大東亜戦争を回避する方法

どうしたら認めてもらえるか？

永遠の処女は考えた・・・

　永遠の処女で有名な女優のハラ　セツコのクローンである、お局士官は日本へ凱旋する海底軍艦の中で考えた。　（わたくしは、秘匿の兵器にすぎないわ。）　と、そして、（それは、イヤだわ、普通のお局として軍で活躍したいわ。）　外観だけが、ハラ　セツコで、内面の深層心理はバリバリの日本軍のお局士官だ。　闇将軍とまで影で言われた伝説のお局から須藤博士がプログラムしたアルゴリズムが組み込まれていたのだ。　無慈悲な戦いはオトコには無理だ。　ナチスドイツのユダヤ人収容所の女監督官は非情であったのだ。　情けの微塵もなかった・・・　　とても、ここには描けないほどだ。　だから、オナゴの究極のお局がハラクローンなのだ。　（そうだわ、わたくしが公になれば、堂々と活躍できますわ。）　（ここは、いかにして総理に認めさせるかですわ。）　（さいわい、博士は凱旋式には出れないようです、ならやるべきですわ。）　うふふとほほ笑むハラクローンだ。　なんせ、ハラクローンは事前に情報を得ていたのだ。　山田総理が若い頃にハラのファンだったことを・・・　（だから、総理は秘書に抜擢したのか・・・）　そして、お局の思惑道理にクローンの人権が認められたのだ。　だが、無限に増えてはクローンの人権も・・・だ。　ここは、クローンは１１人でと考えるのは当然である。　だから、お局クローンはアイシャ本人（クローンではない、ヒトのアイシャだ。）にご注進となったのだ。　須藤博士は誓約書を書かされた。　クローン部隊の再生以外はクローン人間は培養しないと・・・　須藤博士にはアイシャクローンの秘書が居るから、博士の監視はＯＫである。　なんせ、クローンはクローン同士の思考通信ができるからだ。　原理や仕組みは博士にも解明できないが・・・　アイシャの往復ビンタを喰らい、ほっぺを真っ赤に染めた博士は、しぶしぶ誓約書を書かされたのであった。　山田総理と今上陛下の確認の印まであるのだった・・・　しかし、須藤博士は最後の抵抗だ。　「このクローン技術で、失われた脚や手や眼球を治療できるんだ、世の中の障害者を完治できるんだ。」　と抵抗したのだ。　それで、監視委員会の監督の元に管理することになるのである。　それで、クローン培養技術は失われることはなかったのだ。　他人の臓器を移植しなくても、自身の臓器のクローンなら違和感なく生体になじむのだ。（生体の拒否反応を防げるのだ。）　日本から障害を持ったヒトを無くせるのだ。　これは、大きな研究成果である。　まさに、ヒョウタンから駒であった・・・　しかし、このクローンの事実は極秘にされたのだ。　臓器や眼球や手足くらいしか出来ないとのことにしたのである。　そして、恩恵は日本国内に限定したのである。　クローン技術は超電導と同じ門外不出としたのである。　同盟国にも極秘である。　とくに、倫理を守れない国には出してはならない。　なぜなら、クローン兵士を増産されたら・・・だからだ。　特に、シナや半島には絶対にバレてはならない。