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急報だ!
ハイリ村からの連絡・・・
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「ハイ、こちら米軍戦車隊だ。」 「うむ、うむ、うううむむむ。」 「わかった、ハイリ村だな。」 電話が切れた。 「おい、シナの強襲だ。」 「えっ、今年はないんじゃあ~」 「イヤ、やはりシナは懲りないやつらだ。」 「それで、場所は?」 「満州軍は待合所がヤラれた、ハイリ村まで逃げて、いや撤退したそうだ。」 「そうか、ではどうする?」 「一応、本国と日本へは連絡だ。」 「わかった、それで?」 「陸軍省の返答しだいだな。」 「まあ、そうなるか・・・」 軍隊は勝手な行動はできない、それで、司令を待っての出動である。 軍では勝手な行動が最大のタブーなのだ。 規律と命令遵守が大切であるのだ。 「まあ、先見の偵察が先だな。」 それで、バイク隊が偵察に出たのだ。 背中に無線機をおぶっている。 バイク隊は戦車隊よりカッコいいから競争が激しい。 なかなかバイク隊には入れないのだ。 バイク隊のインディ伍長は、急報と同時に隊舎を飛び出した。 こういうときは、はやいヤツが任務をもらえるのだ。 「お、お、もう来たか、では、ハイリ村だ。」 「わかりました。」 「無線機を忘れるなよ。」 「ハイ。」 インディは赤サイレンを鳴らしてバイクをフルスピードで飛ばせるから、緊急出動が魅力なのだ。 道行く車や馬車やヒトが波を割るように避けてくれる。 それは、そうだ、赤サイレンを鳴らして、軍のバイクが走れば、シナの強襲だ。 住民は、シナ軍は好き放題なことをするから大嫌いなのだ。 そして、命は誰でも惜しいからだ。 シナ軍は軍規なぞ無いに等しい、無法の軍隊だ。 弱いヤツには強い軍隊である。 そう、世界の嫌われ者シナであるのだ。 「ウ~、ウ~」 と赤灯とサイレンで、飛ばして、飛ばして、郊外へでる。 そうだ、もうヒトや車はいない。 サイレンを切った。 敵の戦車にきずかれるからだ。 ハイリ村も近いからだ。 「おや、満州軍か。」 銃を担いで、逃げて(撤退だ。)くる歩兵連中がいた。 こちらに手を振る。 速度を落とした。 満州軍の幹部と思しきヤツが、「米軍ですか、シナの戦車がハイリ村まで・・」 「了解だ。」 「お気をつけて。」 「あ、あ。」 まあ、歩兵で銃だけでは撤退するしかないな。 こちらは、トヨスの再最新型戦車だ。 負けるわかがないさ、と思わずアクセルを握りこむ。 「グググググ、グワーン。」 バイクの660ccの空冷2気筒エンジンが吠える。 最高速度は、100キロ越えだ。 シナのヤツらなぞ振り切れるのだ。 バイクに跨ると怖いモノなしのインディ伍長である。 (満州軍のことを無線で・・・忘れてら) もうすぐにハイリ村だな・・・ 1騎だけだが、いいのか? 最低でも2騎のバイクでないと・・・
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