大東亜戦争を回避する方法

マハラジャ コーヒー。

これが、伝説のコーヒーか！！

　ロンメロは米軍と満州軍との打ち合わせ会議に参加する。　まあ、ロンメロが呼びかけたのだが・・・　ロンメロは１日もはやく、ベトナム幼女らを解放したかった。　それには、シナのペーキンの軍閥の本拠である、禁城へ殴り込みを掛けなければならない。　そのために、三方向作戦を考えていたのである。　それで、派遣米軍のバゥアー少将と満州軍の王林将軍へアポである。　そこは、ロンメロの名前が効いたのか即、返信がある。　会談の場所は奉天飛行場とした。　なんせ、戦車隊3大隊が集結するのだ。　それなりに、広くないと・・・　「では、３０分後に奉天へ進行とする。」　ロンメロが副官に指示する。　即でもいいが、そこは、それだ。　ロンメロも部下の食事時間を削るつもりはないのだ。　「３０分後に出るぞ。」　と指示がロンメロ戦車軍団へ伝わる。　「もう、行くのか。」と北満隊の兵が。　「そうだな、戦場は待ってはくれない。」　とロンメロ戦車隊員だ。　「なら、これを持ってってくれ。」　とマハラジャコーヒー豆の袋を渡す北満隊員だ。　「なんでも、頭がキリットするらしいから。」と、淹れ方を書いた紙も渡した。　遥か、独逸帝国からの遠征である。　小隊単位で、集結するロンメロ軍団である。　満州戦車隊の北満隊はシナ侵攻には加わらない。　対ソ連があるからだ。　隣国同士、互いに信用など、しないのである。　ロンメロ軍団が北満隊の基地を出発したころ、満州国戦車隊や米軍が奉天飛行場への集結をしつつあった。　表向きには、歓迎ロンメロ軍団の旗を掲げて、演習を装うが・・・　そのころ、ペーキンは、大混乱であった。　「大変ですだ、王曹様～、ヤツらが・・・」　と禁城の宦官らがあわてふためいていた。　満州国へ、ロンメロ軍団が入ったことは、さすがにシナにも聞こえるのである。　なんせ、戦車大隊である。　独逸帝国では、3両が小隊単位である。　そして、3小隊が1中隊となる。　つまり、9両のＧ型戦車だ。　そして、大隊は５中隊が１大隊である。　つまり、４５両のＧ型となるが、工兵戦車や橋を架けるヤツや、牽引車などが加わり、１００両余りの戦車が、整然と行進しているのだ。　そして、ロンメロ得意の電撃突撃だ。　矢じりの形になってＧ型戦車が敵の軍団に裂けめを入れるのである。　先陣は特別なＧ型戦車である。　外観は普通のＧ型に見えるが・・・　（別物らしい。）　ロンメロ軍団が奉天飛行場へ入場する。　もちろん、満州軍や米軍はすでに、到着している。　満洲軍戦車隊や米軍の歓迎の中を進軍するロンメロ戦車軍団である。　大名行列ではないが、先頭は偵察バイク隊だ。　そして、偵察戦車が、そしてＧ型が、そして指揮戦闘車に騎乗したロンメロ将軍だ。　工兵戦車や工作戦車が続く。　最後は燃料給油車がシンガリだ。　広大な満州の奉天飛行場も・・・　そして、そのころ、日本海では・・・　日本海軍正規空母から戦闘型ＶＴＯＬが次々と編隊をつくり、満州を目指していた。　そう、山田総理のシナへの侵攻作戦が発動したのである。　解散はしたが、新内閣は選挙後である。　その間、空白ではない。　当然、旧山田内閣が音頭を取らねばならない。　そう、解散風で開き直った山田総理が・・・・・