大東亜戦争を回避する方法

ゆみすけ

文字の大きさ
上 下
205 / 497
X型潜航舵の威力。

+型では、無理なのだ。 

しおりを挟む
 潜水艦の艦尾にある潜航舵は、昔は+型だった。 それ以前は、水上のフネと同じ舵と水平舵があるだけだった。 現在はX型だ。 X型の潜舵になって、水中宙返りができるようになったのだ。 なぜか、それはX型の舵が、すべての4枚の舵が効くからだ。 プラス型では、浮上や潜航は水平舵が効果がある、しかし2枚の舵では宙返りするほどの威力はでないのだ。 そして、イ号潜は、さらに船首から、潜舵が出てくるのだ。 そして、艦橋の2枚と、計10枚の潜舵で、宙返りするのだ。 もう、飛行機の動きとかわらない。 ただ、速度が違うのだ。 もちろん、船首の潜舵は、普段は使わない。 浮いているときは、出さないのだ。 つまり、軍事機密である。 X型の舵は光速計算機で、操作の補助をしている。 でないと、人間技では、動きが制御できない。 しかし、光速計算機は軍事機密だ。 それで、独逸帝国の新型Uボートは光ではなく電気計算機である。 電気の速度も光と変わらない。 ただ、光計算機は、情報量が多いだけだ。 だが、電気計算機も独逸帝国にはブラックBOXだった。 分解して、理解できるなら苦労はしないのだ。 グルップ重工の開発室、そこで技師らが途方にくれていた。 分解した計算機が、理解できないのだ。 しかし、ヨツビシの技師らは帰国してしまったのだ。 また、フローラ様に泣きつくことは無理だ。 「どうすんだ?」 「分解して、もとに戻せないぞ。」 「こまったぞ、またフローラ様か?」 「それは、できない、何度も頼んでいるからな。」 「そうだな、仏の顔も三度だからな。」 技師らは、自身の不甲斐なさを嘆く。 「仕方がない、日本からの海軍への派遣技師に見せるしかない。」 「まあ、電気計算機は独逸に技術譲渡するらしいからな。」 技師らは、日本からの海軍技官へ、アポだ。 数日して、派遣技官が来訪した。 そして、バラバラの計算機をみた。 「あ、あ、仕組みを理解しようと・・・」 「しかし、バラしても、わからんぞ。」 「では、どうすれば?」 「電子部品の半導体の仕組みを理解しなければ、部品がわからないからな。」 「この計算機は、電気信号のプラスとマイナスとを判断して、2進法で計算するのだ。」 「うう、う、む。」 「半導体が200万個以上使われている。」 「だから、バラすより、回路を理解するのが先決なのさ。」 「つまり、バラしても造れないと。」 「そうだ、明日から、半導体の座学から始めよう。」 そうして、日本人海軍技官は、日本式スパルタ教育で、半導体の理論を独逸野郎に植え付けた。 もちろん、休暇や休日なぞ無い。 朝から晩まで、飯を食う時間も、暗記の時間だ。 脱落する者は根性と描かれた精神棒が、容赦なく降りかかるのだ。 体罰なんてものではないのだ。 奴隷の方がマシと思える、叩き込み教育だった。 それが、日本海軍伝統と聞いて、恐れおののく技師らであった。 独逸軍のゲシュタポの体罰の方がまだ、マシだと! しかし、潜水艦比べに間に合わせるための日本人技官のお情けとは、誰も気が付かないのだ・・・・・
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

B29を撃墜する方法。

ゆみすけ
歴史・時代
 いかに、空の要塞を撃ち落とすか、これは、帝都防空隊の血と汗の物語である。

大東亜戦争を有利に

ゆみすけ
歴史・時代
 日本は大東亜戦争に負けた、完敗であった。 そこから架空戦記なるものが増殖する。 しかしおもしろくない、つまらない。 であるから自分なりに無双日本軍を架空戦記に参戦させました。 主観満載のラノベ戦記ですから、ご感弁を

