでは、その工場から部品がグルップへ流れているとか・・・ OEMというヤツらしい。 日産の軽を三菱がつくってるのと同じである。 そして、抑止力を維持するだけの軍隊の人員と戦車となっていたのである。 ローランドへソ連が介入していた当時は、ラィツランドも戦車を多量に保有していた。 なぜなら、ソ連は当時は戦車大国だったのだ。 現在は内部抗争で(共産党内部の暗殺抗争)戦車どころではないようだが・・・ やはり、独逸帝国の方針転換は欧州に民主化の波をもたらしたようである。 これは、あくまでウワサであるのだが、グルップ重工の戦車のE型(ドイツ帝国衛星国家用の安価な戦車だ。)はラィツランドのトヨス製ではないか!とのスッパ抜きの三流新聞記事まであるらしいが・・・あまりに、E型がトヨス風戦車であるからだが・・・ 「まあ、近代的戦車は似てくるものだよ。」とは、有識者の意見なのだが・・ 「いくら、もらってるんだ。」と聞きたくなる話である。 軍事物資は、自国生産が原則なのだが、しかし生産できる技術がないと無理である。 安価に安定生産できる工場が自国にあれば、それが日本の会社だとて価値観が共通なら問題はないのである。 独逸帝国の方針転換は価値観の共通をもたらしたのである。 つまり、選挙による、代表の選出と近代的法整備である。 「もう、二度と、あの時代には戻りたくない。」 が、ラィツランドやローランドの国民の総意なのである。 「この、自由に言いたいことが言える、これこそ近代国家の証だ。」とは、ラィツランドの憲法前文の抜粋である。
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