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シナとの戦争のやり方。

メンツしか無い国。

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 「それで、どう攻める、おつもりですか。」とお局がロンメロに聞いた。 「あ、あ、シナとは軍事上での付き合いが以前からある、それで戦い方だが。」 とロンメロがお局に、「ヤツらは、メンツがすべてなのだ。」 と助言だ。 「そうだな。」 と同意する満州軍と米軍だ。 「まあ、指揮官は前線には出てこない。」 「そして、負けると、わかると即、にげる。」 「戦時国際法なんて、守らない。」 「捕虜の扱いは酷い。」 「便衣兵が多い。」 「降参すると見せかけて、いきなり攻撃する。」 「シナが、白旗を振っても用心することだな。」 「シナより、酷いのが朝鮮兵だな。」 「ヒトの皮をかぶった獣、以下だな。」 とても、公にはできない発言だかりだった。 お局士官は、ドン引きである。 ロンメロが、「私の軍でペーキンの禁城へ、なだれこむ。」 「ふむ。」 「日本海軍は上から援護をして欲しい。」 「わかりました。」 とお局だ。 米軍と満州軍は、二方面で国境紛争を演出してくれ。」 「了解した。」 「なるほど、だから三方面と。」 「「そうだ。」 とロンメロが頷いた。 「では、米軍と満州軍との国境紛争の後、電撃作戦で、ペーキンの禁城を囲むつもりだ。」 「では。」 と席を立つロンメロらであった。 「あっ、そうだわ。」 とお局が、「これは、差し入れですわ。」 とコーヒー豆を渡した。 「他の軍は、トヨスから手に入れてますから。」とお局がいう。 「では、遠慮なく。」 とロンメロは受け取った。 ロンメロは内心、びっくりだ。 なんせ、普通のヒトと動きが替わらないからだ。 とても、お局士官が遠隔操縦のロボットとは思えないロンメロだった。 日本海軍の変形VTOLも納得のロンメロである。 もはや、生身の兵隊が戦うのではない、日本軍の戦闘形式についていけないロンメロであった。  お局士官が渡したコーヒー豆は、ただの豆ではない。 コーヒー豆にはカフェインが成分としてあるのだ。 それで、軍人用に、特に高カフェインのコーヒー豆である。 独逸帝国からの遠路はるばるの行軍だ。 お局士官の心配りであった。 そして、毒味ではないが、ロンメロから豆を受け取った副官は、吞んでみてビックリだ。 頭が冴えわたるのだ。 「なんなんだ、このスッキリ感は。」 「10桁の暗算ができそうだ。」 とても、普通のコーヒーとは思えなかった。 「そうか、判断が冴えわたるように・・」と判断した副官であった。 (カフェインは、3倍多いのだそうだ。) もちろん、10杯くらいなら、ガブ飲みしてもカフェイン過多にはならない量である。 内緒だが、タウリンまで成分に入っているらしい。 まさに、エナジードリンクであったのだ。 G型戦車にロンメロの電撃戦法に、このエナジーコーヒーが加わったのだ。 副官は、戦う前に勝敗が決まったなと思う。 遠く独逸帝国からの強行行軍だ。 それなりの疲労がロンメロに・・・と心配の副官だったが・・・ まあ、余計なお世話だったようだ・・・・・ 
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