土方歳三ら、西南戦争に参戦す

山家
歴史・時代
 榎本艦隊北上せず。  それによって、戊辰戦争の流れが変わり、五稜郭の戦いは起こらず、土方歳三は戊辰戦争の戦野を生き延びることになった。  生き延びた土方歳三は、北の大地に屯田兵として赴き、明治初期を生き抜く。  また、五稜郭の戦い等で散った他の多くの男達も、史実と違えた人生を送ることになった。  そして、台湾出兵に土方歳三は赴いた後、西南戦争が勃発する。  土方歳三は屯田兵として、そして幕府歩兵隊の末裔といえる海兵隊の一員として、西南戦争に赴く。  そして、北の大地で再生された誠の旗を掲げる土方歳三の周囲には、かつての新選組の仲間、永倉新八、斎藤一、島田魁らが集い、共に戦おうとしており、他にも男達が集っていた。 (「小説家になろう」に投稿している「新選組、西南戦争へ」の加筆修正版です) 

零式輸送機、満州の空を飛ぶ。

ゆみすけ
歴史・時代
 ダクラスDC-3輸送機を米国からライセンスを買って製造した大日本帝国。 ソ連の侵攻を防ぐ防壁として建国した満州国。 しかし、南はシナの軍閥が・・・ソ連の脅威は深まるばかりだ。 開拓村も馬賊に襲われて・・・東北出身の開拓団は風前の灯だった・・・

満州国馬賊討伐飛行隊

ゆみすけ
歴史・時代
 満州国は、日本が作った対ソ連の干渉となる国であった。 未開の不毛の地であった。 無法の馬賊どもが闊歩する草原が広がる地だ。 そこに、農業開発開墾団が入植してくる。 とうぜん、馬賊と激しい勢力争いとなる。 馬賊は機動性を武器に、なかなか殲滅できなかった。 それで、入植者保護のため満州政府が宗主国である日本国へ馬賊討伐を要請したのである。 それに答えたのが馬賊専門の討伐飛行隊である。 

【おんJ】 彡(゚)(゚)ファッ!?ワイが天下分け目の関ヶ原の戦いに!?

俊也
SF
これまた、かつて私がおーぷん2ちゃんねるに載せ、ご好評頂きました戦国架空戦記SSです。 この他、 「新訳 零戦戦記」 「総統戦記」もよろしくお願いします。

世界はあるべき姿へ戻される 第二次世界大戦if戦記

颯野秋乃
歴史・時代
1929年に起きた、世界を巻き込んだ大恐慌。世界の大国たちはそれからの脱却を目指し、躍起になっていた。第一次世界大戦の敗戦国となったドイツ第三帝国は多額の賠償金に加えて襲いかかる恐慌に国の存続の危機に陥っていた。援助の約束をしたアメリカは恐慌を理由に賠償金の支援を破棄。フランスは、自らを救うために支払いの延期は認めない姿勢を貫く。 ドイツ第三帝国は自らの存続のために、世界に隠しながら軍備の拡張に奔走することになる。 また、極東の国大日本帝国。関係の悪化の一途を辿る日米関係によって受ける経済的打撃に苦しんでいた。 その解決法として提案された大東亜共栄圏。東南アジア諸国及び中国を含めた大経済圏、生存圏の構築に力を注ごうとしていた。 この小説は、ドイツ第三帝国と大日本帝国の2視点で進んでいく。現代では有り得なかった様々なイフが含まれる。それを楽しんで貰えたらと思う。 またこの小説はいかなる思想を賛美、賞賛するものでは無い。 この小説は現代とは似て非なるもの。登場人物は史実には沿わないので悪しからず… 大日本帝国視点は都合上休止中です。気分により再開するらもしれません。 【重要】 不定期更新。超絶不定期更新です。

日本新世紀ー日本の変革から星間連合の中の地球へー

黄昏人
SF
現在の日本、ある地方大学の大学院生のPCが化けた! あらゆる質問に出してくるとんでもなくスマートで完璧な答え。この化けたPC“マドンナ”を使って、彼、誠司は核融合発電、超バッテリーとモーターによるあらゆるエンジンの電動化への変換、重力エンジン・レールガンの開発・実用化などを通じて日本の経済・政治状況及び国際的な立場を変革していく。 さらに、こうしたさまざまな変革を通じて、日本が主導する地球防衛軍は、巨大な星間帝国の侵略を跳ね返すことに成功する。その結果、地球人類はその星間帝国の圧政にあえいでいた多数の歴史ある星間国家の指導的立場になっていくことになる。 この中で、自らの進化の必要性を悟った人類は、地球連邦を成立させ、知能の向上、他星系への植民を含む地球人類全体の経済の底上げと格差の是正を進める。 さらには、マドンナと誠司を擁する地球連邦は、銀河全体の生物に迫る危機の解明、撃退法の構築、撃退を主導し、銀河のなかに確固たる地位を築いていくことになる。

処理中です...