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防人型。
ガラパゴスの日本戦車。
しおりを挟む ガラパゴスという島がある。 特異な生物の宝庫だ。 そして、それに例えられるのが、わが国である。 なぜなら、日本文化は日本独自のモノだ。 決して、欧米人やシナや半島人には考えられない文化である。 江戸の浮世絵を観て、感動したゴッホと同じである。 そして、世界で特異のガラパゴス戦車が、デーハツ製の防人型である。 まさに、大陸からの脅威を防ぐ防人である戦車だ。 日本防衛の最終ラインである。 米軍のトヨス戦車や独逸帝国G型とも違うのだ。 まあ、砲塔もあるし、履帯もあるから戦車には違いはないんだが・・・ 防人型にはバックギアが無い、との伝説まであるのだ。 なんせ、後退はできないからだ。 防衛に特化した防人型戦車なのである。 そのくせ、図体は小柄である。 なんせ、デーハツは軽しか造れないかった自動車会社だ。 軽とは、軽いクルマのことである。 日本だけで運用されてるクルマだ。 なんせ、数体がでかい外人はドアから入れないほど小型なのである。 「オレは日本の軽に乗れたぞ。」というテレビショーまであるほどである。 今度は、出られないのだが。 しかし、日本は道路が狭いのである。 道路幅が、2メートルも無いところが多々あるのだ。 そんな、日本の防衛をするのだ。 でかい戦車では、民間人の家を壊してしまう。 国民の家を壊すのは軍隊ではない、国民を守るのが軍隊であるのだ。 だから、日本の戦車は法律で幅が決まっているのだ。 まさか、幅2メートルなのか? さすがに、それは無いが。 小型車が幅1,6メートルだ。 それで、幅4メートルが最低幅の国道である。 それで、幅4メートル道路で運用できる限界規格が決まってるのだ。 つまり、幅が3,6くらいなのだ。 0,4は余裕が必要だ。 そこに、どの戦車砲でも抜けない装甲が要求されるのである。 なんせ、日本本土の最終防衛ラインなのだから。 それで、日本独自の戦車へ進化したのである。 まさに、ガラケーであるのだ。 しかし、世界戦車大会は国際大会である。 防衛力だけでは、勝てないのである。 走破性や攻撃力も必要なのである。 「うう、う。装甲はこれでイイが・・要はエンジンだ。」とデーハツ技師が・・そうなのだ、デーハツは軽の会社だ。 戦車のエンジンは鉄道会社のデーゼルを使っていた。 1200PSの12気筒排気タービンエンジンだ。 文句ないんだが・・・ 最高速度がトヨス戦車より劣るのだ。 なんせ、天下のトヨスだ。 トヨスの米軍型はガスタービンの1600psなのだ。 回転速度も速いのだ。 デーハツはデーゼルだ。 最高2600回転である。 それも、2段排気タービンでである。 かたや、ガスタービンは・・・ これでは、勝負にならない・・・ 「くそっ、初めから勝負はきまっているのか、これでは独逸軍と米軍の戦いだ。」と、悔しがるデーハツ技師連である。 「しかたがない、また禿頭を下げるか・・」と、デーハツ社長が・・・・
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