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シナ人を理解するのである。
ヒトの形をした鬼畜なのだ。
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「しかし、よくも、まあ、幼女養成所なぞ、かんがえますな。」 と海上封鎖してる駆逐艦の副官が艦長に愚痴る。 「まあ、まさか潜水艦まで出してくるとは思わなかったな。」 「そうですね。」 「あれは、オレのミスだ。」 と悔しがる艦長だが・・ 「しかし、当て逃げされて、黙っている軍艦なぞいませんよ。」 「日本海軍がバカにされたんですから。」 と副官だ。 しかし、副官の言葉も入らない艦長だ。 「なにも、他国の幼女をさらわなくても。」と副官。 「いや、新鮮さに欠けるかららしいが・・」 と艦長だ。 「オレは米国の外交官が書いた書籍を読んだことがある。」 と重ねる艦長だ。 「どんな内容ですか?」 と副官だ。 「そうだな、シナ人はヒトの形をした鬼畜だと・・」 「本当ですか。」 「あ、あ、そうだ。」 「確か、ラルフとかいう外交官だな。」 と艦長が、「彼は、シャンヘイ駐在の外交官だった。」 「え、え、」 「そこで、シナ人の本質について記述したんだ。」 「ほう~。」 「それが、シナの本質を書いてると・・」 「幼女養成所も、納得できるんだ。」 「そこには、シナ人なる本質が書いてあるんだ。」 「それを、読んでいたにもかかわらず、騙されてしまった。」 と悔しがる艦長だ。 無線士が、「艦長、通信が入りました。」 と紙片を渡した。 「おう。」 と受け取る。 「1隻、追加するからか・・」 との文面だ。 「あ、あ、臨検で手が回らない時の予防だな。」と艦長だ。 海上封鎖は、多くの艦船が必要である。 海は広いのだ。 それで、今回の潜水艦を逃がす場合もあるのである。 「やっと、米国からの応援が到着したらしいぞ。」 と艦長が・・ 「どれだけですか。」 と副官が・・ 「そうだな、これには空母9隻、駆逐艦54隻とあるぞ。」 「そんなに、米国も本気なんですね。」 「空母に6隻づつの駆逐艦ですな。」 「さすがに、物量の米国だな。」 と喜ぶ艦長だ。 日本海軍は12隻の空母の内、6隻を海上封鎖に廻していた。 それが、限界である。 米国は太平洋に展開する空母18隻の半分を廻してきたのだ。 さすが、太っ腹だ。 「さあ、これでシナの軍閥どもが、どう出るかだな。」 と艦長は紙片を副官に渡した。 「我が軍の6隻の空母と米国の9隻の空母が海上封鎖だ。」 「シナ海軍はどうするかな・・・」 とシャンヘイの方向を見据える艦長だった。 ・・・ 「王毅将軍。」 「なにか?」 「なぜ、わが主(あるじ)には幼女の配分が・・」 「まてまて、潜水艦で運んだんだ、数は多くないぞ。」 「しかし、我が主が・・」 「いいか、今少しの辛抱なのだ。」 「それは、わかりますだ。」 「なら、主に我慢するように・・」 「手ぶらで帰れば殺されますだ。」 「それは、我の都合ではない。」 途方にくれて帰る使者であった。 (参考文献、暗黒大陸中国の真実 ラルフ・タウンゼント著)
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