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独逸海軍の立て直し。

フローラの駆逐艦構想・・・

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 さて、ロンメロを放っておいて、出かけたフローラだが・・・ 駆逐艦の進水式に参列するためであった。 ソ連の空爆で壊滅の憂き目にあったドイツ帝国海軍だった。 以前から、ショボかったんだが・・・ 水兵や幹部まで戦死してしまった。 そこで、海軍の立て直しである。 陸軍は無双の、ロンメロがいる。 しかし、人材不足の海軍だ。 ハナっから弱っちい海軍に人材など集まらない。 弱者は弱者を呼ぶのである。 強い陸軍には、愛国心旺盛な若者が集い、弱い海軍は増々、弱者の集まりと化すのである。 まあ、大陸国家の独逸帝国なのである。 しかし、ここで愛の手が・・・ そう、ロンメロが頭があがらないフローラである。 「わたくしが、海軍を受け持ちますわ。」 の一言で決まりである。 そして、フローラは総理夫人(当時)のハンナから、日本海軍の援助を得たのである。 英国海軍や米海軍とサシで喧嘩できる海軍である。 規模では、米海軍ほどではないが・・・ 実力はピカイチなのである。 独逸海軍はお家芸のUボートしか売りものがなかった。 そこで、日本海軍からの教示は、駆逐艦であった。 そう、潜水艦の天敵である。 つまり、潜水艦と駆逐艦で競い合い、実力をつけたらどうか?ということである。 そして、日本海軍の中古駆逐艦を買い取り、日本海軍の教官から鍛えてもらっていたのである。 そして、やっとグルップ重工が独逸帝国製の駆逐艦を・・・ つまり、栄えある独逸海軍のはじまりとなる進水式なのである。 前置きが、長かった・・・ 進水式会場にはグルップの技師らが並んで、お出迎えである。 独逸帝国の真の主役である、フローラが乗ったクルマが入る。 ドアを助手席からの秘書が開ける。 グルップの役員や海軍の幹部が・・・ フローラは開口一番に、「駆逐艦は?」 グルップの役員が赤い絨毯の先を示した。 「あ、あ、あれね。」 フローラは、艤装がまだだが、船体は完成している駆逐艦に駆け寄った。 日本の技師らの協力もあり、見事な駆逐艦が鎮座している。 フローラはハンナからの助言、つまり当時の総理からの助言を(いきなり、戦艦は無理である。)受けて、駆逐艦からの海軍立て直しを正解であったと思った。 そして、Uボートと駆逐艦の訓練で海軍を育成する計画なのである。 まさに、フローの陰にハンナありである。 これには、ハンナがフローラに言えない事情があったのだ。 (ソ連革命、つまり共産革命だが、あれはユダヤ革命と揶揄されるほど、ユダヤ人がかかわっていたのだ。) つまり、ハンナにとり、ソ連の空爆で壊滅した独逸帝国海軍の立て直しは、ハンナの影の謝罪が・・・ 同じユダヤ人としてのである。 もちろん、ハンナは共産主義は大っ嫌いだった。 だから、反共の日本へ亡命してきたのである。 まあ、古い話でスンマセン。 なぜ、欧州でユダヤが毛嫌いされたのか、なぜヒトラーが政権を取れたのか、世界の裏は、まさに暗黒であるのだ・・・・・・
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